８割おじさんの罪を問うぞ

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新型コロナウイルス感染症対策本部 ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0… １月３０日設置。設置の根拠は閣議決定…ああああ法的根拠は当時なかったわけね、それでいろいろ求心力に欠けた。

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２月１４日、同本部（内閣の所属ですね）内に専門家会議を設置。これは内閣官房の所轄ですか。座長は伝染病研究所（厚労省系）所長。８割おじさんはここのメンバーではないのですね。ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0…

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kantei.go.jp/jp/singi/novel… ８割おじさんの試算が出た最初はこれかな。専門家会議の第五回。３月２日。

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それよりもっと前の会議、第三回のときの資料。２月２４日。kantei.go.jp/jp/singi/novel… ２００９年の新型インフルのときにも同じグラフが広報されていました。しかしあくまで概念図です。患者数がピークでどのくらいで、病床数の上限がなんぼか等の試算ではなく。 pic.twitter.com/c4pDArVdwA

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research-er.jp/projects/view/… ８割おじさん、もともと科研費（国の科学研究費）で感染症拡大の数理モデルを研究していた。おそらくそれで専門家会議より声がかかってコロナの試算を行ったのです。

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mdpi.com/2077-0383/9/2/… そして共同でこの論文が書かれた。ガンマ分布を使っている。イギリスの例のシミュレーションより少し早いものの、試算がたった２パターン。これで全力でしたかそうですか。

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kantei.go.jp/jp/singi/novel… そして専門家会議用に、さらにこんな演算を行って各都道府県ごとに患者数を試算。 pic.twitter.com/RmnZHKAiWe

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こんな計算結果に。ちなみにこれは西浦先生がいわれるところの「シナリオ１」の場合の計算結果。 pic.twitter.com/j0GsIBV0uW

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「シナリオ２」のときだと、こんな試算に。 pic.twitter.com/UqSHOop0e5

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ちなみにシナリオ１と２の違いは、R値の違い。中国での蔓延データを元に、最も可能性の高いR値を二つ算出して（先に紹介した論文）、この専門家会議用にはさらにこのシナリオ１と２それぞれについて都道府県別に人口データをもとに患者数を算出。

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kantei.go.jp/jp/singi/novel… ３月２日開催の専門家会議のために用意されたこの資料には、患者数の試算は載っているけれど、グラフがない。なぜ？おそらく８割おじさんにも当時は危機感がろくになかった。

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３月１０日の記者会見で、ようやくこんなグラフが登場。 しかし具体的数値はなく、質疑応答も今となっては呑気なやり取りです。「いずれも科学的にあり得るということで試算をしている。［中略］私たちが今、研究している観点からすると、この規模の大流行は起こらないと思っている」 pic.twitter.com/STKtxWFgGI

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専門家会議に、こんなグラフが提出されたのは、さらに９日後。 先の試算は２月２９日に出され、同会議には３月２日に提出（グラフなし）。１９日になってやっとこれです。 pic.twitter.com/AtzE2elZ0R

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ちなみにイギリスでは１２日（日本時間で１１日）にすでに遥かに緻密なシミュレーション結果が論文化され、ジョンソン首相の科学顧問が目を通して真っ青になった。１６日に首相はテレビで「もっと距離を置け」と力説。わずか４日で舵を切った。

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イギリス研究所のシミュレーションがすごかったのは、ここ。こういう手を打った場合、患者数がどうなるか（そして医療維持の限界をどのくらい超えるか）を一目でわかるグラフにしてみせたこと。 pic.twitter.com/FVwBicapXG

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水色エリアは、いろいろ閉鎖や対人接触自制を行わせる時期。五ヵ月。しかし解除後（右側）結局大爆発は起きてしまうことも、一目でわかるグラフにしてみせたのでした。 pic.twitter.com/D3XxU8d7IO

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いいですか「手を打った場合」のシミュレーションです。 日本だと「それは厚生労働省の管轄だ、シミュレーションには及ばぬ」と判断されてしまう＆自制してしまう。

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imperial.ac.uk/media/imperial… しかしこの論文、恐れ知らずです。役所の所轄だかなんだか知らんがシミュレーションだほらみやがれこうなってまうぞと壁なんでぶち破ってきた。

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イギリス研究所によるシミュレーション結果はアメリカのトランプ大統領にもほとんど同時に提出されています。 １６日（日本では１５日）にネットにアップ。 日本はどうだったか？１９日になってもなおこの程度でした。 pic.twitter.com/pKdq2yKCxJ

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＞今回の流行で3月19日の専門家会議の提言あたりから、心に決めて一人で挑戦していることがあります。「Risk Informed Decision（リスク・インフォームド・ディシジョン）＝リスクを説明した上での決断」というのをやりたいと思っているのです。buzzfeed.com/jp/naokoiwanag… １９日から？遅すぎ！！！

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＞死亡予測や人工呼吸器の数を上回る重症者の数が出るなど、怖い予測が今までよりも多かったのですが、意外にスルーされてしまった。科学的なエビデンスに基づいて、現時点でどれぐらいが亡くなると予測され、どれぐらいが重症になって、人工呼吸器やICUのベッドなどがどれほど足りなくなるかを示し pic.twitter.com/l8MAQKTUJf

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＞あの公表は、猛反対を食らいました。厚労省の幹部たちからも「いいのか？」「この図はどうしても削除できないのか」など、かなり事前に止められたのです。

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＞僕は一歩前に進むことをあの時に決断していました。今までの厚労省の被害想定や流行シナリオは、父権主義的なものでした。厚労省がなんでもいうことを聞く学者に、都合のいいものを作らせて出していた。 その程度で決断なのですか？あなた自身、危機意識がろくになかったのではないのかな。

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イギリスでのシミュレーションがすごかったのは、西浦教授があくまで「国が手を打たなかった場合」の試算どまりだったのに対し「こういう手を打った場合」「ああいう手を打った場合」まで試算していたことです。 すべての手を打っても国家が爆発する！そうグラフで見せつけた。ここが素晴らしかった。

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＞僕は一歩前に進むことをあの時に決断していました。 いいですかプロフェッサー・ニシウラ、そんなの決断する／しないの問題ではありません、手を打っても爆発する様を、さっさと試算してグラフで見せつけたほうが早かったのです。イギリスの論文をとっとと和訳して役人どもに見せつけてもいいし。