連続テレビ小説『スカーレット』とはどんなドラマだったのか？放送終了前後からの感想と考察のまとめ

窪田浩一 @ko1kubota

喜美子側、八郎側という言い方を見かけるけど、僕はどっち側でもないと言うかどっち側でもあると思っているけど、僕は八郎とは同性だし、考え方も似てると思うので八郎の気持ちはよく分かる。僕は八郎は男の本懐を遂げたと思ってるので、少しも可愛そうだとは思わないし羨ましい位。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

その上で、八郎の気持ちは分かるけど、お前それは独りよがりの自己満足やぞ。相手はそんな事は望んでなかったんと違うか？相手の気持ちもちゃんと考えんとあかんで。と思ってる。そして、喜美子にも同じ事を思ってる。正反対の性格に様でいて、独善的で独りよがりなのは一緒。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

そういう意味では似た者夫婦だと思う。だから最後にはお互い独善的で独りよがりであかんかったな。と反省し合って、今後はちゃんとお互いの気持ちを確認し合って一緒に歩んで行こうな。と言って欲しいと思ってる。だから過去の事はお互い至らなかった。で水に流しても良いと思う。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

ずっとお互いがお互いを愛していたという事の方が重要で、お互いにその気持ちがすれ違ってしまっただけだから、それは失敗やったなとお互いに認め合って欲しいけど、それで充分。喜美子が今でも、そしてずっと八郎の事を大好きなのは態度を見てれば分かる。八郎もきっと分かってる。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

僕が八郎ならそれだけでめちゃくちゃ嬉しいしめちゃくちゃ幸せ。言葉でなくても気持ちは伝わるし、喜美子の気持ちは八郎に伝わってると思う。だから僕は今の段階でも充分満足してるけど最後の最後に決着はあると思ってる。流石 #水橋文美江 さんという最高のラストが待ってると思うよ。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

後、武志との関係でも喜美子が良いとこ取りしてるとは思わない。喜美子は頑張って強がって見せてて、武志はそれを見て、やっぱお母ちゃんは頼もしい僕もしっかりせな。と思う事が出来てると思うけど、八郎まで喜美子と同じ感じだったら、流石に息が詰まると思う。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

八郎はやっぱり親は心配だし不安なんだな。と伝える役割で良いと思う。これもやはり喜美子も同じだったら武志も参ってしまうだろうけど、武志も八郎を見れば喜美子だって親なんだから同じ様に心配だし不安な筈。でも、自分を勇気付けようと強がってくれてるんだなと分かると思う。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

2人でいい役割分担が出来てると思う。もう完全にチームになってると思うし、つまり完全に夫婦になってると思う。もう籍が入ってるかいないかなんてどうでも良いと思う。新しい関係？ううん、普通の夫婦、普通の家族になれてると思う。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

僕は白血病になったらやっぱり骨髄バンク設立のエピはやるんだろうなと思ってたけど結局やらなかったのは良かったと思う。やはり #神山清子 さんはモデルではないというのを貫いたという事もあるだろうけど病名は関係なく息子が病気になった普通のお母さんとして描いたのが良かった。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

