編集部イチオシ

斎藤道三は、当時から「美濃のマムシ」と言われていたわけではない〜命名者は有名なあの人、最初の「マムシ」はあの武将?

ここまでキャッチフレーズが浸透したら、命名者も命名者冥利に尽きるでしょうね。「イメージを作った人」の功績も大きいと思いますが、本人が喜ぶかどうか。
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戦国時代の個性的な人物を偏見で紹介 @zh2wltGC3jMNOdf

【斎藤道三】「美濃の蝮」。下克上の典型とされるが、油売りの話などの前半生は、父・新左衛門の事績とされる。主君・土岐頼芸を追い出して美濃国を奪うと、対立する織田信秀と和睦し、娘・帰蝶を信長に嫁がせた。最期は子・義龍に討たれた。『#麒麟がくる#本木雅弘 #戦国 pic.twitter.com/k9pcHD6AMI

2020-02-24 22:10:15
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まとめ管理人 @1059kanri

まあ作り話といえば、一番衝撃的だったのは、斎藤道三の呼び名”美濃の蝮”が、山岡荘八先生の創作らしいという話だなあw今やほとんどの戦国小説その他で斎藤道三はマムシ呼ばわり。凄い

2013-01-09 19:20:08
まとめ管理人 @1059kanri

ちなみに道三の「美濃のマムシ」という異名はほぼ、小説家・山岡荘八の創作と言い切って良いです。戦国期は勿論、江戸期にもそんな呼ばれ方はしていませんね。 twitter.com/nhk_kirin/stat…

2019-12-25 22:24:50
めごた @sugarplum_gummy

>RT 人生初歴史小説が母から借りた山岡荘八の『織田信長』だったので「斎藤道三=美濃のマムシ」が刷り込まれてたけど、そうだったのか。当然母も小説読んでたからマムシで通じたし、とっくの昔から一般的なイメージなんだろうけど、歴史小説家と物語の力って改めて凄いな。

2019-12-26 11:17:22
さぬきのとねり @sanukinotoneri

木下聡『斎藤氏四代』(ミネルヴァ書房)によると、斎藤道三を「マムシ」と呼んだ最も古い例は坂口安吾『信長』だという。江戸時代の軍記どころか、まさかの戦後に驚き。

2020-02-25 01:21:12
bookroad @bookroad1

@1059kanri 新情報が入ってまいりました 木下聡『斎藤氏四代』(ミネルヴァ書房)からの引用ということだそうですね twitter.com/sanukinotoneri…

2020-02-27 08:41:19
まとめ管理人 @1059kanri

@bookroad1 ありがとうございます。ただ坂口安吾の『信長』で「マムシ」と表現されているのは松永久秀では…

2020-02-27 10:52:49
INVISIBLE DOJO @mdojo1

@1059kanri @sanukinotoneri 両氏のツイートと、ついでにm-dojo.hatenadiary.com/entry/2019/05/… のリンク集を。歴史上の人物の「語られ方の歴史・変遷」をもっと興味持って調べようず!! / “斎藤道三の異名「美濃のマムシ」は”昭和になってから”呼ばれたらしい - INVISIBLE D. ーQUIE…” htn.to/ktqG6esGWA

2020-02-27 10:05:40
リンク INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE- 斎藤道三の異名「美濃のマムシ」は”昭和になってから”呼ばれたらしい - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE- ちなみに道三の「美濃のマムシ」という異名はほぼ、小説家・山岡荘八の創作と言い切って良いです。戦国期は勿論、江戸期にもそんな呼ばれ方はしていませんね。 https://t.co/2mq4O7YaDE— まとめ管理人 (@1059kanri) December 25, 2019 …という論があって、そもそも「当時は言われていない」だけでとても重要なのだけど、 その後にこんなツイートも木下聡『斎藤氏四代』(ミネルヴァ書房)によると、斎藤道三を「マムシ」と呼んだ最も古い例は坂口安吾『信長』だという。江戸時代の軍記 3 users
bookroad @bookroad1

