【ノーホーマー・ノーサヴァイヴ】#3 再放送版(2回目)

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NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
第3部「不滅のニンジャソウル」より:【ノーホーマー・ノーサヴァイヴ】 # 3 / 4
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「スッゾオラー!」ピッチャーヤクザが振りかぶり、投げた。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは打ち返す!角度が足りぬ!「アバーッ!」ライト守備ヤクザの頭部に打球が命中、垂直に上昇する。ホームランならず!ランニングでベースに帰るしかない!ニンジャスレイヤーは既に走り出している。 1
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「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは連続側転で銃弾を躱しながらホームに急ぐ。死亡したライト守備ヤクザをカバーに入ったセンター守備ヤクザがようやく地に落ちたボールを拾い、フォートレスめがけバックホーム投擲した。「ザッケンナコラー!」 2
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一塁を蹴り二塁!「スッゾオラー!」二塁ヤクザがスパイクグローブで殴りかかるのを、ニンジャスレイヤーはフリップジャンプで飛び越し、二塁を踏んで更にロケットスタートした。そして三塁!掴みかかる三塁手を躱す!「「ザッケンナコラー!」」ベンチの控えヤクザがチャカ・ガンを一斉に構える! 3
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「イヤーッ!」走り込むニンジャスレイヤーめがけ、フォートレスが丸太めいたハイキックを繰り出す!「イヤーッ!」前転でこれを回避!潜り抜ける!そこへフォートレスがエルボードロップ!「イヤーッ!」「グワーッ!」ナ……ナムサン! ニンジャスレイヤーの背中に卑劣攻撃が!  4
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「ヌウウーッ!」背中にビッグカラテを受けたニンジャスレイヤーは死力を尽くして再度前転、フォートレスの体の下を逃れ、巨体に抑え込まれる事だけは回避した。そしてホームベースを踏んだ。フォートレスは飛んできたボールをキャッチし、嘲笑った。「グフフ……また点を取られちまった」 5
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ニンジャスレイヤーは淡々とヘルメットを拾い上げ、ボックスに戻った。フォートレスは言った。「もうちょっとボールが戻るのが早けりゃアウトに出来たのによ……残念残念」「ちょっとやめないか」アマクダリ審判が儀礼的にフォートレスに注意した。だがペナルティは無い。「グフフ、スミマセン」 6
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「ハァーッ……ハァーッ」「どうした?棄権するか?エエッ?棄権セプクするかよ?」フォートレスが言った。「心配無用だ」ニンジャスレイヤーは答えた。「試合は続行する。最終的に貴様は殺す」ジゴクめいた視線がかち合う。フォートレスはやや目をそらした。「カラ元気出してろや。そして……」  7
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その時、アナウンスがスタジアムに響き渡った。「ピッチャー、サブスティテュート=サンが復帰しますドスエ」野球ボールを象ったスタジアムカーがマウンドに走ってくる。その上でアグラするサブスティテュートがニンジャスレイヤーを見据えた。フォートレスが嘲笑う。「ここから百倍大変だなァ?」 8
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「ハァーッ……ハァーッ……ハァーッ」ニンジャスレイヤーはバットを構える。フォートレスは目を細める。「グフフ……楽しくやろうや。お前の残り少ない人生だ」「イヤーッ!」スタジアムカーからサブスティテュートが回転ジャンプし、マウンドに着地した。その腕に紫のエンハンス光が宿った!  9
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「サブスティテュート=サン、不慮の事故による負傷の治療を終え、続投ドスエ」合成マイコ音声アナウンスが、ロウソクで不気味に照らし出されたオニタマゴ球場に響き渡った。ニンジャスレイヤーとサブスティテュートは、あらためて睨み合った。  10
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「言っておくが、奴は野球のプロ……」フォートレスがニンジャスレイヤーに囁いた。「敬遠球でおとなしく出塁負けしていりゃあ、奴の本気を引き出しちまう事もなかったんだぜ。後悔しても遅い……グフフ」「成る程。姑息な小細工が通じぬ事を学んだか。何よりだ」ニンジャスレイヤーは低く言った。 11
