編集部イチオシ

じっくり腰を据えて読む本

ページを前後行き来しながら、じっくり読んで理解したい本をまとめました。
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シータ @Perfect_Insider

休みの日も外出できず家で時間を潰すことが多くなってきているので、じっくり腰を据えて、考えたり前のページに戻ったりしながら理解を進めて読むといい本を紹介していきます。

2020-04-01 22:29:39
シータ @Perfect_Insider

ピーター・ウォード、ジョゼフ・カーシュヴィンク『生物はなぜ誕生したのか:生命の起源と進化の最新科学』。原題の「新しい生命史」の方が内容に近い。生物はいかに進化して現在に至るか、酸素・二酸化炭素濃度の変動や大陸移動などの地球規模のイベントと絡み合う生命史を解き明かす。

2020-04-01 22:31:47
シータ @Perfect_Insider

ニック・レーン『生命、エネルギー、進化』。いかにして生命は生まれたのか、いかにして真核生物という複雑な生物が生まれたのか、なぜ有性生殖は生まれたのか、なぜ生命は死ぬのか。生命の根源に対する問いに、エネルギーなどの物理化学的観点から一貫した説明を与えていく大胆な試み。

2020-04-01 22:34:21
シータ @Perfect_Insider

トッド・E. ファインバーグ、ジョン・M. マラット『意識の進化的起源: カンブリア爆発で心は生まれた』。生物はいかにして意識を獲得したのか。本書では「統一された自我・世界認識」としての意識の発現をカンブリア爆発に求め、そこでいかなる変化が生じ、より複雑な神経系はどう生まれたのか論じる。

2020-04-01 22:37:15
シータ @Perfect_Insider

マイケル・トマセロ『心とことばの起源を探る』。こちらはより複雑な「他者を理解する心」や「言語使用」がどのように生まれてきたのかを、乳幼児の言語獲得の臨床研究や霊長類の実験から考察し、このような「人間を人間たらしめる要素」がどこにあるのかを掘り下げていく。

2020-04-01 22:39:55
シータ @Perfect_Insider

川喜田愛郎『医学概論』。医学の発展の歴史(今では当たり前の医療技術・知見はいかに昔は驚くべきものだったか!)から病気の基本的なメカニズム、医療倫理、医療とはどういうものかという考察に至るまで、医学というものを立体的に眺めていく一冊。

2020-04-01 22:42:16
シータ @Perfect_Insider

キップ・S. ソーン『ブラックホールと時空の歪み』。重力波検出でノーベル賞も受賞したキップ・ソーンによる、ブラックホールと一般相対論の理論と歴史を解説した本。アインシュタインも信じなかったというブラックホールがいかに理解されていったかから、自身の重力波の話まで出ている。

2020-04-01 22:44:15
シータ @Perfect_Insider

ローレンス・レッシグ『CODE version2.0』。一転してこちらは法哲学系統の本。インターネット技術が進むことで人々は国家の支配から自由になるかというとそう簡単ではなく、むしろ国家によるソフトな管理を強く促進しうることを指摘し、来るべき世界の法制度の在り方を考える。

2020-04-01 22:46:21
シータ @Perfect_Insider

トマ・ピケティ『21世紀の資本』。話題になったときに買うだけ買って積読の人も多いかもしれない。資本の格差、特に富裕層集中の時系列的な変化を元に、資本分配がどのような道をたどり、どのようになっていくのかを考察する。対策の提言は理想論という感じだが、事実分析は面白い。

2020-04-01 22:49:54
シータ @Perfect_Insider

ロバート・ゴードン『アメリカ経済 成長の終焉 (上下)』。1870~1940の期間、アメリカの(そして世界の)衣食住含めた生活環境はいかに驚くべき激変の成長を遂げたか。「歴史上一度しか来ない」という大変化と、それと比べた現在の成長の弱さを、人々のかつての日常を掘り起こしながら見ていく。

