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nekolovercat
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猫
@nekolovercat
歴代プリキュアシリーズ作品 5段階評価喋り ・ドキドキ！プリキュア 好み度：☆☆☆☆☆★ 完成度：☆☆☆☆ pic.twitter.com/ANe6ZCnxgx
2020-04-16 19:36:52
猫
@nekolovercat
好みはカンストする 歴代最も“ぶっ飛んだ”作品というのは衆目の一致するところだが、ぶっ飛んでいるということは陳腐さと対極にあるということ オチが読める話がほぼ無い 私はドキプリを歴代最『陽性』作品と認識しています pic.twitter.com/tto39yIVAl
2020-04-16 19:44:15
猫
@nekolovercat
ドキプリの“陽性”ぶりは主人公ピンクの相田マナさんのキャラ性質でほぼ決定づけられている 人助けが大好きで、とにかくみんなの喜ぶ顔が見たく、広く誰に対しても積極的に手を差し伸べる こういうプリキュアは（ピンクに限らず）歴代いそうでいなかった
2020-04-16 19:50:35
猫
@nekolovercat
もちろん他人が困ったり苦しんだりしている姿を見て手を差し伸べないプリキュアなどいないが、それにしても自分から積極的に人助けする対象を求めるのは相田マナさんの特異性
2020-04-16 19:57:20
猫
@nekolovercat
身内での人助けを最も好んだ先例は5の夢原のぞみさんで、勉強も運動も駄目な彼女が仲間や妖精のために精一杯頑張り、時に非常に高い能力を発揮するのは強く印象に残るところ
2020-04-16 20:03:20
猫
@nekolovercat
もちろんのぞみさんも仲間グループと離れた『外』の人が困っているのを見かけたら（時にプリキュアグループのリーダーの地位を用いて「決定」する）精一杯助ける（そもそもココとの邂逅からのプリキュアの流れもそう）が、相田マナさんの様に外に向かって広く助けを募るまでは行かない
2020-04-16 20:06:14
猫
@nekolovercat
ドキプリはよく『エリート集団』といわれる “エリート集団”ぶりを「嫌味だ」と見る向きもあるが、個々の鑑賞者のそうした受け取り方はともかく、作品設定として“エリート”メンバーばかりにしたのは、5との差異を図ろうとしたと見たならわかる
2020-04-16 20:15:31
猫
@nekolovercat
プリキュアメンバーの苦労や困難話をするなら、そこに必然、夢原のぞみさん以来の人助け好きのピンク――相田マナさん中心の手助けが介在してき、結果として5の焼き直しに陥りかねない
2020-04-16 20:21:02
猫
@nekolovercat
ゆえに、ドキプリメンバーの個々の悩み回は、能力面や外界での社会的ステータスアップ（春日野うららの芸能活動成功のような）よりむしろ（プリキュア活動面含めた）メンバー人間関係や環境における心理問題・精神調整物語中心となる
2020-04-16 20:26:35
猫
@nekolovercat
個々人として完成され（＝エリート）、強い自我を持つ各プリキュアの心理問題のため、悩み克服に（時に悩みの直接原因たる）プリキュア他メンバーはほぼ関わってこず、妖精や家族・近しい人が心理カウンセラー的に働き、自己修復することが多い この辺は仲間同士の励まし合いのスマプリとも好対照
2020-04-16 20:35:05
猫
@nekolovercat
こうして、能力・社会的ステータス面でのドキプリメンバーの“エリート”振りは、人助け好きピンクたる相田マナさんの活動を身内に向ける必要を無くし（この時点で5の焼き直しを回避）、彼女の“人助け”が広く外側に向かって開かれた、ドキプリ作品テーマたる『博愛』に最適な物語設定となっている
2020-04-16 21:15:44
猫
@nekolovercat
ドキプリがエリート集団（設定）であることによるもう一つの作品性質 それは個々人が学校・社会中それぞれ責任ある立場にあるため、“幸せの王子”である相田マナが率先して行う人助けに他のプリキュアが引っ張られない
2020-04-17 01:51:17
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@nekolovercat
相田マナさんの様に目にする困っていそうな人全てを助けずとも、皆社会に博愛を向ける立ち位置であり、特にありすとまこぴーの責任立場は絶大 六花も生徒会の書記として、会長であるマナが（人助け優先で）放棄した生徒会の仕事を引き受けるなどかけがえのない存在
2020-04-17 02:02:41
猫
@nekolovercat
皆、相田マナが行う目の前の人助けに協力せずとも‘負い目’を負わずにいられるだけの社会的立場にある これによって、ピンクに引っ張られる形の5、皆意思が一致して行動を共にするスマイルの焼き直しを避けることが出来、また人助けを何よりの生きがいとする相田マナさんのアイデンティティはより際立つ
