弦巻楽団“舞台に立つ”『リチャード二世』(2020/3/26 〜 3/29)感想まとめ

札幌で活動する劇団、弦巻楽団による演技講座の発表公演“舞台に立つ”。今年度は松岡和子さん翻訳による『リチャード二世』に取り組みました。キャストスタッフ合わせ25名で取り組みました。その公演感想のまとめです。(まとめ掲載拒否される方は @tsurugaku までご連絡下さい。)
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弦巻楽団 @tsurugaku

弦巻楽団演技講座三学期 #舞台に立つ 「リチャード二世」 無事に全公演終了しました。 このような状況下で劇場まで足を運んで下さった皆様、また上演に向けて尽力して下さった方々に心より感謝致します。 出演者たちの今後の活動も是非温かく見守って頂けると幸いです。 pic.twitter.com/PgMs5hGfUe

2020-03-29 17:45:16
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寧珠 @njhaom

リチャード2世おわりました!観に来て下さった皆様ありがとうございました。素敵なお兄さんお姉さん(とこーやとほのか)とご一緒できて本当に幸せです。またお会いしましょう〜〜〜👋👋👋 pic.twitter.com/IzVy7e2gA4

2020-03-30 01:37:55
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弦巻啓太 @trmkkt

弦巻楽団〝舞台に立つ〟『リチャード二世』無事に終演しました。まだまだ気は抜けませんが、ひとまずホッとしています。参加してくれた講座生たち、客席で見て一緒に創造してくれた観客の皆さん、全ての方に感謝を。#リチャード二世 #舞台に立つ pic.twitter.com/TjTtNZiM8t

2020-03-30 00:17:21
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小針幸弘 @YukihiroKobari

弦巻楽団演技講座 舞台に立つ「リチャード二世」。演技講座の公演なので、技量の差は確かにあるけど、配役で上手くカバーして観ていて気にならない。全員が現代の衣装で名刺を使うけど、これはこれであり。むしろ、いまと変わらない部分が強調されたような気もしました。物語の面白さを楽しめました。

2020-04-01 10:06:35
すずめ @nayorono_salt

#舞台に立つ#リチャード二世 を昨日観劇した。 初めてシェイクスピア作品を題材としたお芝居を観たのだが、言葉が持つ表現力と、人が言葉を駆使し惹き付ける力に圧倒された。 たくさん頭を使ったが、観劇後は幸せな疲労感に浸ることができた。 ボリングブルックの優しさと強い意志に心惹かれた。

2020-03-30 21:46:57
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→ 目の前にいる彼女たちと、「母」でもなく「公爵夫人」でもなく、ひとりの人間として出会い直すために。本来は情けなく、おどおどした全ての男たちが、オーマール公爵の近くへ、仲間として顕れてほしい。僕ら自身で共に、自身を助け、同時にその根幹の支配構造を変えようとする、そんな仲間たちが。

2020-03-29 16:05:14
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→リチャード二世を支配欲の権化にし、末路では嘆きと苦しみを与え、死へと追いやった。あの構造を撃ちたい。安易に「女性」「母」という記号へ逃げず、むしろ逃げたいと思う心性に対してこそ、男たちで共に抗うようにして。

2020-03-29 16:05:14
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→オーマール公爵はあの後、どんな生を生きるのか。情けない男として。プライドはズタズタにされた、かつての栄光はもはや見る影もない、おどおどとした男として。リチャード二世は友だちだった。彼と交わした「やくそく」。あの頃のそれは、消えはしない。きっと残り続ける。

2020-03-29 16:05:13
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→リチャード二世は哀れである。滑稽だ。しかし、それで済ませて良いか。イザベルは最も自身のネガティブな感情を大切にし、ヨーク公爵夫人は(我が子の、という限定付きだが、)命への、生への尊重があった。しかし、それを「女性」という記号に仮託する構造を、そんな僕らの心理を、どう撃てばよいか。

2020-03-29 16:05:13
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→リチャード二世の描き方は、醜悪で滑稽でありつつ、どこか暖かく同情的でもあった。単純な勧善懲悪では全くなし。リチャード二世が「鏡の中の自分の顔≒周囲(と観客)」を眺めるシーンは壮絶。他者が信じられない、そして自分自身に絶望し、何もかも叩き壊したい、その感情が観客の胸にも迫ってきた。

2020-03-29 16:05:12
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→ 何だよ、資本制がなくても、人間は支配欲に飲み込まれ、女性蔑視の家父長制社会を作り上げて、男たちは暴力と死の世界へと突っ走っていくのかよ…と。衝撃だった。

