新型コロナウイルス検査用検体採取法改善の提案

興味深い提案を見かけましたので、さらに広くアイデアをお寄せいただければと思ってまとめました。
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発端

nao @parasite2006

そもそも新型コロナウイルスのPCR検査用の検体採取には、検体を採取する人を感染から守るための特殊な装備とスキルが要求され、これがあるのは感染症指定医療機関に限られることが全く知られていないことが最大の問題(テレビはここを一言も説明せず検査しろとだけ騒ぐ)someya-clinic.jp/blog/sometaka/…

2020-03-07 12:12:47
リンク そめや内科クリニック 新型コロナウイルス検査についての当院のスタンス みなさま、こんにちは。 そろそろ、新型コロナウイルスのPCR検査が保険適応になるという話が出ています。 こういった情報がマスコミなどを通じて広がることによって、今後、「不安なので、検査してください」とクリニックに来院される患者さんが増えるこ... 3 users 12174

本編ここから

多々良利一 @qqolea

@parasite2006 #PCR検査 検体採取方法の改革 (1)/6 まず、基礎知識として読んでください。 news.yahoo.co.jp/byline/kimuram… #新型コロナウイルス はインフルエンザ・ウイルスのように喉・鼻にいない、#肺の2型上皮細胞 に少数いるのみなのになぜ感染力が強いのか。

2020-03-09 09:28:37
リンク Yahoo!ニュース 個人 新型肺炎「日本は感染症と公衆衛生のリテラシーを高めよう」免疫学の大家がPCR論争に苦言(木村正人) - Yahoo!ニュース 新型コロナウイルスを検出できる唯一の検査法であるPCR検査を巡って不毛な論争が起きています。そこで免疫学の第一人者である大阪大学免疫学フロンティア研究センターの宮坂昌之招へい教授にお話を伺いしました。 942 users 12039
多々良利一 @qqolea

@parasite2006 (2)/6 現在の検体採取法は咽頭拭い液を使う。なぜ、ウイルス・レセプターが少ない、喉にウイルスがいるのか。 私の答えは、呼吸によって吐きだされたごく微量のウイルスが喉にくっつくため。喉頭壁は気道の曲がり角なのでウイルスはそこにぶつかってそこで咽頭粘液にくっつく。しかし、微量。

2020-03-09 09:28:58
多々良利一 @qqolea

@parasite2006 (3)/6 クラスターの発生場所は【 参加者の呼吸が深く大きい、密閉性が高い、人の密度が高い、滞在時間が長い】、中でも呼吸の強さは見過ごされている。ウイルスは強い呼吸によって外に出て微粒子の状態で空中に浮遊して感染源となる、というのが私の答え。 (接触感染については私は懐疑的)。

2020-03-09 09:29:17
多々良利一 @qqolea

@parasite2006 (4)/6 それなら、咽頭粘液を採取してPCR検査の検体とするのではなく、先端にフィルターを取りつけた専用のチューブを咥えて、強く息を吹き込んではどうか。肺機能検査で行う、フローボリュームテストのように強く、しかも何回も吹きこんだらきっと多くのウイルスが捕捉されるはずだ。

2020-03-09 09:29:32
多々良利一 @qqolea

@parasite2006 (5)/6 私の推論が正しければ、この検体採取方法で偽陰性率が下がる。より多くの無症状感染者を発見することができる。知らないうちに感染を拡げているひとたちを隔離・監視して感染拡大阻止を確実なものにする。

2020-03-09 09:30:01
多々良利一 @qqolea

@parasite2006 (6)/6 利点はもうひとつある。咽頭検査を医師や検査技師が行えばリスクを伴うが、これなら家庭で行うことができる。検体であるチューブを専用のビニール袋に入れて病院や検査センターに持参すればいい。この方法、絶対に検討する価値があると思う。

2020-03-09 09:30:23

(もうちょっと詳しい説明)

多々良利一 @qqolea

(1)今のPCR検査は陽性が出ればそれはほぼ真に感染と考えてよい。陰性が出ても感染でないとは言い切れない(偽陰性)。だから、無症状感染者を把握できない、軽症感染者を診断できない。そのため。中国では肺のCT画像で肺炎像を認めれば #新型コロナ と臨床診断することにした。

