「少子化担当大臣」は少子化を行う大臣みたいだ

飯間浩明 @IIMA_Hiroaki

「連続殺人事件」を略して「連続殺人」とすると、まったく反対の文意になる場合もある、という例です。本当は事件に挑戦する探偵のはずが……。 pic.twitter.com/dA1VUUFdyM

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飯間浩明 @IIMA_Hiroaki

「連続殺人（事件）に挑む」の類例として、「拉致（問題）担当大臣」「ウイルス（対策）ソフト」「（法学部で）法（の精神）に触れてみよう」などをお寄せいただきました。まさしく同様のパターンですね。自分が文章を書くときにも注意したいところです。

makiray @MakirayAxt

@IIMA_Hiroaki 「カスタマーサービス」を「カスタマー」と省略しているのを聞いたことがあります。「機械が故障したからカスタマーに電話」で、えぇ…と思いました。

飯間浩明 @IIMA_Hiroaki

「カスタマーサービス」を略して「カスタマー」（つまり「お客様」）と言うのはおもしろいですね。もしかすると、「お客様窓口」を略して「機械が故障したから『お客様』に問い合わせてみよう」という言い方も、探せばあるでしょうか。@MakirayAxt: 「カスタマーサービス」を「カスタマ…

飯間浩明 @IIMA_Hiroaki

「少子化担当大臣」は少子化を行う大臣みたいだとネットに声あり。ここで殺人に挑む探偵になってしまった広告コピーをご覧ください。 twitter.com/iima_hiroaki/s…

飯間浩明 @IIMA_Hiroaki

首相官邸のウェブサイトによると、「少子化担当大臣」という職名があるわけではなく、職務のひとつに「少子化対策」があるんですね。まあみんな「少子化担当大臣」で十分分かるのでそう言っているわけです。

飯間浩明 @IIMA_Hiroaki

「対策」は不思議なことばで、「防犯対策」も「犯罪対策」も両方あります。「健康対策」も「病気対策」も普通に使われます。これは、「対策」自体にはとどめる意味も推進する意味も入っていないからなんでしょうね。