【ネット依存症】診察に訪れた患者は、一様に精神的な未熟さが目立つ。

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nanasi @nanasi43

@tk_takamura 樋口医師は、患者の多くのケースで、父親の存在感 がないことに気づいた。 「父親が不在のケースが多いんですよ。両親が離婚さ れて、母親に育てられているとか、父親が単身赴任の ために長期不在とか、 ヘルシスト vol.222 yakult.co.jp/healthist/222/…

2020-03-17 02:50:27
nanasi @nanasi43

物理的にも精神的にも父親が家 庭にいないケースが非常に多い。つまり、父親のコン トロールが利いていないんです。 私たちは、成長する過程で、この世で恐いもの、強 いもの、絶対的なものに対する恐れがあってこそ、健 全に生活できます。その恐れを、威厳をもって教えて くれるのは父親です

2020-03-17 02:50:50
nanasi @nanasi43

母親が子どものケアをし、父親はある程度の力を示しながら子どもの行動をコントロールする。そういう役割分担ができている場合は、よしんばネット依存症になったとしても回復はいいと、うちの臨床を見ていて思います。親子が友だちのような関係だと、長い目で見ると子どもの発育には悪い面もありますね

2020-03-17 02:51:31
リンク www.yakult.co.jp ヘルシスト 雑誌「ヘルシスト」の紹介

「ヘルシスト」は、株式会社ヤクルト本社が発行する健康情報誌(1976年創刊)です。
「健康」「生命科学」「先端研究」をキーワードに、最新の研究や、健康に関する話題・気になる情報などを正確に、そしてわかりやすくお伝えします。

リンク www.yakult.co.jp ヘルシスト 雑誌「ヘルシスト」の紹介

vol.222 2013年(平成25年)11月10日発行

 久里浜医療センターがネット依存外来を開設した直後、社会的な認知度は低く、反響はあまりなかった。ところが、4カ月後、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」に、この外来の紹介とインターネット依存度テストが掲載されると、またたく間に、診察希望者が急増した。まさしくネット社会である。

 今では、全国から家族や患者が頼ってくるが、樋口医師と中山秀紀医師の2人で担当しているので、新患受付の予約は半年先まで満杯状態が続いている。

 診察に訪れた患者は、一様に精神的な未熟さが目立つ。樋口医師は続けて言う。

 「ふつうの中高生なら、学校に行かないで、オンラインゲームをやる生活を続けていると、社会の中で生活できなくなるという危機感があるわけです。ところが、診察に来る子どもたちの多くは、『なにも不自由がないので、このままでいい』と言います。しかし、それは、親がパソコンやスマホを買ってくれて、インターネット接続料金を支払い、食べ物も用意してくれているからゲームをできるのです」

 樋口医師は、患者の多くのケースで、父親の存在感がないことに気づいた。

 「父親が不在のケースが多いんですよ。両親が離婚されて、母親に育てられているとか、父親が単身赴任のために長期不在とか、物理的にも精神的にも父親が家庭にいないケースが非常に多い。つまり、父親のコントロールが利いていないんです。

 私たちは、成長する過程で、この世で恐いもの、強いもの、絶対的なものに対する恐れがあってこそ、健全に生活できます。その恐れを、威厳をもって教えてくれるのは父親です。母親が子どものケアをし、父親はある程度の力を示しながら子どもの行動をコントロールする。そういう役割分担ができている場合は、よしんばネット依存症になったとしても回復はいいと、うちの臨床を見ていて思います。親子が友だちのような関係だと、長い目で見ると、子どもの発育には悪い面もありますね」