イギリス初の女性議員に仕えたメイドの回想録

百年前新聞 @100nen_

速報◆24日、イギリス初の女性議員、ナンシー・アスター(40)が議会ではじめて発言。18歳未満へのアルコール販売の規制を提案した。しかし、議会で女性が発言したということで、周囲の男性議員らが野次を飛ばし、収拾がつかなくなる。 ＝百年前新聞社 (1920/02/24) 関連記事： twitter.com/100nen_/status…

百年前新聞 @100nen_

速報◆28日、イギリスの下院選挙で、初の女性議員、ナンシー・アスター(40)＝写真＝が誕生する。下院議員の夫が爵位を得て上院議員となったため、その空席に立候補して当選。しかし、唯一の女性議員という立場から風当たりは強く、なかには会話すら拒む男性議員もいる。 ＝百年前新聞社 (1919/11/28) pic.twitter.com/yxrIa3XDio

2019-11-28 20:00:56

225 @2F5_2F5

このナンシー・アスターに仕えたメイドの回想録「おだまり、ローズ　子爵夫人付きメイドの回想」(ロジーナ・ハリソン)、めちゃくちゃ面白いからおすすめだよ！ローズがなんとも図太くてへこたれなくて良いし、アスター夫人との信頼関係にもぐっとくる hakusuisha.co.jp/smp/book/b2060…

池田標準 @standard_ikeda

『おだまりローズ』はメイドの回顧録なのでロンドン風俗描写が秀逸です。「百貨店といえば××より○○で、○○で買い物をするのがあの時代の貴族のステータス」などという細かい固有名詞と当時の時勢など。プリンセスプリンシパルファンは絶好の資料です。

久我真樹 @kuga_spqr

ローズが働いた、アスター家のお屋敷。 twitter.com/kuga_spqr/stat…

久我真樹 @kuga_spqr

今日が今回最後の屋敷訪問。侍女ローズや執事エドウィン・リーが仕えたアスター家の屋敷クリブデン。 今はホテルとして利用され、メーガン妃が挙式前に宿泊。 pic.twitter.com/n7UtnG5PrQ

2019-07-18 19:17:07

久我真樹 @kuga_spqr

アスター子爵夫人とローズの関係で個人的に一番面白いのは、周囲を潰すコミュニケーションをしてくる夫人から、プロとしての矜持や経験を否定されて自信を失ったローズが、相手に左右されるのではなく、自分にフォーカスする形で自信を取り戻し、対等になっていく・反撃していく自己考察の一文ですね。

久我真樹 @kuga_spqr

さらに、同僚の執事エドウィン・リーがあとでその話を知って、「自分ならば手助けできた」と言ったこと（記憶が正しければ）。 本当に、アスター子爵夫人は仕えるには難しすぎる人で、ローズが対等になっていくプロセスは、あまり類を見ないものです。だからこそ、続いた関係ですね。

久我真樹 @kuga_spqr

感想を書いていたので。日本版が出る前に、『英国メイドの世界』で参考文献にした一冊です。 spqr.sakura.ne.jp/wp/archives/17… pic.twitter.com/6ABsKEJySR

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久我真樹 @kuga_spqr

ローズの紹介で生まれた同僚の男性使用人・執事たちの話も美しいものでした。こちらも感想を書いていたので。 「一緒に働きたい」と思えた執事エドウィン・リーがメインでありつつ、魅力的な使用人が大勢います。 『わたしはこうして執事になった』 spqr.sakura.ne.jp/wp/archives/17… pic.twitter.com/iEexRJELea

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久我真樹 @kuga_spqr

本当に、アスター子爵夫人は仕える相手としては最悪の部類です。でも、憎めない。魅力がある。 使用人たちが自身の仕事を語る中で、主人一家との絆も語られていく、とても貴重な資料です。