自然釉の再現に成功した女性陶芸家の話というと、普通の人とは関係ない話に思えちゃうし、実際穴窯の辺りの話は普通の人とは程遠い話しだったけど、それを除けば基本は普遍的なテーマを扱ったドラマだったと思う。それがとても良かった。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv 僕は少しもブレてないと思います。穴窯の作品については喜美子がはっきり言っています。「幸せやから作りたい」と。また完成さえすれば作品が評価されなくても良いとも言っています。喜美子は八郎への感謝の気持ち、八郎への愛の証として作品を作りたかっただけなんです。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv その作品が世間に評価されなくても、陶芸家として成功しなくても関係ない。八郎への愛が作品という形で成就すればそれで良かったんです。だから、喜美子は作品が完成したら八郎が戻って来て喜んでくれて幸せになれると思い込んでいたんだと思います。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv でも作品が完成したら八郎はいなくなってしまった。喜美子に残ったのは作品と虚無な人生だけです。八郎がいないと生きて行けないとまで言った喜美子ですが、流石に八郎がいなくなっても死ぬ訳にはいきません。武志を育てないといけないし、その為に陶芸をしてお金を稼がないといけない。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv 喜美子がおっさん化していったのは、八郎を失った事で女を捨てたからだと思います。女としての喜美子にとって八郎が全てだったから、もう女として生きて行く理由がなくなった。女として生きていけなくなったんです。その後の話は喜美子が八郎を取り戻し、女を取り戻す話だと思います。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv 一度手を離して再び繋ぎ直すという話だというのは最初から決まっていたんだと思います。その手を離す過程がかなり強引でしたが、それだけ八郎というキャラクターがそう簡単には手を離さないキャラとして完成していたので、あれ位無理をしないといけなかったのも分からなくもありません。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv 八郎が戻って来ないまま、喜美子が虚無な人生を生きている時に武志が病気になっていたら、喜美子は武志が病気になったのは、自分がした事に対する罰だと思ってしまっただろうし、きっと揺るぎない強さを持とうとする事も出来なかっただろうと思います。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv 今喜美子が踏ん張っていられるのは側に八郎がいるからです。そして喜美子に徐々に女性らしさが戻って来ています。これは喜美子の人生にとって1番大切なのは八郎だったという事を描いているドラマだと思います。八郎が必要ないだなんてとんでもないですよ。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv アンリは八郎を失った虚無の中で生きている喜美子の心の穴を埋める可能性のあるキャラとして出て来たと思います。愛ではなく友情でその空虚さを埋める可能性として。それは信作や照子ではダメなんですよね。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv 喜美子にとって芸術で繋がる事が出来た人はジョージ富士川、フカ先生、八郎だけで、アンリは喜美子にとって初めての芸術で繋がる事が出来る友人になれる存在だったんです。でも、アンリは喜美子の喪失を自分が埋めてはいけないと悟り喜美子の元を去ります。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv やはり喜美子にとって八郎はかけがえのない存在だと気付かせる役割がアンリだったと思います。武志と真奈は八きみと同じ失敗をしかけて、それをしなかったカップルなんですよね。八きみの失敗は相手の気持ちをちゃんと確かめなかった。自分の気持ちをちゃんと言わなかった事で… #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv 武まなはそれが出来たカップルとして、八きみとの対比の為に描かれたカップルだと思います。また、鮫島は元々出番が少なく、彼が出ない事の影響はそれ程大きくはなかったでしょう。そして、直子も鮫島の手を離してしまい、それを再び繋ぎ直せば良いと… #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv 喜美子が自分の失敗を反省してアドバイスするエピソードは最初から決まっていた事で、鮫島と別れたのは大人の事情ではないと思います。これは喜美子が自分の失敗を自覚してる事を明らかにした重要なエピソードで、空襲で喜美子が直子の手を離してしまったエピソードから繋がっています。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

@qHCWlQPNrS58ocv 全てが最初から計算されてる物語だったと思います。 #スカーレット

窪田浩一 @ko1kubota

#朝ドラ では最終週に次々と伏線が回収されて、最終回に向けて収束していくパターンが多かったけど #スカーレット は、ここに来て新しい展開が生まれてる。桜と桃のピアノ発表会、直子の探し物、ちや子さんと草間さんの恋。これらはもう回収されないだろう。最終回に向けて拡散して行く朝ドラ。

窪田浩一 @ko1kubota

最終回見届けました。最後は八郎が長崎に旅立ち、最後まで収束せずに拡散して行く物語だった。喜美子の人生も八郎の人生も全ての登場人物の人生が続いて行く。武志も彼らの中に生き続ける。 #スカーレット #スカーレットは終わらない #ありがとうスカーレット #スカーレット好きちゃうわ大好きや