文章の書き方のすすめ

池田修先生のまとめ
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池田 修 @ikedaosamu

1)文章の書き方の授業を進めている。書き方である。文章の種類、なぜ文章が書けないか、その対策等である。私は中学校の教員のときに、履歴書の書き方を指導していた。中学校三年生の3月ぐらいに行う。受験が終わり卒業式までの間である。

2011-06-14 12:42:12
池田 修 @ikedaosamu

2)日本中の国語の先生を敵に回してしまうかもしれないが、私にはよく分からないことがあった。物語の読解である。確かに、物語、小説によって人間を育てる部分はあるとは思う。しかし、小説を読むというのは卒業したら娯楽である。そこにあんなに力を入れて指導するのは、私は?なのだ。

2011-06-14 12:43:41
池田 修 @ikedaosamu

3)『履歴書を書いたことのある人?』と学生たちに聞くと29人全員が、あると答えた。『では、履歴書の書き方を学校で習ったことのある人?』と聞くと、これまた全員が習ったことがないとのことであった。おかしい。卒業したら必ず必要な履歴書の書き方を義務教育で教えないとは。

2011-06-14 12:45:07
池田 修 @ikedaosamu

4)国語、または特別活動の進路指導できちんと一回は教えるべきだろう。履歴書を書かない日本人はいないはずだ。手書きかワープロか、それは進む先によって違ってくるだろうが、とにかく書き方ぐらいは教えるべきだ。履歴書の封筒の宛名の書き方。「机下」とか書けたらカッコいいではないか。

2011-06-14 12:47:04
池田 修 @ikedaosamu

5)小説の読解にかけるエネルギーの少しをこちらに回しても良いと思うのだ。学生に聞くとそうだそうだという。さらに、「教えてほしかった」とも言う。そこで言う。『そうだろうなあ。教えてほしかったろうな。知っていれば随分違うからねえ。だけど、間違えてはならないことがあるぞ』

2011-06-14 12:49:01
池田 修 @ikedaosamu

6)『それは、今後、卒業してからは、「習っていないからで来ません」なんてことはいっさい言ってはならないということだ。私はディベートで修論を書いたし、コンピュータも人並みには使えるが、学生時代にまったく習っていない。卒業してから自分で勉強したのである』

2011-06-14 12:50:36
池田 修 @ikedaosamu

7)『習っていないから出来ないという人は、そういう割には、習ったこともしっかりできていない人が多いもんだ。習っていないことなんて、社会に出ればいくらでもある。そこで必死に自分で勉強してできるようになるもんなのだ。子どもに必要だと思ったら先生自らが勉強して、身につけて教えるのだ』

2011-06-14 12:52:00
池田 修 @ikedaosamu

8)とまあ、私はそう思うので学生たちには、こんな風に話す授業なのでした。さ、午後の授業が始まります。

2011-06-14 12:52:46