ヒーリングっど♥プリキュア 物語展開の『内在的原理』#precure #ヒープリ

プリキュ @nekolovercat

ヤバいですね ヒープリはキャラ個性の物語展開への関与の一貫性が半端ない 正しく「キャラに従って（自発的動きによって）物語が作られている」のであって、物語都合に合わせてキャラが捻じ曲げられているのでない その上戦闘迫力も抜群 やはりヒープリは歴代最傑作の域に来るかも #precure #ヒープリ

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「お互い違うから～」のお題目は歴代で結構多かったが、それは日常パートでのやり取りにほぼ限られていたんですよね 各人の気質・性格の違いをプリキュア活動の根幹たる戦闘面に（正負両面で）組み込んでいるのはヒープリが歴代初となる また、相当システマティックな作品でもある #precure #ヒープリ

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お婆さんの落した小銭拾いに夢中で自転車の通過に気付かず、ちゆちーに「早く助けたいのはわかるけど、もう少し周りも見なくちゃ」と言われたのどか 長良さんのガラス細工を守りたい一心でその場を離れることを潔しとせず、作品を庇うことで危険に陥るグレース 計算づくの物語構成 #precure #ヒープリ pic.twitter.com/lk86Wtc1Ux

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ヒープリのあまりの完成度にGoプリすら霞んできたかもしれない 物語展開があくまで各キャラの気質によるものという、その内在的原理に圧倒されるの この高みを突き付けられて、来年からのシリーズ構成の人どうするの…

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これなぜ集合できたかは明確に描写されてなかったが、ちゆちーはのどかの危なっかしさを実見したから ひなたちゃんはお婆さんの落とし物を即座に発見できる直感（あと、結果としてメガビョーゲンの危機回避につながったニャトランの思い付きの運もあるかもしれない） がそれぞれ関わっていたのかなあと twitter.com/jXZbz1g2HPSWPD…

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今までの回でプリキュア3人の気質の違いに起因する物語展開は明瞭だったが、今回10話はビョーゲンズ側も各キャラの気質の違いによる“内在的原理”によって、結果としてのメガビョーゲン複数出現を招来したんですよね 敵も味方も同じ原理で物語進行がなされているのは凄いことですよ

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pic.twitter.com/VmCryzKQRI

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ヒープリでかねて予想されていたトリアージが扱われたが、物語作りは尺の都合上、「何を描写・演出して、何を削ぎ落とすか」の優先付けの連続ではあります ヒープリほど密度の濃い作品ならなおの事 また、細かく説明しすぎてくどくなるのを避けたというのもあるでしょう twitter.com/nekolovercat/s…

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ある程度文脈・脈絡に任せて描写しすぎない、という鑑賞者に委ねる手法は、また作り手側からの（鑑賞者への）信頼でもある 今までの9話プラスでののどかっち、ちゆちー、ひなたちゃん各気質から来る物語進行の内在的原理の強調と、10話冒頭での描写から“察する”ことが出来るように作られているのは見事

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メタ的に言えば、医療テーマのヒープリでトリアージ問題が取り扱われた10話（5話もそれに近いが）で、『フォンテーヌ・スパークルの両人がどういう経緯でグレースの下に集合したかが尺都合（+くどくどしさ回避）で描かれなかった＝物語創作上のトリアージが行われた』という入れ子構造になっているわけ

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5話で行方不明になったペギタンがお土産コーナーのぬいぐるみにまざってるのでないかと指摘したひなたちゃん その時きりの（実際にいたオチ付きの）思い付きかと思ったら、今回10話冒頭でまたしても（よく紛失する経験則も絡んで）直感力を発揮しており、キャラ描写に一貫性がある #precure #ヒープリ pic.twitter.com/VP7uw4dEvY

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別々に動きながらも、ペギタン・ニャトランの提案で3人の合流を目指す同一結論に達したフォンテーヌとスパークル なぜ共にグレースの下に向かう判断に至ったか描写されていないが、冒頭描写から、フォンテーヌはグレースの危なっかしい性格理解、スパークルは持ち前の直感力によったと見ることが出来る pic.twitter.com/auS6znLNmT

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5話で（初めの直感自体は正しかったが、その後の動きで）ペギタンがぬいぐるみにまざってなかった時、ひなたちゃんがいつまでもぬいぐるみの場所で探し続けるのがずっと不思議だったんですよね 目の前のことで一杯になるにしてもどうなんだろうと それが10話での彼女の自身の直感力への信頼で疑問氷解 pic.twitter.com/PehnJ70ebQ

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5話ではひなたちゃんの暴走しがちな性格、それを悔いて反省する自己肯定感の低さの負の側面が強く描かれていたから、ぬいぐるみ周辺でペギタンを探し続ける彼女が奇異にしか映らなかった 10話で彼女の探し物の直感力の高さと、その点での自身への信頼が明確に描かれることでキャラ描写として完成された

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5話・10話でのひなたちゃんの直感 今回10話でのフォンテーヌ・スパークルのグレースの下への判断理由が描かれない集合 ヒープリは脚本家が自身の書く内容と視聴者に強い信を置いていることがわかる 10話までで全ての物語がキャラ気質によって動いていることが示されており、集合理由は自ずとわかるわけ

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これまで9話全てプリキュアのキャラ気質を起点として“必然”ドラマを描いてきたヒープリ 10話ではその“内在的”物語作法がビョーゲンズ幹部にも適用された 歴代珍しい複数敵幹部出撃&複数巨大敵出現だが、Goプリから様式化した10話の危機も作り物でなく、敵幹部の気質・関係性から自然に導き出されている pic.twitter.com/Q8Ba5UbZjE

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普通に考えれば、「3人で合流」の結論に達したフォンテーヌとスパークルが他ならぬグレースの下に（別々に）向かったというのは、校外学習先のガラス美術館が、両人が他のメガビョーゲンの位置を知る唯一の場所かつ二人の中間地点だったからでしょう ただ、ドラマ作法としては気質面から解釈したくなる pic.twitter.com/tZdonSTIag

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