建築家・彫刻家・科学者：科学的コミュニュケーションとはどのようなものだろうか？

瀧岡　優　（Yu Takioka） @ytakioka

科学者による科学的情報を一般の人に説明する時の困難も文脈が共有できていないことにあると思う。例えば原子力工学の専門家の知識と、非専門家のそれに対する知識には大きな差がある。この知識量の非対称性という要因がすでに、科学者のコミュニケーション能力以前に困難を引き起こしている。

瀧岡　優　（Yu Takioka） @ytakioka

だからこそ専門家はこの非対称性を補うほどのコミュニケーション能力を要求される。つまり、一般の人同士が文脈を共有している場合という状態よりも、より高度なコミュニケーション能力が専門家には要求される、だからこそ専門家は通常よりも高いコミュニケーション能力を備えているのが望ましい。

瀧岡　優　（Yu Takioka） @ytakioka

しかし、このような、より高いコミュニケーション能力を要求されるからこそ、専門家がそれにこたえられないと思われる場面が一般の人同士のコミュニケーションよりも多いのだろうと思う。

瀧岡　優　（Yu Takioka） @ytakioka

ただ、その非専門家も最低限の用語や基礎知識などを調べておけば、専門家が適切なコミュニケーションを行う際の大きな助けにはなる。

左ゟ⇨ゆ津多か @yuzutacca

@yutakioka RT。専門職の養成教育ではこれに加えて倫理性を強調しますが，それ以前にまずコミュニケーションですよね。

瀧岡　優　（Yu Takioka） @ytakioka

はい、そう思います。倫理性・倫理観とコミュニケーション能力はある程度の関係性があるのではないかと思いますので。ＲＴ　@yuzutacca 専門職の養成教育ではこれに加えて倫理性を強調しますが，それ以前にまずコミュニケーションですよね。

左ゟ⇨ゆ津多か @yuzutacca

@yutakioka 念頭に置かれたものは違うかもしれませんが，コミュニケーション能力，そして説明と状況分析が専門知識と技術によってなされることが大事かなと思います。

瀧岡　優　（Yu Takioka） @ytakioka

そうですね。説明と状況分析も最悪のケースの想定と最低のケースを想定した両条件での情報を基にしてほしいですね。RT @yuzutacca 念頭に置かれたものは違うかもしれませんが，コミュニケーション能力，そして説明と状況分析が専門知識と技術によってなされることが大事かなと思います。

左ゟ⇨ゆ津多か @yuzutacca

@yutakioka あなたはどうイメージします？私は写真家がファインダー越しの映像を思い浮かべ，建築士が構造を思案するのと同じように，最善と最悪の状況を含み「専門知で自分の見える世界を分析すること」が専門家であると思うんです。ポランニーの「個人的知識」を私なりに理解した形。

瀧岡　優　（Yu Takioka） @ytakioka

@yuzutacca 私は専門知を基に、見える世界の材料を基に、最善、と最悪という異なる道具を使って一つの彫刻を彫り上げる彫刻家のイメージですね。より”創り上げる”という要素が強いですね、材料は客観的データであったとしても。

左ゟ⇨ゆ津多か @yuzutacca

@yutakioka 彫刻家のイメージがすとんと腑に落ちます。仏師の話を聴いた時「この中の仏さんを出す」と仰っていたのを思い出しましたよ。つれあいが料理を「味を立体化する」というのですがそれとも重なる。

瀧岡　優　（Yu Takioka） @ytakioka

なるほど。その彫刻を完成させる為に必要なのは魂ですね。これはファインマンが説いていた科学的真摯さと思います。RT　 @yuzutacca 仏師の話を聴いた時「この中の仏さんを出す」と仰っていたのを思い出しましたよ。つれあいが料理を「味を立体化する」というのですがそれとも重なる。

左ゟ⇨ゆ津多か @yuzutacca

@yutakioka ファインマンの話はそうですね，本当に。私は武谷三男を思い出しました。さて，仕事に復帰します（日本時間早朝です）。有難うございました。

瀧岡　優　（Yu Takioka） @ytakioka

なるほど。こちらこそ勉強させていただきました。ありがとうございます。 ＲＴ　@yuzutacca ファインマンの話はそうですね，本当に。私は武谷三男を思い出しました。さて，仕事に復帰します（日本時間早朝です）。有難うございました。