#ばずろリレー小説企画

よん🏔 @yondakoe

いろいろなリレー系タグが流行ってるのでここはリレー小説だろと思い……というわけでばずろリレー小説企画やりましょう #ばずろリレー小説企画

よん🏔 @yondakoe

概要は以下の通りです 1. 指名されたらこのツリーの一番下のツイートの続きをリプ1つで書く。#ばずろリレー小説企画 タグもつける 2.自分が文を書いたツイートを引用RTして #ばずろリレー小説企画 タグを付けて次の人を指名

よん🏔 @yondakoe

《追記》 ※リプは全員に返す必要はないので、適宜@を削除してください。 ※指名できる人がいない・どうしようもない場合は@yondakoeに戻してください。 #ばずろリレー小説企画

よん🏔 @yondakoe

※色んな人に回ることを想定しているので、CPなし全年齢向けの内容でお願いします。 ※登場人物はばずろの12名＋ネコ2匹限定。 ※難しい場合はパスですぐ別の人に渡してもOKです。 気軽にみんなで楽しくリレーしましょう！ では、次のツイートから本文を始めます。 #ばずろリレー小説企画

よん🏔 @yondakoe

「うわ、ツイてないな」 孝明が事務所での打ち合わせを終えビルを出ると、外は土砂降りの雨だった。朝、天気予報も見ずに出てきてしまったので、当然傘は持っていない。しばらく雨宿りをしようか、誰かに迎えを頼むか。孝明は雨が地面を叩く音を聞きながら、じっと考え込んだ。 #ばずろリレー小説企画

*ココ(ロ)*現在多忙 @koko_1129_sqal

@yondakoe 「そんな所で何をしているんだい？」 雨に気を取られていて近くに人が来たことに気づかなかった。しかし、声は聞き覚えのあるもので、すぐに警戒を解いて白い彼に笑いかける。 「雨宿り。傘忘れたからさ」 呑気な孝明の笑みに、翔もつられるようにクスクスと笑う。 #ばずろリレー小説企画

るか子 @toorakkow

@koko_1129_sqal @yondakoe 「俄か雨が降りますよって朝の予報で言ってたのに」 翔の言葉に孝明の目がぱちんと光る。 「じゃあ翔は傘を…」 「残念。僕も忘れちゃったんだ」 なーんだ、と戯けて肩を落としてみせる孝明を見ながら翔はごめんと笑う。 「…でもお迎えが来てくれるはずだから一緒に帰ろう？」 #ばずろリレー小説企画

雲雀🍴 @yuukage_183

@toorakkow 色素の薄い髪の先からぽたりと水滴が落ちて、白いシャツに染みを作る。 こんな天気なのに外に出たのか翔の服は湿っていた。 「翔、そんなに濡れて寒くない？」 翔はきょとんと孝明を見上げる。 「ほら、これ着て」 孝明は自分の着ていたグレーのジャケットを肩に掛けてやった。 #ばずろリレー小説企画

あさなぎ🐈‍⬛🎻🦉🖋 @asanagi_vr

@yuukage_183 「ありがとう…ふふっ、温かいね」 サイズは少し大きめで、まだかすかに残る温もりが冷えた体を包み込んでくれる。 「でも、いいのかい？」 「俺は大丈夫だから、気にしないで」 にっこりと笑う孝明の背後から、1台の車がこちらに近づいて来た。 どうやらお迎えが来たらしい。 #ばずろリレー小説企画

上雪@インテいる @ue_snow

@asanagi_vr 「2人して何をしてるんだ…」 近付いた車の助手席の窓が開き、凰香が呆れた顔で声をかける 「孝明はともかく、翔は風邪を引くぞ。早く後ろに乗れ」 「凰香酷くない？」 「お邪魔します」 「翔？」 孝明を優雅にスルーし、翔は運転席のマネージャーに挨拶をして車へ乗り込んだ #ばずろリレー小説企画

律夏 @ritsumarukun

@ue_snow 後に続いて孝明も乗り込む。手渡されたタオルでわしゃわしゃと頭を拭く翔に「豪快だなあ」と苦笑してドアを閉めた。 その瞬間、天井を打つ雨音はより強さを増したようだ。そんな騒めきを掻き分けるように、車が静かに発進する。 「…で、翔はどうしてそんなびしょ濡れなわけ？」 #ばずろリレー小説企画

すざき @suzaki_26

@ritsumarukun 「悠人がいなかったから、かな？」 「「は？」」 予想外の返答に思わず凰香と声がハモる。 「クラシックコンサートの時とか傘は悠人が持っていてくれてたから」 自分で持つ習慣がなくて、と笑う横顔に反省の色はない。なんとも翔らしい理由に悠人の日頃の苦労が透けて見えた。 #ばずろリレー小説企画

矢薙雪 @yanagi_dd

@suzaki_26 「すごい雨だね」 窓の外を眺め、翔がぽつりと呟く。 視界は雨の激しさで白く煙って見えるほど。バケツをひっくり返したような、という表現がぴったりだ。 「本当だな。俺も乗せてもらえて助かったわー」 「天気予報くらい見ろ。風邪でもひいたらどうするんだ」 #ばずろリレー小説企画