2020-03-03 21:24:36
多々良利一 @qqolea

(2)だが専門家会議の昨日の話を聞いて私は思いついた。宴会、ライブ、スポーツジムは #クラスター感染 を起こす。韓国の新興宗教協会もそう。日本で感染はじまったときのタクシーの中では閉じられた車内で中国人が大声でしゃべっていたと思われる。

2020-03-03 21:24:49
多々良利一 @qqolea

(3)新型コロナウイルスは肺のⅡ型細胞に特異的に接着して上気道にはほとんど見られない。これはインフルエンザと大きく異なる。なのに強力な感染力を持つ。これはなぜなのか。一人で盛んにウイルスをばらまいている #スーパースプレッダー がいるとも考えられた。私は違うと思う。

2020-03-03 21:25:03
nao @parasite2006

なるほど、新型コロナウイルスは細胞表面のACE2(アンギオテンシン変換酵素2)受容体(SARSウイルスもこれを利用)を介してヒト肺胞上皮細胞に感染すると考えられるわけか。cosmobio.co.jp/product/detail… 中国発の論文engine.scichina.com/publisher/scp/… ではタンパク質3次元構造の予測から受容体結合力をSARSと比較

2020-02-21 20:12:55

(↑このページにはコロナウイルスの表面のS1タンパク質と感染先の細胞表面のACE2(アンジオテンシン変換酵素2)受容体との結合の様子を示すカラーの模式図があります↓)

リンク www.cosmobio.co.jp SIN社2019年型コロナウイルス研究試薬 | COVID-19 のリコンビナントタンパク質、cDNA、ライセート、抗体をご用意 | コスモ・バイオ株式会社 SIN社2019年型コロナウイルス研究試薬 | Sino Biological社では、武漢市で発生したとされる肺炎の2019年型コロナウイルスの研究用試薬をご提供しております2019年型コロナウイルス研究用試薬ラインアップ リコンビナントタンパク質 ORF 発現プラスミド ライセー… 44

(↑2020年1月21日発表のこの論文では、SARSウイルスと武漢で分離された新型コロナウイルスとACE2受容体との結合自由エネルギーの大きさを計算で求めて比較しています。結合によりエネルギーが放出されればこの値は負になり、結合が自然に起こることを示します。また負の大きな値が出るほど結合が強いことを意味します。SARSウイルスの場合は–78.6 kcal/mol、新型コロナウイルスの場合は–50.6 kcal/molとなりました。これは新型コロナウイルスとACE2受容体の結合がSARSウイルスと比べて少し弱めであることを意味します)

多々良利一 @qqolea

(5)ここからが本題。PCR検査は喉の粘液を綿棒で採取する。その中のウイルスは非常に少ない。PCRというのは遺伝子複製を重ねて微量の抗原を検出する技術だが、それでも検知できず、偽陰性が多くなる。肺の中に管を入れて採取できれば確実かもしれないが、非常に苦しい。

2020-03-03 21:25:46
多々良利一 @qqolea

(6)しかし、ライブで長時間、声援を挙げてあれだけ感染者を出すのであれば、激しく呼吸した呼気を集めれば陽性率をあげることができるのではないか。具体的にはストローのような小さい管の先にフィルターを取りつけ、ストローの中に精いっぱい息をはき続ける。

2020-03-03 21:26:02
多々良利一 @qqolea

(7)息を吐きこむ時間を5分、10分、20分と設定し、通常の喉頭粘液の結果と較べてみる。もしかして、飛躍的に感度を上げることができるのではないか。そうであるなら、さらに濃厚接触で感染の疑いが濃い陰性者の検査をしてみる。

2020-03-03 21:26:27
多々良利一 @qqolea

(8)今まで検出できなかった無症候感染者、軽症感染者を見つけることができれば、彼らの監視、隔離はもっと確実に、もっと強制力の高い指導ができる。疫学が飛躍的に発展する。

2020-03-03 21:27:00
多々良利一 @qqolea

(9)検査の上での利便性も高くなる。検査のために病院や検査所に出向くことなく、自宅で検査キットを使って呼気を採取し、密閉ビニール袋に検体を入れて受診する。医師や医療スタッフに対する感染の機会も少なくすることができる。

2020-03-03 21:27:21