「カオスラウンジ」と更新性

アートイベント「カオスラウンジ」について、 美術の外野からの素朴な感想。 「カオスラウンジ」が「スーパーフラット」と、どうコンセプトが異なるのかといえば、それは「更新性」にあるのではないか。 続きを読む
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しろうと @sirouto

東先生の乱入で展開が激変。カオスラウンジとスーパーフラットとの差異が何なのかは、たしかに気になる。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-16 23:14:42
しろうと @sirouto

美術は門外漢だから、大人しくustだけ見ておこうと思ったけど、東先生のあまりの迫力に、つい書いてしまう。すごい燃料。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-16 23:17:01
しろうと @sirouto

たしかに、梅ラボ氏のネオエクスデス的な表現は、スーパーフラットの延長線上にあるのかもしれない。でも個人的には、「疑似同期性」ではないけど、更新性のようなものを感じる。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-16 23:35:23
しろうと @sirouto

美術の分からない素人の素朴な感想だけど、梅ラボ氏の作品には、「更新」感がある。これがスーパーフラットとの違いだと思う。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-16 23:37:15
しろうと @sirouto

単純化すると、「更新=アップデート」で「幽霊=キャラクター」を生成、あるいは解体する、という構図なのだろうか。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-16 23:41:58
しろうと @sirouto

「更新」という概念が、コミュニケーション、不死の身体、キャラクターの再構築、アーキテクチャーへの適応、現実と虚構の両方へのコミット、など様々な概念に拡張していくのか、と私なりに理解しました。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-16 23:47:29
しろうと @sirouto

そして、東先生の批判も、真の意味での「更新」を求めている、ということだと思った。「更新しますよ」と書くのと、本当の更新作業は別だというような。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-16 23:52:26
しろうと @sirouto

でっち上げるというのは、ある種の「上書き更新」性。ARだって、拡張現実という名の上書き更新だったりするわけで。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 00:00:53
しろうと @sirouto

そういう風に「更新」という概念で、さっきの黒瀬さんのプレゼンを思い返すと、面白いヒントがたくさんあった。芸術のことは分からないけど、ネットのレベルで。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 00:03:27
しろうと @sirouto

黒瀬さんのプレゼンにも出ていた『らきすた』の「つかさ」の例で言えば、「更新」しながら作っていたそうだから、その暴力的な更新感こそが、コミュニティアートとの共通点あるいは相違点なのではないか。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 00:08:05
しろうと @sirouto

ネットの掲示板やtwitterやPixivは、常に更新されてしまう場所であって、そこでなおキャラクターの記号性なり身体性を求めようとするという、それが「カオスラウンジ」なのかと思った。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 00:10:59
しろうと @sirouto

東先生の乱入という「事件」が場の空気を変えてしまったように、「更新」には暴力性がある。Pixivのランキングが常に更新される一方で、「不合格者」は更新されざる者であって、どちらも更新というリアルさと戦っている。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 00:17:35
しろうと @sirouto

キレつつ「(内輪の関係を)切れ」と指摘した東先生は、美術や批評の更新を迫っていた。それはすなわち、黒瀬さんがコンスタティブに言っていたことを、パフォーマティブに行なってしまった、ということでもある。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 00:25:09
しろうと @sirouto

東先生が批判したのは、キュレーター的な更新されない特権的立場を保守しつつ、更新の革新性を唱えるという二重構造への安住。だとすれば、更新するリアルな言葉が必要だった。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 00:36:38
しろうと @sirouto

「コンセプチュアルな向こう側」というのは、単に「更新されたもの」=「こちら側に来たもの」では示せない。更新のコンセプトなりアーキテクチャーなり、それ自体を捉える必要がある。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 00:47:51
しろうと @sirouto

東先生のフィードバックと、カオスラウンジのフィードバックでは、何が違うか? 後者は、フィードバックによって、場所自体が更新されていく(はず)。「幻想郷」も絶えず更新されている限りでの理想郷だったりするわけで。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 00:52:57
しろうと @sirouto

「現象の一部」か、「固有」か、というのは更新する主体になるかどうか。自らが更新に巻き込まれつつも、ただ流されるのではなく、更新のビジョンなりベクトルを持つという。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 01:15:36
しろうと @sirouto

「カオスラウンジ」あるいは「ダストポップ」は、「ネオエクスデス」のように、部分的に何でも取り込んで更新しながらも、全体として続いていく運動を目指しているのかもしれない。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 01:24:35
しろうと @sirouto

スーパーフラットとカオスラウンジの違いは、更新性にあると思った。同じキャラクターが増殖していくのではなく、むしろキャラクターが「解体」「更新」されて、別のものになっていくのが「カオス」。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 12:09:14
しろうと @sirouto

コミケやニコ動やPixivでの二次創作も、一種の上書き更新と言えなくもない。そこでは、描き手自体も更新されていく。「つかさをつくろう」は、この運動を可視化しようとしているように見えて、個人的にとても面白い。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 12:16:49
しろうと @sirouto

いっぽう、プレゼンで反面教師的に取り上げられた『ゆめにっき』では、現実を更新することができず、死という最終更新で凍結されてしまう。そうしてみると、更新は新陳代謝であり、自然とか生命の比喩で捉えられる。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 12:20:09
しろうと @sirouto

スーパーフラットもカオスラウンジも、キャラクターが奇形的に増殖していく点で、共通点はある。その意味で「スーパーフラットと何が違うの」という指摘はもっとも。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 12:22:37
しろうと @sirouto

しかし、スーパーフラットと違って、カオスラウンジはキャラクターも作家も更新されていく(はず)。だから、スーパーフラット/カオスラウンジの差異は、メディアミックス/二次創作やMADの差異にあるだろう。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 12:27:13
しろうと @sirouto

この二次創作は、「非実在青少年(規制)」に代表されるような性的問題、あるいは権利的問題を抱えている。更新は、そうした暴力性を孕んでいる。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 12:31:48
しろうと @sirouto

「つかさをつくろう」も、『FF5』のラスボス「エクスデス」が無の力で「ネオエクスデス」に変身するように、アーキテクチャーなりコミュニケーションなりの力で、「ネオつかさ」のような新しい何かに変身するという。 #geisai_k #chaos2010

2010-04-17 12:36:33