観劇報告書Selection⑧【演り人知らズ(どうせなにもみえない、煙草とguyについて)】

さぁ今回はギャラリーなんです。ギャラリーで演劇です。良いじゃないですか、たまにはこういうのも。ところで、ココ元はなんだったけなぁ?確か酒屋の卸しやってた店舗の改造かなんかだっけなぁ…?。最近はこういう劇場劇場してない場所で気軽にってのが多くなりましたね、この演劇という世界も。あーこれ写真撮ってくりゃ良かったですねぇ。

高層ビル立ち並ぶせわしない名古屋駅前も一歩裏か中あたりに入るとこういう、レトロっぽいのどかな景色があるんですよねぇ。落ち着く。

☆出演者
★先生…松竹亭ごみ箱
★学生…吉川なの葉
(敬称、所属団体名は略してあります)

学生は溜め込んだ感情が一気にってとこで怒った時のハリネズミみたいだなぁ〜感じでしたな。ハリネズミ飼ったことないけど、時おり急にトゲトゲしくというかなんというか。一方先生は最初は先生、次に彼氏、最後は男性の内面そのものというか下手すりゃその本性あたりを現したって感じの変貌ぶりでしたな、あれは観ていて怖かったなぁー。

直接には授業か補講かなんかで、うたた寝ばかりの大学生の女子とそれを呆れながら眺める男性教授のやり取りが主ですな。ただここに本来絡むはずだった女子の彼氏がいないことから、その彼氏との話になり、そこからサークルの飲み会の話になり、彼氏とのセックスの話に発展し、やがて話は現代の男とは女とはみたいな内容に繋がっていくのですな。

要は男性がどっちかといえば自分で動かざるを得ない能動的な状況におかれやすい、女性は自分の意志とは関係なく周りの影響を受ける受動的な状況におかれやすい社会だよって感じの話なんです、捉えた内容の限りでは。

つまり、早い話が時代が移り変わっても、男の女に対する考え方、反対に女の男に対する考え方の根っこみたいのは、あんま今も変わってないじゃないか!?みたいな感じなんですよねぇ、良くも悪くもというか、むしろ悪い意味でね。

まぁ、確かにそれはそういう面も無きにしもあらずではありますけどね。男としてはキッツいなぁ…もっとも女の人でもしんどいかもしれないですが、感覚的になんて言うんですかね…そこを突くかっ!みたいなね。

ただですねぇ…その先がどうもよーわからんのです。捉えきれてないんです。んでそれをどう思うのだ!?みたいな?。そこなんですよねぇ、問題は。

一応、観た限りでの印象を言ってしまうと、半分なんとも出来ないことへの苛立ちに近い怒りと半分自然とそれに乗っかっちゃってることへの諦めみたいなのが混ぜ混ぜしてるって感じではあるんですよねぇ、半ばため息混じりで。要は荒れるしかないってことかなぁ…?この演目の様に。

なんかバラバラな文面になっちゃいましたねぇ…。

あとは以下印象に残った件をまとめました。あっワタクシの解釈も少し入ってます。あーあと、内容がそこそこ過激なんです、この演目。なので人によってはちょっと不快かもしんないですね、まぁまぁ、そういう作品なんで、お察し下さいな(^)

①40秒…この40秒の間に性暴力やら自殺やら起きている現実があるという話。この他にもいくつか提示されたが、上記2つは全くと言っていいほど考えてなかった。ショッキング。死ぬのは首吊り自殺と男性が多いらしい、やっばっ!

②学生の呑み会…呑み会において当該女性が呑めないと言ってもまぁまぁって感じで容赦なく呑まされることが多いって話。そこに自分の意志は関係ない。たぁーんとお呑みっは名言、ブロイラーか笑。

③アダルトビデオ…首絞め、アオ○ン、未成年、潮吹き…どれもAVの演出にすぎないなのだが、女性はそれが一番キモチいいもんだと誤解してしまっている男性が多いという話。つまり劇中で言うところのフィクションがノンフィクションになってしまった瞬間。ドキッ!Σ(´∀｀；)

④結婚…男性は結婚しても専業主夫になるのは世間の目もありムズいが、女性はいざとなれば逃げの手段として専業主婦になれる率が高い。ただなりたくないけど、そうせざるを得なかった人も少なくないと思うんだが…。

⑤女性のお口に🎤突っ込む件…女は基本黙ってろという男系社会の圧力とも単なる強制されるフェ○チオとも。観ればわかる、それ以外何があるというのか!?

⑥首絞めセックス…一歩間違えると強姦殺人なのだが、絞められたか?絞めたか?で大きく取り方は変わる。究極の快楽の果てか…?。

⑦赤旗と白旗…赤上げて♪のアレだが、お茶碗の件は茶碗が右手、お箸が左手だが、鉛筆✐持つのは右手だったという昔の常識なんざもうとっくに崩れてる…ってことか…。

⑧男性器と女性器…能動的と受動的の象徴。題名の煙草は一応ここで出てくるのですが…それって精子出したあとのカイカンって意味?

☆出演者
★なっちゃん…な花
★たばちゃん…山崎双葉
★しおちゃん…松浦汐音(七星束子)
(敬称、所属団体名は略してあります)

前回の2人→3人にするとこうも見方が変わるかって感じでした、ちょっと驚き。

ところで役名ってこんな感じだったかなぁ…?

あっちなみにですね、観るのは実は2回目なのです。

内容は大人になった（いや、なる寸前なのかも）の二人の女子が小学校時分あたりを回想する話（だと思います）