クライブ・ウィン博士のセミナー「犬はなぜあなたを愛してくれるのか（ヒトと動物の絆）」

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さてセミナー始まりました。「犬はなぜあなたを愛してくれるのか」。科学者のセミナーとしてはちょっと異色のテーマです。そもそも愛とはなんでしょう？

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麻布獣医大の研究に見る、愛の定義。

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ストレスホルモン、コルチゾールを計測するアプローチ。愛があればストレスは低減するはず。

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犬のストレスを科学する。シェルターの犬のストレス研究。

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2日ごとに45分間人から撫でられていると、収容犬のストレスは低減した。

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動物病院での採血。二回目以降でストレスは低減。

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ヒトのストレスは犬と関わる事で低減するのか。

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フランスで自閉症の子供に4週間犬と暮らさせる実験。結果、日々ストレスレベルは低下して行った。

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ヒトと犬は共にいることでお互いにストレスレベルが低下する。

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アメリカでの調査で(犬を飼っている)五歳の子供達が一番最初に大切な話をする相手を調べたら、42%が犬と答えた。

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クライブ・ウィン博士のセミナー、本日のテーマは「絆」への科学的なアプローチ。

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麻布獣医大での研究テーマ、アイコンタクトと愛との関連。

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オーストラリアのアボリジニは見つめあって話をする文化が一般的ではない。

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クライブ博士の経験。幼い頃に犬を凝視して、恐れさせてしまったことがある。

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ヒトとイヌが見つめ合う事の意味を探る実験。

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2分間5回フードを用いてアイコンタクトを強化したのち、2分間フードを与えないでアイコンタクトの回数を測る実験。

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今度は、他人を見たらフードを与えて強化する。結果は自身を見ることと同じような結果。

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さらにぬいぐるみを見たらフードを与えてみると、これも同じような結果になる。

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学習によるアイコンタクト、同様な実験をオオカミにするとどうなるのか。

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ブタペストのアダムミクロシによる実験。子オオカミを飼育しアイコンタクトを調べる。

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オオカミよりイヌの方が人とのアイコンタクトを好む。これは遺伝子に組み込まれているのではないか。

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しかしクライブ博士が自らウルフパークで出会ったオオカミたちはしばしばアイコンタクトを好んだ。

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鴨の刷り込みで有名なノーベル賞学者コンラッド・ロレンツの流れを汲むエリック・クリングハマー博士がウルフパークの創設者。

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イヌがヒトについてくるのは、初期にヒトを見ていたからではないか。

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そしてオオカミでさえ、ヒトへの刷り込みかなされるのでないか、というのがウルフパークの研究テーマ。