剣の手の内について

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三好妙心 @miyoshinsai

剣の握り方、つまり手の内の感覚をある程度掴むまで、私は十年くらい掛かったかな。手の内が掴めた時に、それまで学んだ全ての技がひとつに繋がった。結局、入門して一番初めに教わること、それも型ではなく剣の握り方こそが極意だったのだと驚いたものだ。

2020-03-26 21:28:05
三好妙心 @miyoshinsai

もっとも手の内のことは口を酸っぱくして言われ続けて来たのだけど、こういうものはやはり自分で得心するまでは真意はわからないものだ。こう言っている今でも本当にわかっているのか疑問だけど。なので私の稽古を受ける人は騙されたと思って手の内を徹底して欲しい。いつか分かる日が来るから。

2020-03-26 22:00:27
新陰疋田流 刀槍二術(現:春将館) @shinkagehikita

@miyo_photo @saimon0924 その気付き私も稽古して10年位の時に経験しました。 刀も槍も握れてると思いきや実はそうでもなかったりする…。 理解した瞬間の技の変化は楽しくてたまりません。またあと10年楽しめると思いました。

2020-03-27 01:59:01
三好妙心 @miyoshinsai

@shinkage_hekita @saimon0924 そうですね、理解した瞬間の楽しみといったら、何事にも替えがたい楽しさがありますね。そのような楽しみが繰り返し繰り返し訪れ、どんどん技が深くなっていくのでしょう。

2020-03-27 10:14:30
武術研究稽古会 修武堂 @shubudo21

示唆に富むお話だ。 私もまだまだだか、相手が剣を構えた瞬間、手の内の様子で練度がすぐにみてとれることがよくある。 なお、我伝剣術では、初心に最初から手の内を教えると「拵え物」に陥るとして、ある程度自得するまで、理を教えなかった。 現代人の私は教えてしまっているが。 twitter.com/miyo_photo/sta…

2020-03-28 07:57:26
武術研究稽古会 修武堂 @shubudo21

それでも、18世紀の我が先祖小山太郎兵衛は、探求が止まず、 晩年になっても毎夜、枕元に小木刀を置いて、手の内を工夫していたという記録がある。 そのバトンをいただいて私も生きている

2020-03-28 07:57:26