超突発胡乱Twitter連載SS~魔乳の射手~

藍の木枯らしに染まる空。その下に一つの柔肌の星。桜色の月は何を映し出すか。これはどこかの世にあるかもしれない、一つの話でしかない。
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サったん @Lady_of_myLoad

冷たい風。寂しい風だ。乾いている。空っ風が吹きすさぶのはビルの上で、キュオンという音が耳元で疾く賭けていく。肌寒い。普通は着込んでいても長いする場所では無い。だがしかし、その屋上の縁に腰を下ろし、眼下に広がる人の営みを眺めている者が、今宵の夜空には存在する。

2019-10-26 15:18:29
サったん @Lady_of_myLoad

女だ。ひと結びにした髪と、同じ色をした黒いマフラーが靡き、耳が表れる。とても赤い。長くこの寒い場所に佇んでいたことを示している。しかし、彼女は寒さに堪える様子はなく、ただ冷静に、胸の空気を練り上げていた。長い吸入、短い吐息。独特の呼吸を淡々と、延々と続けていた。

2019-10-26 15:18:30
サったん @Lady_of_myLoad

胸が盛り上がる。そして収まる。また盛り上がる。また収まる。体に入り込む空気で身体が膨らむ、生き物にとっては当たり前の運動。それ故に、呼吸がもたらす力は侮れるものではなく、技術を使えば呼吸一つで疲労負傷を癒すことも可能だ。彼女の行う呼吸は精神統一の一環だ。より確実に、より平穏に。

2019-10-26 15:18:30
サったん @Lady_of_myLoad

もう一つ、彼女の呼吸には目的があった。彼女の胸元を見ると、いつしか収縮を行わなくなった。彼女の胸は、分厚いコートに覆われていようと外目で平均を上回るほど実った乳房であることがわかる。だが、彼女の胸は異様に膨らんでいた。少しずつ、少しずつ。最小限の萎みと、最大限の膨らみを維持して。

2019-10-26 15:18:30
サったん @Lady_of_myLoad

もうしばらく時間が経つ。1時間程か。コートを持ち上げた彼女の胸は、これ以上の膨張を行わなくなった。いつの間にか呼吸の形式は変化しており、これ以下の大きさにしないよう、留めておくためのような息遣いだ。呼吸は安定し、ゆっくりと身体を動かし始めた。立ち上がり、屋上を数回周った。

2019-10-26 15:18:30
サったん @Lady_of_myLoad

問題ない。呼吸を留めての移動できるまでの馴染んだ。胸の大きさは通常時の1.35倍程。最適だ。彼女は最初のビル縁に戻り、置かれていた荷物のジッパーを開ける。物々しい重量感のある音を立てながら組み上げらたそれは、狙撃銃のユニットだった。

2019-10-26 15:18:30
サったん @Lady_of_myLoad

これらもまた異様だった。形状は少し違うものながら、間違いなく従来の狙撃銃に使われるものではあるのだが、取り付ける対象であるはずの、肝心の銃身そのものが無かった。所持を忘れていたのか。そんなわけはない。彼女の手つきは迷いがなく、彼女の瞳は冷たく燃えていた。

2019-10-26 15:18:31
サったん @Lady_of_myLoad

望遠の機能があるスコープ。銃弾を発射するためのトリガー。銃身を固定するための三脚。一部分が過剰な程伸長されたこのユニットに、一体何の意味があるのだろうか。

2019-10-26 15:18:31
サったん @Lady_of_myLoad

ユニットの組み立てが終了した時、彼女はこれらを目の前に並べておき、自身の胸元に手を置く。目を閉じて、深く一呼吸。彼女はコートのボタンを外し、この乾いた風が強い寒空で服を脱ぎ始めた。

2019-10-26 15:18:31
サったん @Lady_of_myLoad

端から見れば狂気。色欲に狂った痴女とも思われない行動だ。コートの下の暖かなタートルネック、その胸元のスリットを下にずらした。普段より膨らんだ乳房を支えるランジェリーが露わになった。黒づくめの暗い印象とはそぐわない、レースがふんだんに使われた薄桃色であった。

2019-10-26 15:18:31
サったん @Lady_of_myLoad

更に彼女はブラジャーを下にズラした。ついに、彼女の豊満な乳房が露わになった。ふわふわと揺らいで、柔らかそうな触感を重量を感じさせ、つんと前へと膨らんだ形をしている。はち切れんばかりの肉の塊の先は桜色の突起。寒い外気に触れた途端、張り詰めた先端は硬くなり、より赤みがかった。