中田ヴェヌ(冬) @V_7k0_S

@yanagi_dd だいたい折り畳み傘を常備しないからこうなるんだ、お前はいつもそういうところが。凰香の小言と孝明のでもでもだっての応酬が、雨音と車の走行音と混ざって喧しくも心地良い。赤信号が続く帰路、寮に着くまでにはもう少しかかりそうだった。 「……ふたりは、雨は嫌いかな？」 #ばずろリレー小説企画

柚羽🍅 @tksnyz

@V_7k0_S 車内を満たしていた喧騒とは似つかわしくない、穏やかな声が響く。 軽快な会話はどちらからともなく途絶え、それを見計らったかのように車に打ち付ける雨音も落ち着きを見せた。 「仕事のスケジュールに支障をきたすのは困るが…まあ、嫌ではないな」 #ばずろリレー小説企画

††┏┛けーな┗┓†† @kna_maki

@tksnyz 凰香はそう答えて窓を流れる滴を眺めた。その様子につられるように、孝明と翔も視線を窓の外へと向ける。雨のカーテンに覆われた街並みはどこか他の世界のようだった。 「ふふ、確かにいつもと違う風景は見ていて楽しいね」 翔は微笑み、問うように孝明へと視線を向けた。 #ばずろリレー小説企画

mm-m @meterpear

@kna_maki 「孝明は？」 促されて、再び窓の向こうを眺めた。ビルの隙間を埋める曇天は冷たく、重い。けれど心に浮かぶのは決して“嫌い”ばかりではなかった。 「子どもの頃は外で遊べないってがっかりもしたけど、雨上がりの空が一番綺麗だって知ってからは、嫌いじゃなくなったよ」 #ばずろリレー小説企画

揺近💎 ᵛᶻʳᶜ𓃠 @U_vazz_yur1

@meterpear 雨粒に濡れた輝く草木、青く澄み渡る空にたまに掛かる虹…いつもと同じ風景がなせだかキラキラと輝いて見える。まるで魔法みたいだな、なんて何度思った事だろう。孝明はこれから訪れる未来を想像して思わず笑みが溢れた。 「珍しいな。あんたのそんな顔」 「ん？そんな顔？」 #ばずろリレー小説企画

かろ @karo66_vr

@U_vazz_yur1 「…その締まりのない顔だ」 「ひどいなぁ凰香」 その理由は秘密。凰香には教えてあげない。 どうしてあんたはそんなに楽しそうなんだと凰香は顰めっ面の様だ。後部座席から見えたその様子がおかしくて思わず再び口角が上がる。 #ばずろリレー小説企画

恵梨💎 @eri_vzrk_rd

@karo66_vr 「ふふ、2人は本当に仲がいいんだね」 「別にそんなことは無い。誰がこんなやつと」 「だから凰香ちゃん酷いってば……」 ツンとした態度をとる凰香と、少し困った顔で笑う孝明。 彼らのやりとりを見ていた翔は、そういえばうちにも似たような2人がいたな、と思うのだった。 #ばずろリレー小説企画

よん🏔 @yondakoe

@eri_vzrk_rd 「到着しましたよ」 タイヤが雨水に濡れた道路を擦る音が聞こえると、そこはもう見慣れた寮の前だった。ありがとうございました、とスタッフに声を掛けると三人は車を降りる。 「雨、だいぶ弱くなった？」 「でも、他のみんなも今日は無事だったのかな？」 #ばずろリレー小説企画

ゆに🐾 @79yuni_inu

@yondakoe 「孝明さーん！」と、エントランスの向こう側から声が聞こえて顔を上げると、傘を手に、今まさに外へ出ようとしている直助と優馬に遭遇した。「雨が降ってきたからお迎えに行こうかなって」「でも必要無かったみたいですね」二人につられて笑って、揃ってエレベーターに乗り込む #ばずろリレー小説企画

かなた @kanata_12135

@79yuni_inu 「二人ともオフだったの？」 「はい。……翔さん、なんだか濡れてません？」 優馬の訝しげな視線を物ともせず、翔は軽やかに笑った。「悠人がいなかったんだ」 「悠人さんが？」 問い返したところで、直助が振り向く。 「翔さん、うちの共有スペースに寄って行きませんか？」 #ばずろリレー小説企画

ももせ @mms_smm0

@kanata_12135 @79yuni_inu 「お邪魔してもいいのかい？」 「もちろんです！」 真っ直ぐな笑みを向けてくれる直助に、なんだか心が温かくなる心地がした。 VAZZYの共有ルームの扉を開くと、小さな鳴き声がふたつ。ひとつはきっとバズ。どうやらロックもこちらの共有ルームにいたみたいだ。 #ばずろリレー小説企画

灯夜 @touya_athletic

@mms_smm0 「おや、ロックもここに居たんだね。直助達と遊んでいたのかな」 応えるようにロックが鳴いて、掌に擦り寄ってくる。皆がこまめにブラッシングをしているお陰か、艶々とした毛並みだ。 「翔さん、よかったらこれ使ってください」 優馬から、柔らかそうなタオルが差し出された。 #ばずろリレー小説企画