@1059kanri 長編「信長」の4年前に書かれた短編「織田信長」ではそうだと確認できるんですけどね。 aozora.gr.jp/cards/001095/f… 先程のツイートをされた方によると、そこからのブラッシュアップ? もとの「斎藤氏四代」を読めば詳しくかいてあるんでしょうけど twitter.com/sanukinotoneri…

2020-02-27 10:58:54
さぬきのとねり @sanukinotoneri

補足。木下氏によれば、当初は松永久秀を「老蝮」と呼び、キャラが似ているので道三も同じように呼んだ→司馬遼太郎『国盗り物語』でも使われたことで一気に広まった、という流れを想定できると。またシバリョーか。

2020-02-27 10:39:18
リンク www.aozora.gr.jp 坂口安吾 織田信長 5 users
さぬきのとねり @sanukinotoneri

補足。木下氏によれば、当初は松永久秀を「老蝮」と呼び、キャラが似ているので道三も同じように呼んだ→司馬遼太郎『国盗り物語』でも使われたことで一気に広まった、という流れを想定できると。またシバリョーか。

2020-02-27 10:39:18
まとめ管理人 @1059kanri

うん、とりあえず青空文庫のものを調べたのみですが、坂口安吾が『信長』の中で「マムシ」と表現しているのは松永久秀ですね。道三を「マムシ」と呼んでいる版も有るのかな? aozora.gr.jp/cards/001095/f… pic.twitter.com/fBd9HypvOv

2020-02-27 11:00:17
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まとめ管理人 @1059kanri

@bookroad1 なるほど、坂口安吾が道三をマムシと呼んだ、というよりは、他の作家がこれを改変流用した感じですか。

2020-02-27 11:02:43
さぬきのとねり @sanukinotoneri

@bookroad1 @1059kanri 現物では確認していませんが、Googleで読める冒頭部分には、「マムシ」「美濃の古蝮」とあるようですよ books.google.co.jp/books?id=zt6GD…

2020-02-27 11:05:41
リンク Google Books 信長 時代に理解されぬまま時代を征服した織田信長。大人の賢しらさを憎み、悪評を物ともせず、合理主義に徹した少年が、長じて東の大国・今川を迎え撃つにいたる27歳までを描く。戦後7年を経た1952年に夕刊紙「新大阪」に連載した歴史長篇。
まとめ管理人 @1059kanri

@sanukinotoneri @bookroad1 ありがとうございます。なるほど、長編の方かー

2020-02-27 11:10:32
bookroad @bookroad1

@1059kanri @sanukinotoneri 大河ドラマ「麒麟がくる」で松永久秀が「わしは道三殿を尊敬している!」とかいうのは、このへんを膨らませたんですかねー(すごいな)

2020-02-27 11:19:55
まとめ管理人 @1059kanri

坂口安吾の「信長」が書かれたのが1952~53年、山岡荘八の『織田信長』が1955~60年。確かに坂口安吾から道三のマムシ呼びが始まったと見て良さそうです。

2020-02-27 11:23:14
まとめ管理人 @1059kanri

道三のマムシ呼びが広まっていく過程は、坂口安吾→山岡荘八→司馬遼太郎、という流れに成るのかな。そして松永久秀が(世間的に)「マムシに成りそこねた男」だった。幸か不幸かw

2020-02-27 11:28:33
bookroad @bookroad1

@1059kanri けっこう、ほんの少しの差ですね。だれかが思いついた「異名」を借りちゃうとしたら、結構大胆でギリギリな気もするし、よくあること、ともいえるかなあ(「鉄人」衣笠とか「悪太郎」堀内とか、パクリとかいいだしたらキリないし)…。でも、どこかに第三の、元の出典は本当にないのだろうか。

2020-02-27 11:29:26
はやぶさマン @big_falco

松永弾正が老蝮で道三が蝮なの面白いな

2020-02-27 16:31:05
国家鮟鱇 @tonmanaangler

『信長』は青空文庫に無いな。『織田信長』の方には「老蝮」とあるけど、これは松永久秀。道三が主人公の『梟雄』には書いてない。久秀をマムシと呼ぶのはどこかで見たような記憶があるけどマムシと言えば圧倒的に道三。なんでだろう?

2020-02-27 00:30:45