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#チコちゃんに叱られる #歴史を学ぶ姿勢 #誤報か 町田忍氏により湯船の語源が江戸湯船と紹介されていましたが、、、 「湯船」という言葉は、建仁3年(1203年)『東大寺造立供養記』で既に使われているようですね。 pic.twitter.com/70h3CVdIiX
2020-02-14 21:03:24@benriya777 広辞苑に「和名抄14」とあったので、国会図書館デジタルコレクションで確認したところ、和漢船用集(1766)より古い元和3年(1617)の写本で確認できました。万葉仮名だけど。 写本が床本(931-938)に忠実なら、千年以上前には「湯船」という言葉はあったことに。 pic.twitter.com/1qhrRWYa8E
2020-02-15 00:11:20『チコちゃんに叱られる!』で「湯船」というのは江戸時代に風呂を設けた小船を「湯船」と言ったからと言っていましたが、これは間違いです。なぜなら、「ゆぶね」という言葉は、平安時代の『和名類聚抄』にまで遡るからです。
2020-02-15 09:04:54「ふね」には上代から液体などを入れる容器という意味があります。「ゆぶね」は、「湯」とこの意味の「ふね」をくっつけた語でしょう。漢字については、容器の意味でも「船」や「舩」も使ったようなので、江戸時代の「湯船」と関係づける必要はなさそうです。
2020-02-15 19:48:59>RT 「チコちゃん」の放送は見ていませんでしたが、「湯船」が実は平安時代からあるというのは疑いようがないですね。「諸説あると注意書きしてるのでセーフ」という反応もありますが、こういうのは「諸説」では逃げられない。ていうか、「諸説あります」を逃げるために使ってはいかん。
2020-02-15 15:11:06この画像いらないかな、と思いましたが、浴槽の意味の「湯船」が平安・鎌倉の古典にも出てくるということがよく分かると思うので、掲げておきます。右側の『箋注和名抄』の中で「栄花物語」「宇治拾遺物語」などの例に触れられていたので、その左側に原文を貼り付けました。 pic.twitter.com/u4QDVCv9WD
2020-02-15 20:36:34『和名類聚抄』は平安時代の書物ですが、『箋注倭名類聚抄』はその注釈書で江戸時代の書物。鎌倉時代の例がでてくるのはそのためです。「◯」以下の部分が注釈部分です。画像では「箋注『和』名類聚抄』と書いてしまいましたが、正確には「倭」とすべきでした。
2020-02-15 20:43:44