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フォートレスは話を止めない。「一方俺はスポーツのプロ……ジョックのプロよ。俺は負けた事がねえ。ムカつくナヨ坊はスポーツ権力で必ず叩き潰してきた。わかるか?今の俺は水を得た魚よ。確かに路上でクズにタックルかけて殺すのも面白え……だがスポーツで殺すのは何倍も格別の快楽があるんだ」 12
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ニンジャスレイヤーはもはや無言。フォートレスの挑発をBGMめいて聴き流すのみだ。サブスティテュートが脚を高く上げた。土煙。そしてボールを投げる!BOOOOM!「ヌゥーッ!」キャッチャーミットに衝撃音!フォートレスは1メートル後ろへ滑った!  13
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「ストライク!」アマクダリ審判がジェスチャーして叫んだ。「見えたか?見えねえだろ」サブスティテュートにボールを投げ返しながら、フォートレスがニンジャスレイヤーを見下した。「俺でさえ捉えるのがやっとの球よ……恐ろしい奴だぜ」サブスティテュートは再び脚を高く上げた。そして、投球! 14
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BOOOOM!フォートレスの身体が再び1メートル後退した。「ストライク!」アマクダリ審判がジェスチャーし叫ぶ。「さあ、もう一球でアウトが取られるぜ……」フォートレスが言った。「ちなみにここの審判……今更わかってると思うが、俺らの手下だ。せいぜい贔屓しようのねえプレーで頑張れや」 15
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サブスティテュートの脚が再び上がった。「イヤーッ!」紫のエンハンス光が薄闇に軌跡を描く!BOOOOM!「イヤーッ!」……ガキィン!「ストライ……エッ?」フォートレスのキャッチャーミットにボールは無い。アマクダリ審判が周囲を見渡し、それから天を見上げた。フォートレスは舌打ちした。 16
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ニンジャスレイヤーのスイングは豪速球をバットの端で捉えていた。打球は高く上昇し、聖ラオモトのウキヨエに見下ろされながら、スタジアム後方に落下した。「……ファール」アマクダリ審判がジェスチャーして叫んだ。「シマッテコーゼ!」フォートレスがドスの効いた声を発した。  17
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「イヤーッ!」サブスティテュートが投球!BOOOM!ガキィン!「ストライ……エッ?」アマクダリ審判がボールを探した。やはり頭上!フォートレスは後方スタンドに落ちてゆく打球を見た。それからニンジャスレイヤーを再び見た。フォートレスの眉間にはシリアスな皺が寄っている。「テメェ……」 18
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「実際凄まじい投球だ。しかしながら勝負事には不可解な偶然もまた付き物」ニンジャスレイヤーが淡々と言った。「もう一球投げれば偶然も絶え、ゲームセットできるかも知れん。投げさせてみよ」「……」「尤も、二度ある事は三度四度と続く……そんなコトワザもあるようだが」「テメェーッ……!」 19
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フォートレスの心中に積乱雲めいた疑心が沸き起こる。(((バカな……見えてきたのか?奴の投球が?この短時間で……ありえねえぜ)))彼はニンジャスレイヤーとサブスティテュートを交互に見た。(((いや……ありえねえ。奴は立っているのもやっとだ。痩せ我慢してやがるだけだ)))  20
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「ニンジャ持久力……その作用。ニンジャのオヌシに、敢えて説明するまでもあるまい」ニンジャスレイヤーは低く言った。「私に回復の隙を作るのは下策。遮二無二投げさせるがいい。勝ちを逃さぬように……ここまでヤクザ投手にさせてきたようにな」「……何だと」フォートレスは唾を飲んだ。 21
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(((ハッタリだ……ハッタリに決まってやがる)))フォートレスの眉間を汗が流れ落ちた。(((やつは打ちどおしだ!100点以上もホームランを打ち続けてやがるんだ。エルボードロップも手応えあった!だが……畜生!)))フォートレスは投球を急ぐようサブスティテュートにサインを送った。 22
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これはニンジャのイクサだ。非ニンジャ相手の試合とは違う。ひとたび回復の隙を与えれば、ニンジャのタイプによっては、た易くその持久力を取り戻してしまう可能性すらある。フォートレスはサブスティテュートに急がせる!「イヤーッ!」BOOOOM!ガキィン!「スト……ああ、ファウルです」 23
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