2020-04-01 22:53:08
シータ @Perfect_Insider

スティーブン・ピンカー『暴力の人類史(上下)』。文明が進むことによって人類の暴力は凄惨になった、などともしばしば語られるのに対し、本書は膨大な資料や文献を提示しながら、人類はいかに暴力を減らしてきたか、現在はいかに平和な時代にあるかを説得力を持って論じる。

2020-04-01 22:55:41
シータ @Perfect_Insider

アザー・ガット『文明と戦争』。こちらもまた人類の歴史における暴力を扱った本だが、こちらは戦争に特化している。前国家時代の人類の戦争の実態から始まり、騎兵や火器などの戦闘の方式、戦術がどう変化し、新しい方式がいかなる影響を及ぼしたかを明らかにしていく。

2020-04-01 22:58:37
シータ @Perfect_Insider

コリン・ウッダート『11の国のアメリカ史――分断と相克の400年(上下)』。アメリカという国を理解するには、州ではなく、その成り立ちに根を持つ「11の国」に分けるとこの国がよく見通せる。そのような観点から、アメリカ成立史からトランプ政権に至るまでのアメリカの歴史を一望する。

2020-04-01 23:00:14
シータ @Perfect_Insider

トニー・ジャット『ヨーロッパ戦後史 (上下)』。第二次大戦後から2005年まで、冷戦を経てEUによる統合を目指す東西ヨーロッパの歴史を、つぶさに、しかし俯瞰的な視点を持ちながら眺めていく圧巻の一冊。二段組で計1000ページ越えだがそれだけの価値は十分ある。

2020-04-01 23:02:41
シータ @Perfect_Insider

ユージン・ローガン『アラブ500年史(上下): オスマン帝国支配から「アラブ革命」まで』。こちらはアラブの歴史。タイトルは500年史だが、欧米勢力によるアラブ地域支配・植民地化以降に大半の紙面が割かれている。さまざまな勢力による支配に翻弄されるアラブの人々の苦闘の歴史。

2020-04-01 23:08:22
シータ @Perfect_Insider

ジョセフ・ヒース『ルールに従う』。そもそも「規則に従う」とはどういうことなのか。人類の歴史において、いかにして規則というものは生まれ、なぜ人は規則に従うことができるのか。ゲーム理論から認知心理学まで、さまざまな領域の知見を踏まえながら規則の謎に迫る哲学論考。

2020-04-01 23:10:25
シータ @Perfect_Insider

ダニエル・デネット『心の進化を解明する ―バクテリアからバッハへ―』。いかにして進化は「意識」を生み出したのか。ダーウィンとチューリングによる「理解なき有用性」、ダーウィン空間の進化、エンドユーザーとしての意識など、様々な道具を動員して心の進化の筋道を与える、心の哲学の泰斗の作。

2020-04-01 23:13:19

↑について訳者の方からご指摘いただきましたが、「理解なき有用性」は「理解なき有能性」の誤りです。訂正いたします。

シータ @Perfect_Insider

デレク・パーフィット『理由と人格』。人格の同一性、未来に対する責任など、哲学・倫理学の基礎的な概念をさまざまな巧妙な思考実験で揺さぶり、未来世代への倫理について解決しがたいパラドックスへと引きずり込む。前半の合理性の議論は分かりにくいので、後半の人格や倫理の話から読むとよさそう。

2020-04-01 23:17:13
シータ @Perfect_Insider

E・H・ゴンブリッジ『美術の物語』。美術の歴史を描いた本としては間違いなく代表作として挙がる一冊。歴史の中に美術作品を位置付けて解説していく部分はもちろんだが、膨大なカラー図版があるので眺めているだけでも楽しめる。持ち運び用には大型版だけでなくポケット版も出ている。

2020-04-01 23:22:33
シータ @Perfect_Insider

加藤周一『日本文学史序説』。通常の文学作品のみならず法然、荻生徂徠、中江兆民など、日本におけるおおよそすべての「書かれたもの」をその射程に収め、それらを一つ一つ著者の透徹した視点に基づいて解説しながら、日本文学の流れの中に位置付けていく。

2020-04-01 23:27:55

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