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2020年4月8日

富野ガンダムから福井ガンダムへと続く「父親たち」の物語

SOW@ぎぶみーじょぶさんによる宇宙世紀ガンダムシリーズ(というか富野監督作品と福井監督作品)の「父親」の在り方についての考察 福井監督の作風について、こういう方面での解釈をするのが新鮮
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SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

ジンネマンさんと、オットー艦長はね、ある意味で、「ファースト直撃世代」のメタファーなところがあるんだろうなと。一年戦争に経験し、ガンダムを知った少年たち。時を経てオッサンになり、大人ってもっとしっかりしたものだと思ったが、でも全然迷い悩み続けている人たち。

2020-04-08 21:06:48
SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

「赤い彗星」にも「白い悪魔」にもなれなかった、ニュータイプにもなれなかったおじさんたち。新しい世代のバナージくんに、いいこと言おうとしても通じない艦長ふざけんなと殴り飛ばされるジンネマンさん、正直、かっこ悪いんだよ。

2020-04-08 21:09:20
SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

でもそんなおじさんたちが、最後の最後で、自分自身と向き合い、そして踏ん張るんだよ。かっこ悪いおっさんたちが、最後の最後で、すげぇかっこよくなるのよ。そこが熱いのよ。

2020-04-08 21:14:23
SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

ガンダムUCの著者である福井晴敏先生は、富野監督に多大な影響を受け、もはやトミノ信者と言ってもいい人なのだが、その人が描いたガンダムが、従来の富野作品とは大きく異る「父親」の物語を描いたところが、興味深いのな。 pic.twitter.com/z4ouO8gMOl

2020-04-08 21:20:56
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SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

歴代の富野ガンダムの主人公たちって、一種「父親の呪い」に縛られていたのよ、テムの作ったガンダムに乗るアムロ。ダイクンの敵討ちを宿命付けられたシャア。他にもカミーユ、ジュドー、シーブック、ウッソと、「父親の呪い」とも言えるものを全員持っているのね。 pic.twitter.com/X0Z54qp9Gk

2020-04-08 21:24:39
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SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

だから、ファーストガンダムの最後って、アムロとシャアが、それぞれ「父の呪い」から開放されたエンドとも見えるのよ。テムの作ったガンダムは壊れ、シャアは全ての敵討ちを終え、仮面を脱ぎ捨て、復讐者シャアから、セイラの兄キャスバルに戻った。 pic.twitter.com/IbhIhVMgrh

2020-04-08 21:26:25
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SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

UCにも「父と子」は描かれ・・・というか、「父と子」の関係すごく多いのよ。カーディアスの父サイアム、バナージとアルベルトの父カーディアス、リディの父ローナン。ギルボアにジンネマン。ロニさんも父の因果に苦しめられ、ダグザさんはバナージに「息子がいたらあんな感じか」と語る。 pic.twitter.com/Ef4KgYQ6gQ

2020-04-08 21:30:59
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SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

でも「父からの解放」の物語じゃないのよ。むしろ逆なの。「父親が子どもに許しを請う」物語なのよ。奇しくもそれは第一話で描かれているのよ。サイアムの息子であり、バナージの父であるカーディアス。 サイアムに「私以外に誰があなたを許せるというのだ」と語る。

2020-04-08 21:39:49
SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

だが同時に、その一話のラストで、バナージに「許してほしい」というのね。一話の序と結で、同じ人物が、「許し」を「与える側」と「請い願う側」の二つの顔を見せる、ここにUCのテーマがあったように思ったわけですよ。 pic.twitter.com/loHcxZCkVz

2020-04-08 21:42:14
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SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

ある意味ね、おじさんたちが謝り続けている物語なんですよ。「もっと良い世界を残してやりたかった」「悲しい歴史を終わらせ、新しい時代を委ねたかった」、「でもできなかった」。だからおじさんたち次々死ぬのよ。すまないすまないと、謝るように、バナージの前で。 pic.twitter.com/boQzX3tWn7

2020-04-08 21:45:41
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SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

ジンネマンさんもそんな一人なのよ。あの人のマリーダさんやバナージに向ける感情は、父親のそれなのよ。でもあの人、戦争に行って、負けて、収容所入れられて、返ってきたら妻と娘殺されてたのよ。むごたらしい、陵辱の限りを尽くされて。 pic.twitter.com/Cpfz9TCM8P

2020-04-08 21:50:19
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SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

だから「自分は父親として失格だ」と自分を攻め続け、父親としての感情で子どもたちに接っしても、その感情を否定し続けたのよ。「自分はそんなものを抱く資格はない」と、抑え続けた。マリーダさんを救ったのは、間違いなく、彼の「父親」の部分なのに。 pic.twitter.com/gUINYlZC3e

2020-04-08 21:53:19
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SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

そんな、自分を許せなかった、許しを求める資格すらないと思っていたジンネマンを、マリーダさんは救ったのよ。「お父さん」と呼ぶことで、赦しを与えた。 pic.twitter.com/op0VMYhtTu

2020-04-08 21:57:02
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SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

@kokomittu 「過去を受け継ぐとはどういうことか」 「未来に託すとはどういうことか」 そこらへんを、大きな命題として描いていますよね。

2020-04-08 22:00:24
SOW@新作出すよ @sow_LIBRA11

「歴史とは、壮大な、人類の失敗の積み重ねで、未来とは、過去の負債を次代に押し付けることなのかもしれない。だからこそ、人は赦しをもって受け入れ、赦しを請いながら託す、その果てに今度こそ、ちょっとだけマシな世界があると信じて」という、それこそが、UCの物語だったのかもしれない。

2020-04-08 22:02:47

コメント

高瀬玲/タカセアキラ @takaseakira 2020年4月9日
おじさんが救われて死ぬガンダム
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フルバ @furubakou1 2020年4月10日
ジンネマンがバナージにボコボコにされるシーン、あれ被害者根性で不貞腐れた情けない男だったからだと思ってる。
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