「敬意を払う」の、やめないか？

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

「敬意を払え」 多くの人が尊重してやまない「敬意」 実の所本質を伴う敬意はこの世の中にとても少ない。東アジアで共有される「目上の人」概念を見てもすぐ分かる。我々が「敬意を払え」と教えられるのは「尊い人」ではなく、「目上の人」である。いや、同じことでは決してない

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

「目上の人」は大抵尊い事が多いからとりあえず、まず、何はさておき敬っておけ、というのだ。尊いかどうか分からなくても、この先分かる気が無くても、倒錯した事に 愚かで取るに足らない存在だと判っても！！ 差し当たり一応敬っておけ、という。本心なんて置いておいて。

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

親から子へ、師から弟へ連綿と受け継がれしこのいっとう有名な孔子のロジックは、オトナがコドモに送る善意ではあろう。つつがなくスムーズに幸福な人生を送るためのライフハック。処世術。そう、処世術に過ぎない。「術」だ。「小細工」だ。真実なんかじゃ、まるでない！！！！！

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

そもそも「敬意」なんて、コドモは教えられなくたってとっくに知っている。大事な玩具は壊さぬように。ガキ大将には障らぬように。尊かったり優れたりを大事に保全する心なんて普通に普通だろ。

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

(無論、今ぶち上げているこの論法は唾棄すべきまでに「敬意」を欠いた獣の理論だ。孔子に「敬意を払え」と教えられなかったコドモが本能から払う敬意なんてたかが知れている。「社会」を形成運営する気概に、それ以上に自分に処世術を教えてくれたオトナに対して絶望的に敬意が無い)

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

しかしそれを踏まえても叫ばねばならぬ。いや叫びたい。叫ばせてくれ。 「敬意を払う」の、やめないか？

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

実際優れた処世術、バリアフリーなリスクマネージメントだ。兎にも角にも「敬意を払え」ば相手が予想外に尊かったり優れてたりした時にカドが立たないし、問題なく恩恵を頂戴する姿勢にシフトできる。尊重されている実感は「もっと尊重されたい」成長に繋がり、ヤル気も湧いてくる。

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

「お前ら恥ずかしくないのか。」

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

そんな欺瞞で本心を覆って 厳密よりも効率を優先して 賜があれば物心は二の次で 他人に見るのは力ばかりで 虎の威を借って 尻馬に乗って 「恥ずかしくないのか。」

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

自分の眼で他人を見たくはないのか 自分の手で他人に触れたくないのか 自分の口で他人と語りたくないのか 全部そこから、始めたくはないのか 効率化された処世術でなく マニュアル化された対応でなく 他所から借りた価値観でなく 先人に肖らず 無駄を省かず 自分の心で 「敬う」ことが出来たなら。

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

きっと、寂しくないんだから。

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

そうじゃないのか？ だから寂しかったんじゃないのか？ 他人に肖って、阿って、服うたから。 自分のものでないロジックに大事な自分の身を任せて、いつの間にか他人の持ち物に囲まれて、「自分」の輪郭を見失ったから不安なんだ 敵も味方もわからない 前後不覚で天地が返る

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

馬鹿馬鹿しい話だ そんな暇は人間にはない そもそも敬意を欠きすぎだ 先人たちが知恵を絞って、工夫をして、無駄を省き、体系化し、研磨してきたメソッドを。有史以来数えきれない損害を避け、限りない利益を産んできた方法論を！ 「バカにするにも程がある」！！

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

「バカじゃねーよ。」 「俺やお前がバカにした所で」 「バカになるほどお安くないぜ。」 「先人。」

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

「気に入ったなら従えばいい」 「尊かったら重んじればいい」 「好きになったら愛せばいい」 だけど「それでも」。 「なんとなく」とか、「あいつが言うから」とかじゃなくて。 難しいだろうし、面倒だろうし、ラクじゃないだろうし、不可能かも知れないけど。 もう一度、裸になって抱き合わないか。

言ノ樹　篝 @Kotonoki_Kagari

きっとずっと、気持ちがいいぜ。