Early Bird @ 41isyoichiさんの英語講座(2020年3月21日分)受動態/there/withとby/but/stand/分詞構文/climb into/and/head/英語の歴史

まとめました。
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Early Bird @41isyoichi

中高で英語を教え、大学で英語科教育法と受験英語指導研究を講じてます。教員研修会講師。文科省高校検定教科書 FLEX (増進堂)執筆者。NHKラジオテキスト英文法コラム元執筆者。『英語教育』(大修館書店)など専門誌へ寄稿多数。共著に『夢をかなえる英文法 ユメブン1』(アルク)。未来塾(@miraijuku2015)主宰。

Early Bird @41isyoichi

次の英文の和訳例を完成させる際、空所を埋めるのに最も適切な方を選んでください。 I can't stand sitting any more. 私はずっと座って(   )

2020-03-21 08:41:07
Early Bird @41isyoichi

以前に作成して利活用していたハンドアウトです。情報提供の時期と受講者のニーズを考慮して作りました。指導者としては授業の焦点を絞るのに役立ちます。授業冒頭で「英⇄日」のクイックレスポンスの練習はさせますが、備考欄のコメントは「興味関心に合わせて情報を拾ってね」と伝えます。 pic.twitter.com/iTKwAMPH8Y

2020-03-21 09:54:09
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Early Bird @41isyoichi

一般に、受動態より能動態の方が率直で力強い。受動態を使う際は理由がなければならぬ。動作の主体にあたるものが不明か重要でない場合、動作を受けることの方が動作の主体より重要な場合だ。 👉Stars can be seen at night.(星は夜見える) 👉He was killed in the war.(彼は戦死した)

2020-03-21 12:16:59
Early Bird @41isyoichi

(1) They climbed up the mountain. (2) They climbed the mountain. (1)は彼らが山頂までたどり着いたか不明だが、(2)は登頂完遂を意味する。ただし、They climbed the mountain for three hours and reached the point close to the top. のように期間を伴う場合は山の完全制服の意味は出ない。

2020-03-21 12:49:11
Early Bird @41isyoichi

昔話の出だしに「昔むかし、ある村に、1人のおじいさんが住んでいました」式の言い方がある。英語で Once upon a time there lived an old man in a village. だ。 there 構文を用いるのは想像上の人物を聞き手の頭に思い浮かばせるのに話の導入機能を持つ there 構文を用いるのがぴったりだからだ。

2020-03-21 14:14:32
Early Bird @41isyoichi

(1)He was killed with a rock. (2)He was killed by a rock. (1)で rock は殺害の凶器に使われたのであり、rock は殺害犯ではないから、He was killed with a rock by his wife. のように殺害の行為者を補える。一方(2)では rock を擬人化し、いわば、rock を殺害の行為者として述べている。

2020-03-21 18:09:22
Early Bird @41isyoichi

yes or no 以外の応答の仕方として、相手の思い込みや決めつけに対しては but が使われることがある。 👉You haven't told me everything.(あなたは私に全部は話していません)- But I have.(いえ、話しました) 👉Why did you say such a thing to her? - But I didn't.(いや、言ってません)

2020-03-21 18:25:54
Early Bird @41isyoichi

次の英文の和訳例を完成させる際、空所を埋めるのに最も適切な方を選んでください。 He tripped on the red carpet. 彼は赤いじゅうたん(   )

2020-03-21 18:31:19
Early Bird @41isyoichi

ご参加ありがとうございました。正解は(2)です。stand は通例「can't (couldn't) stand 何か」の形で「何かには耐えられない(耐えられなかった)」の意を表す。一説では「立つ → 立ち向かう → 耐える」という意味の変化を辿ったらしい。だからか、stand は「反発」を含意する。 twitter.com/41isyoichi/sta…

2020-03-21 19:53:08
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] 何冊かの海外の文法書に依拠して分詞構文について記す。 (1)短い行為に引き続いてもう1つの行為が行われる場合 → 最初の行為が先にくる。完了形を使っても🆗 Opening the bottle, Sam poured the drinks. / Having opened the bottle, he poured the drinks.

