Women's Time:古いフェミニズムと新しいフェミニズム
事実判断と価値判断の境界線の問題ですね。そのナイーブな境界線に鈍感な人がフェミを語ると疑わしくなりますよね。RT @kuribom だから説明したり声を上げてもらえたりすると聞きたくなるのだが、それが社会のべき論に早々に変わってくるときに、違和感が出てくるのよね。
2011-06-11 11:30:40フェミ論が一般的に胡散臭く思われる要因の一つとしては、女性の多様性や古典的価値観からの解放を叫んでおきながら、女性ならばこういう風に感じるべきだというような主張に聞こえ自らの主張、女性の多様性や逆立ちした形而上学に見えて、自己矛盾しているように聞こえるからだろう。
2011-06-11 11:39:33もちろん、そういうフェミ論者もいるし、極論的な発言をする人もいる、しかし、そういう一部の人たちを取り上げて、だからフェミ論は胡散臭いとなるのも、そもそも過度の一般化。別にGilman のような「過激」フェミがフェミ論のスタンダードでもないのだし。
2011-06-11 11:42:23それはかなり古典的なマルクス主義的フェミニズムですよね、最近は女性同士の搾取、白人女性の各人女性への搾取など問題になっていますよ。 RT @mellontolisp 性的搾取をする絶対的悪男と、搾取され、抑圧される不遇の女性という立場でしか書かれてないとかいうと
2011-06-11 11:43:55例えば先ほども上げたGilmanのような単純な男性と女性の階級闘争的にフェミ論を考える人って50年くらい前のフェミ論なのだけど、どうもそういうフェミ論がわかりやすいせいかそれがスタンダードだと誤解している人は非常に多い。
2011-06-11 11:51:09例えばCollinsは古典的フェミニズム=白人の中産階級以上の女性を特権的に問題にしているフェミニズムに対してサイードを引用しながら批判している。白人女性は女性という立場で被害者であることを強調するが、人種という点で黒人やアジア系女性を抑圧っしている場合があるではないかと。
2011-06-11 11:54:08そもそも、世界で最初のフェミニスト、Harriet Martineauは、別に女性性と男性性の階級闘争などと単純な構図で考えてはいなかった。性奴隷という言葉を初めて使ったのは彼女だけど、Martineauはフェミの問題を考える場合も性別だけではなく多面的に考えるべきと説いていた。
2011-06-11 12:01:01彼女は奴隷には3種類あって、制度的奴隷(当時の米国のような)、性奴隷、そして経済的奴隷ということをマルクス以前に語っていた。だけど彼女の著作はフェミの間でもほとんど読まれていない、特に日本のフェミ論で彼女に言及していた著作はほとんど記憶にない。、
2011-06-11 12:03:01それで今Deeganあたりが彼女の業績の再評価をしようとしている、SmithやCollinsのような視点を彼女は持っていたので、ただそこには論争があって、Deegan, Feganあたりは再評価しているのだけれど、Hamiltonはそれに反対していて、ひそかに論争になっている。
2011-06-11 12:06:43フェミ批判するんだったら、当然この辺くらいは読んでおくのがマナーでしょう、と私は思うのだけど。マルクス主義同様に原著が読まれていないのにイメージだけで批判されている場合が多い気がする。
2011-06-11 12:10:23そうですね、逆に言えば、変質したものをさらに変質させて曖昧にしてしまうという戦略が考えられますよね。RT @megumeru 変質を変えることはできないので、どうするかは大きな課題ですね。
2011-06-11 12:11:11まさに。それは私も感じています。RT @mellontolisp ファミ批判してるつもりが、フェミを理解してない人が語るふぇみを批判してたと 現在 お気に入り 返信 削除
2011-06-11 12:12:37直接その集団的意識に働きかけるのではなくて例えば経済状況や労働から変える方法があります。RT @kuribom 個々の差別意識が多く集まると社会構造として実体化し、それにより選択肢や拒否の自由が奪われることが問題だけど、だからここの意識を直接変えていこうなんてのはさすがに暴論
2011-06-11 12:15:28ええ、そうなんですよね。本質などどこにもないのですけどね。RT @megumeru 変質過程で悪質な政策を生んじゃうようなところや、それを本質と思うのが困りものですがね・・・。
2011-06-11 12:16:05そういった流れはどんどん起きて欲しいですね。変えられる人たちによって。 RT @yutakioka: 直接その集団的意識に働きかけるのではなくて例えば経済状況や労働から変える方法があります。RT @kuribom 個々の差別意識が多く集まると社会構造として実体化し、それにより選択
2011-06-11 12:19:04RT @jotun82: 合理的に「男女平等」を主張するための戦略は限られてる気がしますな。例えば 1.(雇用機会等の)完全な男女平等 2.生物学的違い(出産、体力的に男性に劣る?)を考慮した男女平等 3.社会的役割の違い(これは曲者だが。穏当なのは育児おける相対的重要性とか?)を考慮した男女平等 とか?
2011-06-11 12:19:20@yutakioka 大学の女性学の授業でも教授が「女性の差別だけを問題にするのではなくて、あらゆる差別の問題に応用できる出発点として女性が受けてきた差別を研究する」と聞きました。その差別の中には男女共の頭の中にある「女はこうあるべき・男はこうあるべき」というバイアスも含むと。
2011-06-11 12:21:34RT @tomonorikiyota: 「エリート女性がどれほど輝いてみせても、普通の女性の明日を照らさない。それは「自分たちの不運と能力のなさを強調」し、自己評価を低下させ、抑圧をさらに重くするだけだ。普通の女の人が輝くことがだいじなのだ」(若桑みどり『御姫さまとジェンダー』)。聞いたか! 猪口邦子、片山さつき!
2011-06-11 12:22:14RT @tomonorikiyota: 「イケメン男性がどれほど輝いてみせても、キモメン男性の明日を照らさない。それは「自分たちの不運と醜さを強調」し、自己評価を低下させ、抑圧をさらに重くするだけだ。キモメン男性が輝くことがだいじなのだ」(若桑先生をもじって、俺)
2011-06-11 12:22:16