観劇報告書Selection⑪【演劇組織KIMYO】

今回はハンザキという作品になります。一応、再演ですね。
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MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【これからこれ観ます!😆】 ★ハンザキ(演劇組織KIMYO) コロナウイルスで会社からも不要不急の外出は…とかお小言いっぱいもらったけど、こればっかは不要不急じゃないんで!!!!🙏 #前も観てるけどせめてこれだけは #朝っぱらからコレ #コロナウイルス除霊希望 #正体不明な観劇レポ #ただいま待機中 pic.twitter.com/iJrQWCuj7X

2020-03-01 10:23:06
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コロナウイルスで自粛ムードのこんな時だからこそ観とかないと後悔しそうな気がしたもんで笑。

話の大まかな内容としては、戦争利用ばかりされることに嫌気がさした3匹の妖怪が人里離れた山奥のある村に隠れるも、結果的には太平洋戦争の激化に伴い他の軍人や村人と共に否応なく戦火に巻き込まれていくという話です。

でその逃げる道中というか正確に言うと、山に隠れる最中に一匹の妖怪が赤ん坊を拾うのですね。

MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【観てきました!😆】 【ハンザキ】 あれ?前観たけど、話の内容ってちょっと変わってる?それとも単なる見落としなのか、忘れてるだけなのか?、だいぶ印象変わってるぞぉ…。もうちょい妖怪バーン!!戦争ババーン!!って記憶だったけどなぁ、今回は妖怪のみならず→#正体不明な観劇レポ pic.twitter.com/wLvn5DpVoy

2020-03-01 13:46:20
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MO-RI-Y /正体不明なお客様 @0227MORIY

【観てきました!😆】 【ハンザキ】 →人間それぞれにも重きというかドラマを持たせた何気に感動出来る内容でしたね。またダンスシーンも気のせいか増えてたっぽいのでそこも併せて楽しめました。そこそここの団体の公演観てるけどやっぱカッコいいですねぇ。朝から元気もらったわ。#正体不明な観劇レポ pic.twitter.com/Vq74jflmxg

2020-03-01 13:46:30
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まぁ、前はどっちか言うと災いなるものの矛先妖怪一辺倒だった気がするんです、それはあくまでもこちらの印象だけの話なのですが。今回はどっちか言うと妖怪含めて「誰それが」という特定個人ではなくて、村人、軍人、妖怪、国家とグルグルっと1巡か2巡くらい駆け廻ったあと、結果的に銃を手に取りそれを向けた人そのもの、もっと言えば銃というモノそのもの災いというものが向けられていた気がします。

そう言っちゃうとなんだか妖刀ムラマサあたりみたいですな笑。持った人が呪われるみたいな?笑。でも、戦争ってある意味憎しみという呪いにみんながみんな元々の原因なんぞ忘れてまって、取り憑かれてると言えば、まぁそうなんで。あとは劇中じゃないですけど、兵器持たせた人ってのは、妖怪くらい怖い存在に変えてしまうってのもそこで強調されてるなぁって気がしたんですよ。

その上で劇中の「トモダチ」って言葉じゃないですけど、そもそも、そうならないにはどうしたら良いのか?どうしたらみんな幸せになれるのか?ということがパラレル的に描かれていた気がします。

ちなみに場面的に好きなのは、銃やら爆弾やらバンバン落ちてきて絶対ヤベーし、もはやみんな死ぬしかみたいな惨劇しかこの後は思い浮かばないんだけど、そのまま、なし崩し的にみんな殺されるんじゃなく、時を巻き戻してでも出来るだけ生き残らせようと、なんとか誰かが哀しむ要素を減らそうとしたところ。

まぁその方法ってのが仮面ライダー龍騎みたくタイムベントあたりで時間巻き戻してなんだけど、現実ではまずあり得ないし、はっきり言ってインチキなんですが、それでも嬉しかったなぁ…生きるって大切だし、笑い合えるって大事。現実世界もエラいことになる前にみんながその過ちに気づく…そんな優しい世界であって欲しいものです。

ダンスシーンはTLの動画で何度も見返したのでわかっていたのですが(←それが観劇の決め手になった)後半増えてた気がします。あとはダンスといえば傘ね、特に照明に照らされてその傘の模様が浮かび上がるあの場面ね、あれは美しかったなぁ…。

さてさて、登場キャラの話しましょうか。なんか、前回以上に存在感マシマシなキャラ多かったなぁ、特に人間側。まっただ、人数多いんでそこはザックリと。(※敬称と所属団体名は略してます)

山彦(演:野田雄大)…人間であろうが、妖怪であろうが何ごとも直球なのがたぶんこのキャラ最大の魅力かと、ただなかなか相手に上手く届かないけどね…全く素直じゃないなぁ…。
新平(演:藤原孝喜)…普通の子供が国粋主義的な考えに徐々に染まっていくとこが最も怖い。彼はまさにその象徴かと。
ほこら(演:嶋崎友莉亜)ツンデレキャラ。小学校高学年の女子ってあんな感じだったよなぁ、ちょっとお姉さんしてるっていうか背伸びしてるというか。愛らしい。
剛吉(演:中江正成)…撃ち殺されすぎ…ポンコツか笑。でも戦争って彼の様な平凡そうな人が怖いということも口に出せずに駆り出されてたんだよなぁ…観ていて切ない。
凪子(演:水野奈月)小さい子供が大人を見る目という意味では際立ってたキャラ。全部が全部大人の言いなりかと思いきやそうでもないとこが何気に良かったりする、清純派っぽい。
弁野(演:内山ネコ)…弁野ってこんなキモキャラだったっけ…?もろ粘着やん、いや以前はもう少し堅物だったような…?何があった?無類の小悪党ぶりが褒め言葉としてウザい。ろくでもない大人その①。

宇賀(演:金澤亜矢)…口やかましい上に、人を売るとかやることがクソすぎたキャラ。戦争というのはどんどん人の心をも貧しくするというが、彼女はまさにその代表格なのかも?。ろくでもない大人その②。
老塚(演:山本一樹)…役場の人。最後までろくな目に合ってなかった気がする。災難な大人その①。
源八(演:宮谷達也)…歳食っても口だけは達者というご老体。老塚との凸凹コンビぶりが楽しい。災難な大人その②。

この3人衆はよく覚えていて、やっぱ今回も十二分に存在感ありましたね。

鵺(演:元山未奈美)…姉御肌というよりもむしろ母性という側面の方が前回以上に強かった気がする。
件(演:名古屋山三郎)…改めて見返すとある意味、不思議ちゃんって感じがしなくもないなぁ…。フワフワしてるというか?、夢遊病というか?。
縊鬼(演:長江峰和)…どっちか言うと我が道というか下手するとどこ行ったかすらわからないって感じの上2人の抑え役って感じ。また、相手に取り憑く技は逃れられないという意味で恐らく最強かと、ガクガクブルブル
(※なお、読みは順に 鵺=ぬえ、件=くだん、縊鬼=いつき)

このくらいで終わります!。またいつかどこかの劇場でお会いしましょう!(`・ω・´)ゞ