茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2526回「小泉進次郎さんの話法は、言質を取らせない政治家の喋り方のセルフパロディーなのでないか」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２５２６回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

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小泉進次郎さんとはしばらくお話できていないけれども、大臣になられたり、ご結婚されたりしてほんとうによかった。それで、小泉さんのお話の仕方について、世間では「小泉話法？」みたいなことが言われているみたいで、要するにそれっぽいけれども内容がないということらしい。

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ぼくが知る小泉進次郎さんは、言葉のコントロールがとても巧みで、見事に聴衆の心を掴む人なんだけれども、それが大臣になられたり、地位があがって、要するに「言質を取られない」ためにそのような話法を開発されたのかなと思う。

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一度、世界女性ビジネス会議だったか、ぼくが壇上に先について座って仕事をしていると、小泉進次郎さんが気づかないうちにやってきて、後ろから、「茂木さん！」と抱きついてこられて、ぼくはびっくりしてうわっとなったら、改めて「お久しぶりです」と言った。

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小泉進次郎さんには、そういうところがあって、何百人も見ているところで、壇上でいきなりうしろからきて、ぼくがびっくりしておひさしぶりです、というところを見せて雰囲気をアイスブレークするというか、なかなか人間関係の達人のようなところがあると思う。

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いずれにせよ、小泉進次郎さんの話法、というものをネット上で時々観るんだけど、みんな、案外その芸風が好きで、面白がっているんじゃないかと思う。政治家が、言質を取らせないために慎重なもの言いをすることの自己パロディだとしたら、かなり面白い。

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そこで、いろいろ気が滅入ったり暗くなったりする時代だから、今朝は小泉進次郎話法を３つばかり試作してみた。これから３つツイートするので、みなさま、笑っていただいて、少しでもこの時期のうさを晴らしていただければ幸いです。（笑）

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歩くということは、究極、足を互い違いに動かすということですから。 pic.twitter.com/yKwnUt2rJm

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クオリアを感じるということは、感じるクオリアがあるということですから。 pic.twitter.com/MWWNJbwbjS

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私に自由意志があるということは、自由になろうという意志があることです。 pic.twitter.com/0cijcJPQhn

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以上、連続ツイート２５２６回「小泉進次郎さんの話法は、言質を取らせない政治家の喋り方のセルフパロディーなのでないか」をテーマに９つのツイートをお届けしました。