2020-03-21 20:34:54
Early Bird @41isyoichi

(2)先の(1)で最初の行為が長い場合 → 完了形を使わねばならない。 Having photocopied all the papers, the secretary put them back in the file. (3)1つの行為がもう1つの行為の最中に行われる場合 → 長い方の行為に -ing 形を使う。 I hurt my leg playing tennis.

2020-03-21 20:34:55
Early Bird @41isyoichi

(4)2つの行為が同時に行われる場合 → 主な方の動詞と、-ing 形を使う。 I've jst seen Carol. She's in the bar having a drink. (5)何かを説明したり、誰かがあることをする理由を言う場合 → 通例、-ing 形が先にくる。 Not having a car, she finds it difficult to get around.

2020-03-21 20:34:55
Early Bird @41isyoichi

上の教え方もわかりやすいかもと思った。時を表すと言っても「何々しているときに」と「何々しながら」の区別は微妙だからだ。参考書は以下の通り。 J. Eastwood 氏の Oxford Practice Grammar D. Beaumont, C. Granger 両氏の The Heinemann English Grammar R. Murphy 氏の English Grammar in Use

2020-03-21 20:34:55
Early Bird @41isyoichi

[THREAD] 『ローマの休日』の中でグレゴリー・ペックがオードリー・ヘップバーンにパジャマ (a pair of pajamas) を渡して、These are pajamas. You are to climb into them.(ほら、パジャマを着なさい)と言う。ここでペックが put on ではなく climb into を使っているのが興味深い😳

2020-03-21 20:56:31
Early Bird @41isyoichi

というのも、パジャマには2本の足があり、(よって、pajamas と常に複数形で使うのだが、) 構造上、履く際、まず片足を上げ、次にもう片足を上げることになる。この動作が何かに「登る」行為に似ていると感じられていることが、パジャマを着る動作に climb という動詞を使っていることからわかるのだ。

2020-03-21 20:56:31
Early Bird @41isyoichi

盲点かも⚠️ Have a good sleep, and you'll feel better. (よく眠る。そうすれば気分がよくなるよ)で and は明らかに因果関係を表している。I lost my way last night and didn't get home until 4:00 a.m. (昨夜は道に迷い、帰宅したのは午前4時だった)も同様。因果関係を表すのに and は重宝だ。

2020-03-21 21:12:48
Early Bird @41isyoichi

「窓から顔を出すな」は Don't put your head out of the window. のように「顔」に対して head を使う。head は首から上の部分全体を指すからだ。英語の head は head+face を表すわけ。なお、元気なくうつむいている人に対する声かけは Keep your chin up. で「顔 (= あご) を下げないで」の意。 pic.twitter.com/QqRQHLtYDU

2020-03-21 21:48:29
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Early Bird @41isyoichi

[THREAD] 英語は元来北ドイツの少数の部族が用いていたゲルマン語の方言であり、これら部族の原住地は、日本の紀伊半島と同じくらいの大きさだった。そこから彼らがイギリスの島に移住し始めたのが紀元450年頃のことだ。その英語が、いまや、世界的に見て極めて話者人口の多い大言語となるに至った。

2020-03-21 22:05:11
Early Bird @41isyoichi

1500年以上にもわたるこの筋道をDVD全4巻の映像で辿る試みが添付画像の作品だ。英国の人気文芸作家、Melvyn Bragg が案内役を務める。英国で2002年から2003年にかけて放送され、各紙誌で絶賛を博したのも頷ける品質。付属の小冊子には視聴に際しての目の付け所や参考文献が整備されて親切だ。 pic.twitter.com/pamQ9cQ80K

2020-03-21 22:05:21
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Early Bird @41isyoichi

今では New Englishes, World Englishes, English as a Global Language, English as an International Language, English as a lingua franca, Global Englishes などとも呼ばれている。部族の方言がおよそ1500年の時を経て国際共通語となる。その筋道こそがとりもなおさず「英語の歴史」である。

2020-03-21 22:05:22