2020-04-17 02:03:51
猫
@nekolovercat
自分から積極的に人助け対象を求めるキャラは必然外向的となる。また暴走も描きやすい （おバカ）元気ピンクは初代からのスタンダードだが、それにしても相田マナの外向性とはまた異なる この主人公ピンクの性質がそのままドキプリという作品の“陽性”ぶりを決定づけている twitter.com/nekolovercat/s…
2020-04-17 02:18:41
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@nekolovercat
菱川六花さん 幼馴染の暴走に振り回されるしっかり者の先例は5のりんちゃんだが、りんちゃんはドジな夢原のぞみさんのお守り的役割 菱川六花さんの方は、能力的には全く問題がないものの、人助け暴走で生徒会の仕事をほっぽりだす相田マナさんの後始末や周囲との調整役で、独特の気苦労を発揮する
2020-04-17 02:31:27
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@nekolovercat
おっとり天然お嬢様の枠をまず踏み越えることのないありすや、歴代全プリキュア中（視聴者）誰もが認める最クールビューティー枠のまこぴー 相田マナさんのキャラ性質で方向づけられるドキプリの“陽性”“ぶっ飛び”ぶりはこの3人で完璧に固められる twitter.com/nekolovercat/s…
2020-04-17 02:39:56
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@nekolovercat
構成面は特筆に値する 全体の構成力は歴代屈指・最高峰で、雄渾といっていい あまり完成度面で語られることのない作品だが、完成度は☆5つでもよかったかもしれない 何より、初代よりプリキュアシリーズでの重大局面で取り扱われている要素を完成形に導いた
2020-04-17 14:22:35
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@nekolovercat
初代よりプリキュアシリーズで取り扱われている“根源”問題 「どこから生まれたのか」「何のために存在しているのか」「何者なのか」 このモチーフは敵に味方に、5以外のドキプリ先行諸作品で常に重要な要素として取り扱われてきた togetter.com/li/1486910
2020-04-17 14:31:11
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@nekolovercat
“根源への触れ”はプリキュアシリーズにおいて、劇作法上常に重要な役割を担ってきたが、作品全体を貫くモチーフとしては、ドキプリ以前はMH・5GoGoの先例がある（フレプリをどう見るかだが） MHと5GoGoでは、真に説得力ある形で描けたのはMHの方のみ
2020-04-17 14:57:40
猫
@nekolovercat
記憶を失い、自分が何者かわからない九条ひかりが、アイデンティティをなぎほのが守ろうとする『日常』の中に見出す構成は、（一年目）初代の作品テーマを土台に作り上げられており、毎話の積み重ねから来る最終的な説得力――感銘は圧倒的だった
2020-04-17 14:58:19
猫
@nekolovercat
ただし、MHは九条ひかりの描写に関しては完璧だったが、ドツクゾーンの洋館の少年――敵組織側事情に関しては中途半端なまま終わった 作品全体を貫き、物語展開の原動力としての“根源”問題を敵味方両面に絡めて不可分の形で扱ったのがドキプリで、いわば（味方事情ばかりに偏った）MHの完成形といえる
2020-04-17 14:58:38
猫
@nekolovercat
まこぴーは『英雄』の相といっていい 歴代プリキュア全て明確なヒロインだが、まこぴーの立ち位置は特別 スイプリでは設定止まりの感があった音楽要素を本格体現した初のプリキュアで、ハピチャの『イノセントプリフィケーション』等、以後の作品での劇中重大働きの先駆け 特にスタプリへの影響は絶大 pic.twitter.com/bsDd2QacWn
2020-04-17 15:42:02
猫
@nekolovercat
ドキプリは歴代最も‘議論’をした作品といえる 仲間同士の見解が一致することが多いプリキュアシリーズでは異例で、議論まで進んだかはともかく、他にフレプリでのせつな絡みのラブ――美希、スイプリでのハミィを嗜めるひびかなぐらいか（喧嘩夫婦と言われるひびかなもプリキュア活動では基本同調する）
2020-04-17 21:17:42
猫
@nekolovercat
相田マナさんは一貫して“ブレない”。そこが彼女の強さと魅力だが、そのおかげで彼女が敵に対して取る態度を巡って、ドキプリメンバー内では定期的な紛糾が起こり、幼馴染である六花・ありすでさえ真っ向反論することもある しかしマナはブレない これが相田マナを歴代異色ピンクとして際立たせている
2020-04-17 21:24:58