- terry_rice88
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花咲くいろはEp.11「夜に吼える」 なんというか思春期らしい話だなあ……と思ったエピソードでしたねえ。緒花が現実に打ちのめされる話というか、自分の思っていることと現実に起こっていることのギャップが埋まらない話、だったかなと。
2011-06-13 11:37:27たぶん本編でずっと描かれてきた事だったんだろうと思うけど、緒花はやっぱり精神面で言えば、まだお子様なんですよね。たぶん菜子やミンチと比べてみてもかなり幼いというか。ただあんまりにも純粋無垢なまんまから傷ついた時がひどいわけで、今回のエピソードでそれがどばっと動いた。
2011-06-13 11:40:55喜翠荘の雑誌評に対して、憤慨しているのもそう。誰も湯の鷺で一番だとは言っていないのに緒花だけがそれを信じて、疑わない。結果として湯の鷺全体が低評価だったって事実を知っても、それでも喜翠荘が一番の宿だと信じて疑わない。なぜなら緒花は喜翠荘しか知らないからだ。
2011-06-13 11:44:33自分の見える範囲、行動した範囲だけでしか物を考えない。悪く言う人がいれば、それを是正しようと突っ走っちゃう。自分の信じているものを否定されちゃったから。要は喜翠荘に対して、行き過ぎた信仰心を持ってしまったおかげで狂信者になっちゃってるんですよね。それが東京まで行く原動力となった。
2011-06-13 11:49:55だからあの旅行雑誌の記事をまとめたのが実の母親だって言うのが、さらに許せないから一人デモ活動まで行ってしまう。ここまで見ると非常に子供の倫理で動いているのがよく分かるかなあと。ただ母親との対話で緒花の言おうとしてることは分からなくもないけど、それでもだ。
2011-06-13 11:53:16対して、女将にしても母親にしても、大人の倫理で動いている。それは板長の蓮二や巴さんもなんとなく分かっていることなんだろうと。旅館の仕事も雑誌の仕事も事情は違っても、仕事は仕事だということ。確かに母親は大人の事情の入った、いい加減な仕事をしたかもしれない、けど、それで給料貰ってる。
2011-06-13 11:57:53その給料で、家族を曲りなりにも養ってたわけだから生活のために仕事をしてるといえる。旅館の仕事についてもそうだと思う。人様に評価されるために仕事をしてるわけじゃなくて、どんな理由であっても生活をするために仕事が存在してる。だからできる範囲の中で最善の仕事をすることが大事であると。
2011-06-13 12:01:39仕事の論理については女将も母親も同じような気がするなあ。仕事は仕事であり、そこに信仰はない。まあ、お互いのスタンスは全然違うわけなんですが。だから緒花はそういった大人の考え方が理解できていないんだと思う。
2011-06-13 12:06:08でまあ、緒花に追い討ちをかけるように人間関係のほうでも、揺さぶりが掛かってきて、孝一との関係がクローズアップされると。余談ですがバイト先として池袋の大きな本屋が出てきたときには笑いました。もう、あそこ以外ないじゃんと。
2011-06-13 12:08:44孝一との関係でもいつまでも幼いままではいられない状況になってきて、緒花は自分の未熟さを思い知るわけ。緒花と孝一が一歩踏み出せない関係にいるのは、恐らくは長く一緒にいすぎたから、恋とかが意識できない関係になってるんじゃないのかなあという風に見えますね。
2011-06-13 12:11:34緒花と離れたおかげで、孝一には新しい人間関係が出来てきている。告白してくれる女の子までいる。でも彼も緒花との関係がうやむやになっているから、新しいフェーズへ移行できていないんだろうなという風に見えますよね。お互いの関係がちょっと悪影響を及ぼしている気はなんとなくします。
2011-06-13 12:15:03この流れだと、お互いの成長のために一度、リセットした方がやっぱり良いような気がする。二人のは関係は初恋、ではあるんだけど恋愛じゃないんだろうなあ。割り切って、親友になった方がすっきりと思われます。
2011-06-13 12:18:25ただ今回の終わりで、緒花は自分自身で解決策を持てなかったから、「夜に吼えた」わけで、自分の弱さと幼さに耐え切れなかったんだろうなあ。けど、まあ時間はまだまだあるわけで、今理解できなくてもゆっくり理解していけばいいんだろうと思う。徹とミンチが追ってきてくれてるわけでもあるし。
2011-06-13 12:23:00恐らくではあるけど今回のエピソードは「別れ」のエピソードで話が進行しているんでしょうね。緒花と孝一のお互いに新たな人間関係が生まれているから、そこへきちんと入り込むためにも通過しなきゃいけない儀礼なんだろうなあ。そう考えると次回のサブタイがあれである事もしっくり来ます。
2011-06-13 12:26:15次回、緒花がどう切り出すのかが楽しみではあるかなあ。あと腐れなく孝一と別れることが出来ればいいけど。そういうところを見つつ、今回の感想はこれまで。また次回です。ありがとうございました。
2011-06-13 12:28:21