2019-10-26 15:18:31
サったん @Lady_of_myLoad

彼女の顔は仄かに赤く彩られている。敏感な部位が寒風に触れて、多少の快感をもたらされていた。彼女は気持ちを制した。そのための呼吸。そのための精神統一だ。次の瞬間には顔から色味は失せていて、乳房の切なさにも慣れた。

2019-10-26 15:18:32
サったん @Lady_of_myLoad

彼女は右の乳房に、組み立てられたユニットを押し当てた。トリガーは持ち手の上に細いレールのようなものが乗せられており、それに乳房当てがった。レールの先には鍵穴のような小さな差込口がある。先端を押し当てると、がちりと当てはまる手応えがあった。差込口の向こうは、銃口だった。

2019-10-26 15:18:32
サったん @Lady_of_myLoad

銃口に10cmほどのサイレンサーを取り付け、彼女は左の乳房に透明なカプセルが付随されたユニットを取り付けた。側面のネジを回し、強く先端を締め付けた。鉄の冷たさと締め付けの圧迫感で感じてしまうが、彼女は尚も締め付けを強め、スイッチを入れた。

2019-10-26 15:18:32
サったん @Lady_of_myLoad

ユニットは振動し始め、カプセル内部の小さなバーが先端を左右から押してくる。快感は強まる。だが、彼女は忍耐し、次の手作業を開始した。三脚ユニットもトリガーユニットの下部に取り付け、身体を降ろした。

2019-10-26 15:18:32
サったん @Lady_of_myLoad

片膝立ちの体勢で三脚と乳房の高さを調節し、絶妙な位置を確保すると、スコープユニットを銃口近くの接続部分に繋げた。スコープのレールは乳房の上を滑り、彼女の右目の位置に丁度よくスコープがあてがわれた。

2019-10-26 15:18:32
サったん @Lady_of_myLoad

左の乳房のユニットは当初よりも激しく蠕動し、彼女に強い快楽を与えた。下半身に力が入るのが難しく、整えた呼吸も乱れ始める。それでも抑え、彼女は待った。スコープの見る先、向こうのビルの11階の窓から狙いを定めた。何やら何者かと密談を行なっている、影のある顔をした男だ。

2019-10-26 15:18:33
サったん @Lady_of_myLoad

早く。焦り始めた彼女が迅ると同時に、左乳房から放出感を得た。見れば、彼女の乳房から、白い液体が噴出され、透明なユニットに溜まり始めた。これこそ特別な呼吸法によって肥大化、活性化させて無理やり分泌させた、彼女の母乳。そして要だ。彼女は少し安心した。

2019-10-26 15:18:33
サったん @Lady_of_myLoad

母乳の噴出が収まり、透明なユニットには並々と白い母乳が詰まっていた。乳房から外し、銃口のもう一つの差込口に挿入した。そしてもう一度透明ユニットのスイッチを入れ、安全装置がオンの状態でトリガーを引いた。

2019-10-26 15:18:33
サったん @Lady_of_myLoad

次に右乳房に快感が走った。銃口の内部が回転し、左とは違う形で全体を愛撫する。2回目となれば、乳腺が動いて母乳が分泌されていくのが感覚的にわかる。準備完了まで、ほんの数秒。

2019-10-26 15:18:33
サったん @Lady_of_myLoad

終わった。母乳は乳頭から噴き出る一歩出前で停止した。トリガーから指を外し、最後の段階で踏みとどまった結果だ。今すぐ出したい。出して爽快感を得たい。だが待たねばならない。そんな葛藤が、身体の火照りと共にやってきた。

2019-10-26 15:18:33
サったん @Lady_of_myLoad

待つは、スコープの先で狙う男がもっと見える位置に来てくれるまで。密談相手との会話が弾み、体を動かしているからだ。これでは外す確率が高い。

2019-10-26 15:18:34
サったん @Lady_of_myLoad

だが、これ以上待つとしても、外す確率は上がってくる。彼女の方にもリミットはある。冬の只中、膨張させた乳房を寒空に晒している。更に身体を冷やしたら狙いが定まらなくなる。

2019-10-26 15:18:34
サったん @Lady_of_myLoad

———故に、彼女は賭けに出た。安全装置を外したトリガーを引いた。

2019-10-26 15:18:34
サったん @Lady_of_myLoad

キュン。スコープの先の男は、自分のいる部屋の窓の物音に気づき、そちらを向いた。彼が止まった。今だ。

2019-10-26 15:18:34
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