コロナ対策で物資が不足する医療現場に…３Ｄプリンターとクリアファイルで非常にレベルの高いフェイスシールドを作成してみましょう

3Dプリンター用データのダウンロード

部品の名前をクリックすれば、データがダウンロードできるHPに行きます。
画像をクリックすると、画像が拡大します。

• Face shield_1.0：スタンダードタイプ

• Face shield_2.0：スモールタイプ(顔の小さな人や子供向け)

• Face shield_3.0：簡易版 クリップ脱着式

• 物資が不足する医療現場に…安くて簡単に作れる「フェイスシールド」　大阪大学が緊急開発 カンテレ 04/03 19:36 動画あり

クリアファイルで作るフェースシールドの作成動画がある。↓

3Dプリンターがあれば、クリアファイル1つでフェースシールドを作れる――。新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）の感染対策に用いる個人防護具（PPE）の不足が言われる中、大阪大学次世代内視鏡治療学共同研究講座兼外科学講座特任教授の中島清一氏らが、メガネフレームメーカーのシャルマン（福井県鯖江市）と共同で開発した。
今回発表したフェースシールドは、シールド部分にクリアファイルを使用し、3Dプリンターでフレームを作成するというもの。フレームでクリアファイルを挟み、カチューシャのように耳の上に固定すれば、クリアファイルで顔全体を覆うことができる。曇りが気になる場合は、クリアファイル下部を切り取り、空気の通り道を作ることも可能だ。クリアファイルは使い捨てだが、フレーム部分は除菌や洗浄を行えば、複数回使える耐久性があると中島氏らは見る。
　中島氏らは、3Dプリンター用のデータを2020年4月1日に既に無料公開しており、3Dプリンターさえあればどこでも簡単に作成できる。ホームページでは今後、作り方を説明した動画も公開していく予定だという。

マスクやガウンなど医療従事者の安全を守るための防護具が、世界各地で不足している。そんな中、大阪大学が、身近な「ある文房具」を使った防護具を開発した。
　大阪大学・中島清一特任教授「メチャクチャ安いフェイスシールドがあればいいのになということで、こういうものを作った」
　３日、会見を開いた大阪大学大学院の中島清一特任教授らの研究グループ。新型コロナウイルスの検査や治療の際、医療従事者が患者から感染しないよう身近な文房具を使った「フェイスシールド」を開発した。
　中島特任教授「口回りも含めてすべての部分がカバーできているので、飛沫の防護という面では性能が高いのではないか」
　前面のシールド部分に使われているもの、実は…「クリアファイル」。
　報告　武藤将大「マスクと同じように守られている安心感がある。近くにあるものや文字もしっかり認識することができる」
　世界中で不足している防護具。その状況を何とかできないかと考えた中島教授が企業と共同で、クリアファイルを挟む形を思い付き、わずか３日で完成させたという。
　研究グループは、このフェイスシールドを作るためのデータをインターネット上で無料公開。３Ｄプリンターがあれば、誰でも作ることができる。
　中島特任教授「例えば中南米とか、アフリカとか、医療インフラが先進国と比べると乏しい中・低所得の国とかなどに、こういったアイデアで急場をしのぐと」
　独創的な発想で生み出されたフェイスシールド。医療従事者の感染を防ぐための一手となるのだろうか。