【CDC】医療従事者のCOVID-19感染者の特徴-米国、2020年2月12日〜4月9日 早期リリース/ 2020年4月14日

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

Characteristics of Health Care Personnel with COVID-19 — United States, February 12–April 9, 2020 Early Release / April 14, 2020 cdc.gov/mmwr/volumes/6… 医療従事者のCOVID-19感染者9282人の年齢中央値は42歳、73％が女性、38％で既往症あり。医療ケア、家庭やコミュニティで患者と接触。

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人種データのある3801人中、2743人が白人、801人が黒人、199人がアジア人、58人がその他か多人種。 COVID-19確定患者との接触を報告した1423人中、780人が発症前の14日間で医療ケア状況のみでの接触、384人が家庭内のみでの接触、187人が市中のみでの接触を報告した。

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症状データのある患者のうち、4336人（92％）が発熱、咳、呼吸困難の少なくとも1つを報告、3122人（66％）が筋肉痛、3048人（65％）が頭痛を報告。750人（16％）が味覚・臭覚障害を「その他」の症状として書き込んだ。

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年齢とアウトカムのデータがある患者8945人中、6760人（90％）が入院せず、723人（8〜10％）が入院し、184人（2〜5％）がICUに入院、27人（0.3〜0.6％）が死亡した。 医療従事者の患者で65歳以上は6％のみだったが、死者27人中10人（37％）が65歳以上だった。 pic.twitter.com/9SYCtwIgYh

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4月9日時点で、9282人の医療従事者がCOVID-19と確定したことがCDCに報告されている。患者が医療従事者であるかどうかが、全米で報告された症例の16％でしか得られなかったため、この人数は過小評価されていると思われる。軽症か無症状の医療従事者は検査を受けていないことも考えられる。

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全体的に、医療従事者の患者は3％（315531人中9282人）しか報告されていない。しかし、医療従事者かどうかがより完全に報告されている州では、報告症例の11％（15194人中1689人）が医療従事者だった。感染拡大する米国のコミュニティが増えるにつれ、医療従事者の感染者数は増えると予測される。

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中国とイタリア全体での患者の報告と比較すると、2月12日〜4月9日の間の米国での医療従事者の感染者は、やや若く、女性が多かったが、これは、米国での医療従事者の年齢・性分布を反映していると思われる。人種と民族性の分布は、米国民全体とは異なるが、医療従事者内での分布と似ている。

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医療従事者の感染経路のほとんどは医療ケア由来ではあるが、家庭やコミュニティでの感染も知られているため、感染が拡大するにつれ、複数の経路での感染を考慮する必要がある。さらに、発症前や無症状の人らからの感染のような、認識できない経路からの感染もあり得る。

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職業上の曝露が認識された後の接触者追跡のみでは、発症リスクのある医療従事者の多くを特定できないであろう。

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感染した医療従事者が同僚や患者を感染させるリスクを低減する対策としては、勤務シフト開始時にすべての医療従事者で発熱と呼吸器系症状のスクリーニングをすること、医療従事者での検査を優先すること、体調が悪い時に勤務しなくていいようにすることなどがある。

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発症前と無症状の人ら由来の感染のエビデンスからは、他の社会的距離対策の維持が困難なコミュニティの状況では、鼻と口を覆うこと（感染源コントロール）が推奨される。医療ケア状況における医療従事者、患者とビジター全員での感染源コントロールの徹底も、さらなる感染低減が期待される対策である。

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しかし、医療ケア状況ですべての人が鼻と口を覆って呼吸器分泌物が広がらないようにしたとしても、患者のケアをする際に、医療従事者が推奨されたPPE（ガウン、N95レスピレーターかマスク、ゴーグル、手袋）を装着し続けることは不可欠である。

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医療従事者で、手洗いやPPE装着法などの予防方法のトレーニングを行うことも、また、医療ケア状況での感染を防ぐために重要なことである。

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年齢データのあるCOVID-19確定医療従事者のうち、入院したのは8〜10％だった。これは、米国でのCOVID-19症例の入院割合である21〜31％よりも低いが、医療従事者患者での年齢中央値（42歳）が、患者全体よりも低いことと、優先的検査による重篤度の低い症例の診断を反映していると思われる。

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3月末までにCDCに報告されたCOVID-19患者全員における既往症の有病率の推計によると、38％で少なくともひとつの既往症がみられると示唆されているが、これは、この医療従事者患者における割合と同じである。。

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年齢の高い、あるいは既往症のある医療従事者は、主治医や職場の健康プログラムを通し、自分のCOVID-19リスクをより理解し、管理すべきである。感染急増の際のキャパシティを大きくするために引退した医療従事者を動員する場合は、

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年齢の高い医療従事者では、特にPPE入手状況が限定されているため、重篤なアウトカムの可能性が高くなることを考慮すべきである。ひとつ考えられることは、引退した医療従事者をリスクがより低い状況（telemedicine、管理職、あるいは非COVID-19患者用のクリニック）に優先的に割り当てることである。

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A CDC study finds that more than 9,000 U.S. health-care workers have been infected with coronavirus, almost three-quarters of them women. wsj.com/articles/new-c…

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医療の現場から｜四谷三丁目 #note note.com/yo_tsu_ya_3/n/…

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

これ。 みんな、読んだ方がいいと思う。医療従事者らの命が軽視されているのが実感できる。 初期からCOVID-19患者を受け入れてきた、都内の結構大きな病院の看護師さんの手記。マスク”午前1枚＋午後1枚”から、突然、”3日に1枚”になった。外科医も。 twitter.com/YuriHiranuma/s…

Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

この手記を読む限り、医療従事者の感染者は、昨日、CDCが報告したよりも大きな割合で出てしまうのではないかと危惧する。”3日に1枚”のマスクって、N95ですらないんですよね？ togetter.com/li/1494386