放射線影響量と防護量の違い

影響量の数字で防護量の1mSvに置き換えてはならない
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Y. Nozaki, Prof.(Development Studies): 野崎泰志 @yasushi61

放射線影響量と防護量。日本医学放射線学会が見解表明した(6月2日)。「放射線影響量とは生物学的ないし疫学的な研究に基づいて科学的に解析して得られた線量である。」http://www.radiology.jp/modules/news/article.php?storyid=931

2011-06-11 04:36:40
Y. Nozaki, Prof.(Development Studies): 野崎泰志 @yasushi61

放射線影響量と防護量(2)「一方、放射線防護量とは、防護のための考え方から、基本的には社会的合意の上に定められたものである。」「公衆の被ばく限度は、自然放射線と医療被ばくを除いた被ばく線量が年間1mSvという、自然放射線被ばくを下回るほどのきわめて小さな線量に規定されている。」

2011-06-11 04:39:21
Y. Nozaki, Prof.(Development Studies): 野崎泰志 @yasushi61

放射線影響量と防護量(3)この学会が言っていることは、防護量(公衆1mSv/y)は「影響量とは区別されなければならない。」の1点である。「日本人のがん死が30%に及ぶ現代においては100mSv以下の低線量の影響は実証困難な小さな影響であるといえる。」という100mSvは影響量。

2011-06-11 04:44:07
Y. Nozaki, Prof.(Development Studies): 野崎泰志 @yasushi61

放射線影響量と防護量(4)100mSv以下の低線量の影響は確かに実証困難であるがそれは影響量であるので、「100mSv以下は大丈夫だ」と影響量の数字で防護量の1mSvに置き換えてはならない、と明解に言っている。つまり名指しこそしていないが、山下教授のこれまでの言動を否定している。

2011-06-11 04:49:04
Y. Nozaki, Prof.(Development Studies): 野崎泰志 @yasushi61

放射線影響量と防護量(5)これですっきりした。言い換えると、山下教授は放射線の影響量と防護量の区別を隠して、影響量の下限の100mSvをあたかも防護量であるかのように国民の前に示して「安全だ」という詐欺を働いたのだ。さあ、当該の学会がきちんと説明責任を果たしてくれた。次は告発だ。

2011-06-11 04:55:43
Y. Nozaki, Prof.(Development Studies): 野崎泰志 @yasushi61

放射線影響量と防護量(6)私は東京都民で山下教授の詐欺による直接の被害は受けていないので、福島の方々でどうぞ刑事告発して下さい。フランスではチェルノブイリ事故の際に、ちょうど山下教授の役回りを演じた専門家が被害者団体から告発され今裁判が行われています。子どもの避難が先でしょうが。

2011-06-11 05:11:36
Y. Nozaki, Prof.(Development Studies): 野崎泰志 @yasushi61

放射線影響量と防護量(7)この学会も学校等での20mSvについて、1mSv以下が目標だとしている。10歳以下の子どもは2.32倍も癌リスクが高いとも言っている。また医療被曝、職業被曝、災害被曝の「3種類の被ばく量を相互に比較する意味は少ない。」内部被曝は「今後の結果に留意」と。

2011-06-11 05:24:12