米ジャーナリスト保護委員会の新型コロナウイルス禍取材安全ガイドライン

和　田　浩　明💉💉/ H i r o W a d a #現場に感謝 @spearsden

米ジャーナリスト保護委員会の新型コロナウイルス禍取材安全ガイドライン、日本語版がないので、だんだん翻訳していこうと思う。このTWにリンクしていきます。cpj.org/2020/02/cpj-sa…

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(私訳です。誤り、改善の指摘あればご自由に)

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ジャーナリスト保護委員会(CPJ) 新型コロナウイルス流行取材の手引　2020年2月10日、更新3月25日 世界保健機関(WHO)は3月11日、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行をパンデミックと宣言した。流行の現状把握には米ジョンズホプキンス大コロナウイルス情報センターが安心、確実だ。

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WHOパンデミック宣言：who.int/dg/speeches/de… WHO新型コロナウイルス感染症情報：who.int/emergencies/di… 米ジョンズホプキンス大コロナウイルス情報センター：coronavirus.jhu.edu/map.html

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新型コロナウイルスと、このウイルスと政府との戦いに関し人々に知らせるため、ジャーナリストは世界各地で重要な役割を果たしている。これが意味するのは、メディア関係者は移動やインタビューの際や取材地で感染の可能性にさらされているということだ。

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状況が変化し新たな情報が浮上するにつれ、関連当局は健康関連の勧告や感染のニュースを更新している。最新の勧告や規制を把握するため、今回の流行について報じるジャーナリストはWHO(who.int/emergencies/di…)や地元公衆衛生当局からの情報に注意を払うべきだ。

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◆取材現場での安全確保 広範な国際移動制限の実施により、当座の報道業務の指示のほとんどは国内が対象になると思われる。★情勢は世界中で目まぐるしく変化しており、全ての業務指示が直前か事前連絡なしに変更ないし取り消される可能性が高い。★

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COVID-19の流行を報じようとするジャーナリストは、以下の安全情報を検討すべきだ。 −業務指示を受ける前 米疾病対策センター(CDC)によると、高齢者や健康に問題のある人は高リスクとされる。★この分類に該当するなら、人々と直接接触する業務を受けるべきではない。★妊娠者にも配慮すべきだ。

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COVID-19と高リスク者に関するCDC情報：cdc.gov/coronavirus/20… COVID-19と妊娠女性に関する医療提供者むけCDC情報：cdc.gov/coronavirus/20…

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・COVID-19流行取材担当者の選択時、管理者は特定国籍者への人種差別的攻撃に注意すべきだ。バズフィード（buzzfeednews.com/article/meghar…）や在エチオピア米大使館の警告（et.usembassy.gov/security-alert…）によると、同国で外国人を狙った敵意ある暴力的事件が発生。感染拡大につれ同種事件は相次ぐ見込みだ。

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・あなたが業務中に具合が悪くなった場合に備え、管理側がどのような支援体制を計画しているか、自己隔離や隔離・封鎖地域に長期間閉じ込められる可能性も考慮して、議論せよ。

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心の安定 ・あなたがCOVID-19流行取材を計画した場合、家族は心配しストレスを感じるだろう。リスクや懸念に関し話し会おう。必要ならあなたの所属機関の医療助言者に家族と話してもらおう。

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・COVID-19が広がる場所や地域、特に医療施設や隔離施設から報じる場合の潜在的な心理的影響について検討しよう。精神的外傷を生じうる問題を報じるメディア関係者向けには、ジャーナリズムと精神的外傷に関するDARTセンター（dartcenter.org/resources/cove…）に役立つ情報がある。

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−感染予防 多くの国で対人距離確保策（who.int/emergencies/di…）が実施されている。医療施設や老人養護施設、病気の人の家や死体安置所、隔離地域、人口密度の高い都市居住区（スラムやファベーラ等）、動物市場や農場を訪れる際は、事前に取るべき衛生対策を確認しよう。疑問がある場合、行くな。

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感染回避の標準的勧告は以下を含む： ・各人は最低２メートルの間隔を取り、せきやくしゃみなど呼吸器系疾患の兆候や症状がある人の周辺では特に注意を。 ・高齢者や健康問題のある人、有症状者に近い人、COVID-19患者を治療する医療従事者、高リスク地域の従事者らの取材は、距離確保に特に留意を。

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・★定期的、適切、徹底的に、少なくとも20秒はお湯とせっけんで手を洗おう。★洗った手の乾燥も適切に行うよう注意しよう。WHOウエブサイトに手の洗い方、乾かし方に関する非常に有益なガイドがある（who.int/gpsc/clean_han…）。

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・お湯やせっけんがなければ除菌ジェルやティッシュを使おう。ただしお湯とせっけんでの手洗いを可能な限り早く行おう。CDCは濃度６０％超のエタノールか７０％超のイソプロパノールの手指消毒剤を推奨している（cdc.gov/coronavirus/20…）。★定期的手洗いを手指消毒剤の使用で代用しないこと。★

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・せき、くしゃみ時は常に口と鼻を覆う。ティッシュにせきやくしゃみをした場合、安全適切に即座に廃棄し後で徹底した手洗いを忘れない。 ・顔、花、口、耳などを触らない。BBCの関連記事はこちら（bbc.com/news/av/uk-518…）。 ・握手、ハグ、キスを避け肘や足で挨拶を。（abcnews.go.com/International/…）

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・他人が触ったコップ、食器、ナイフでの飲食は避ける。 ・COVID-19ウイルスは多様な表面で生存可能（journalofhospitalinfection.com/article/S0195-…）なので取材時は装飾品や時計を外す。 ・めがねは定期的にお湯とせっけんでよく洗う。 ・拭き取り容易な生地を念頭に衣服を選ぶ。取材後は洗剤で高温洗浄する。

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・取材時の移動手段を検討する。ラッシュアワーの公共交通機関は避け、下りる際は手にアルコールジェルを使う。自分の車などで移動する際は感染者が他の乗客に移す可能性を意識する。 ・定期的に休み、疲労や活力の状態に注意し、疲れている場合は衛生対策で間違いを犯しやすいことを考慮する。

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・感染地の訪問前、最中、後は、常にお湯とせっけんの手洗いを徹底する。 ・熱や息苦しさなど症状が出たら治療の受け方を検討する。多くの医療当局は感染予防のため自己隔離を推奨。患者の多い地域では混んだ治療施設で感染者に接触し感染のリスクを高めかねない。 ・肉、卵は加熱して食べる。

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装備の安全性 ・クリップマイクのかわりに、安全な距離から指向性フィッシュポールマイクを使う。 ・マイクのカバーは業務後、常に徹底して洗い消毒する。★二次汚染を避けて安全にカバーを外す方法の指示、訓練を求めよう。★

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・全ての機材は即効性の除菌ウエットティッシュでまず拭い、その後は徹底除菌する。対象は携帯電話、タブレット、ケーブル、プラグ、イヤホン、ノートパソコン、ハードドライブ、カメラ、記者証、さげ紐など。

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・機材は拠点に返却時に再消毒。事前に通知し、担当者が安全な機材消毒の訓練を受けるよう手配。担当者に連絡なく機材を放置しない。 ・消毒剤が入手不能で他に手段がないなら、殺菌作用を持つ日光（npr.org/sections/healt…）に数時間装備をさらす方法はある。変色など悪影響が出ることがある。

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・取材等で車を使った場合、適切な訓練を受けた要員により社内を徹底的に消毒する。ドアの取っ手、ハンドル、サイドミラー、ヘッドレスト、シートベルト、ダッシュボード、窓の開閉装置の消毒に特に注意する。