2020-03-29 16:05:11
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→これが、近代国家成立前に作られた物語とは…。近代以前に作られた物語を味わったことが僕にはほとんどなくて、今回の観劇では、それに触れてみての率直な驚きもあった。

2020-03-29 16:05:10
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→それにしても、シェークスピアは凄い。エンタメとして凄い。物語は何度も起伏があり、各シーンにも迫力があって、魅せる。飽きさせない。この世の中の権力争いや保身、日和見主義、女性蔑視と女性崇拝など、多くの人が共感して自身の経験と重ねるだろう意匠を、物語の中にたっぷりと詰め込んでいる。

2020-03-29 16:05:10
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→ゆるゆる、迂回したり寄り道しながら考えたい。余談。王妃イザベルのネガティブ思考に、何度か吹き出して笑いそうになったけど、いやいや、オマエそれ普段やっとるやん、と自己ツッコミを入れてしまった。観劇しながら、脳内という幕の中で、独り芝居を繰り広げるネガティブな男、まくねがお…。

2020-03-29 16:05:09
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→女性を馬鹿にしたり過剰に崇めたりして、男たちはガス抜きをしているだけだ。ガス抜きして再び、男たちは彼らだけの、勝手な権力争いに身を投じていく…。この構造を開く契機を、物語の中にどのように埋め込んでいるのか、はたまた、いないのか。問いはきっと、こんな言葉になる。

2020-03-29 16:05:09
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→こうした女性蔑視の価値観、それを有している世間を鮮やかに暴いた、と捉えればポジティブな評価ができるかもしれない。が、ならばその先を「リチャード二世」からどう開けるか、その考察までいかなければダメだ。世間におもねるのではなく、その理不尽を撃って開き得るか。そこを問いたい。

2020-03-29 16:05:08
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→ただ、これを批評としてポジティブに受け止めて良いかは、非常に疑問だ。聖女・聖母幻想は女性蔑視の裏返し。女性たちはメインの社会構造から徹底的に排除されていて、男たちに聖女や強い母の幻想を勝手に貼り付けられ、男たちが生み出した負の要素の尻拭いをさせられている。そのようにも思えた。

2020-03-29 16:05:08
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→女性の登場人物は二人とも、当初は世間知らずで力のない女として周囲からみなされているように描写されているし、後者は実際に「バカな女だ」というセリフを何度も浴びせられる。しかし最後は、イザベルは聖女として、ヨーク公爵夫人は強い母として、ポジティブな存在に描かれているようにも見える。

2020-03-29 16:05:07
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→ 落ち目になってからのオーマール公爵の振る舞いが、どんどん切なくなっていき、彼の心境と行動を、モヤモヤと考えこんでしまった。そして、ふたりの女性の登場人物、リチャード二世の妻・王妃イザベルと、オーマール公爵の母・ヨーク公爵夫人の存在も、非常に興味深かった。

2020-03-29 16:05:06
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→オーマール公爵にも惹かれた。僕もそうだが、彼もおぼっちゃんなのだろう。流れからリチャード二世に付き従うことになったが、彼の振る舞いには他の登場人物にはない、ある種の生真面目さというか、誠実さを感じた。が、時の権力争いに振り回され、引きずり回されていく。

2020-03-29 16:05:06
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→今の日本政府・お友達内閣批判に止まらない。僕の毎日にもある、周囲のミクロな人間関係でも、リチャード二世のミクロ社会構造を重ねてみることはできる。やばい、シェークスピアやばい。

2020-03-29 16:05:05
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→ 王の境遇の変遷をダイナミックに、鮮やかに描いていく。リチャード二世に釘付けとなり、彼の行く末を固唾をのんで見守る2時間だった。また、リチャード二世の周囲にいる人々の、追従・日和見主義は、もう完全に現代にも通ずるな、とも思った。

2020-03-29 16:05:05
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

→主役リチャード二世の権勢と支配欲と傲慢さ、没落後の悲嘆・他者への不信・世の空虚さ(に飲み込まれた自身への失望)・周囲への怒り。没落前も後も分裂症状があり、その人物描写はユーモラスでもありながら深くて重い。

2020-03-29 16:05:04
まくねがお ←アストラル体 @makunegao

札幌で活動している劇団『弦巻楽団』の演劇「リチャード二世」を見た。非常に面白かった。物語に没頭。シェークスピア作品って凄い。役者陣の演技に驚愕。様々な言葉・文章表現が怒涛のように押し寄せ、それに飲み込まれて酔うように味わった。最高だった。→

2020-03-29 16:05:02
大澤夏美▶『ミュージアムグッズのチカラ』3刷 @momonokeMuseum

以上ですー!千秋楽お疲れ様でした!!今年も見られて良かったです(^^) #舞台に立つ

2020-03-29 15:35:22