2020年4月25日

M4A3E4シャーマンの仕様

M4A3E4について、『戦略大作戦』や東京兵器補給廠(TOD)の車輛の仕様を調べました。
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イカノボシ @ikanoboshi

『戦略大作戦』シャーマンの仕様 M4A3E4…M4A3の主砲を76mm砲に換装した火力強化型。 1949年頃よりVVSS型M4A3(75)W及びM4A3(105)から改造(105mm砲型は元の砲塔を使用せず、ローバッスル及びハイバッスルの75mm砲塔に交換)。弾薬庫は湿式をやめ、乾式に。砲塔内容積確保のため無線機は車体右前部に移設

2019-12-23 06:52:03
イカノボシ @ikanoboshi

オッドボール隊のM4A3E4の仕様 車体前面のトラベルロックは基部ごと撤去*1 車体上面後端部にトラベルロックを追加 エンジンデッキは前後二分割式 エンジングリルドアのヒンジはトーションバーの無い初期型*2 車体後面右側にインターフォンを追加 排気ディフレクターは二分割式の後期型

2019-12-23 19:09:20
イカノボシ @ikanoboshi

*1 相互防衛援助計画によってユーゴスラビア等に供与されたM4A3E4はM4A3(75)Wからの改造車の場合、前部トラベルロックが撤去されていることが多い(東京兵器補給廠での改造車は76mm砲用の前部TR付き)。一方、M4A3(105)からの改造車は前部TRが残っている。尚、M4A3E4の前部TRは戦後型に交換されている。 twitter.com/ikanoboshi/sta…

2019-12-25 07:30:20
イカノボシ @ikanoboshi

*2 エンジングリルドアのヒンジはM4A3(75)Wからの改造車の場合は通常型、M4A3(105)からの改造車の場合はBMYが設計したトーションバー付きの改修型が用いられている。BMYはM4A3E4への改造も請け負った業者であることから、ロックアイランド工廠はM4A3(75)W、BMYはM4A3(105)とベース車輛を分担していた?

2019-12-25 07:53:58
イカノボシ @ikanoboshi

起動輪は平型、転輪は穴開きスポーク型とプレススポーク型の混用(ディッシュ型も一部使用?)、誘導輪はプレススポーク型 ハイバッスル砲塔で車長用全周視界キューポラ付き 主砲はマズルブレーキなしでネジ山保護リング付き*3 pic.twitter.com/77mNliqId3

2019-12-23 19:12:08
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イカノボシ @ikanoboshi

*3 M4A3E4は主砲にマズルブレーキが取り付けられていないのが一般的な仕様。ネジ山保護リングは大戦中のものとは異なり、先端付近が肉薄になっている(軽量化のため?)。

2019-12-25 12:41:44
イカノボシ @ikanoboshi

オッドボール車(USA 301101)の仕様 車体前面吊り上げリングは外寄りに設置 前部フェンダーは延長部付き*4 履帯及び予備履帯はT54E1*5 砲塔アンテナブラケットにアンテナ基部付き pic.twitter.com/mLZK19sshF

2019-12-23 19:20:39
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イカノボシ @ikanoboshi

*4 前部フェンダーの延長部は大戦中のものよりも丸みが強い。映画序盤のM4A3E4の隊列が通過する場面では取り付けていない車輛の方が多い。終盤ではオッドボール車も取り外している。 twitter.com/ikanoboshi/sta…

2019-12-25 22:29:22
イカノボシ @ikanoboshi

*5 オッドボール隊の車輛は多くの場面で幅の狭いガイドホーンを装着しているが、クレアモントの街の場面では幅の広いガイドホーン(恐らく戦後型)を装着している。 pic.twitter.com/9njbmQPeKo

2019-12-26 08:06:16
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イカノボシ @ikanoboshi

モー車の仕様 車体前面吊り上げリングは外寄りに設置 前部フェンダーは延長部付き 履帯及び予備履帯はT48 pic.twitter.com/zgzDhUhPem

2019-12-23 19:27:38
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イカノボシ @ikanoboshi

ウィスキー車(USA 301103)の仕様 車体前面吊り上げリングは内寄りに設置*6 前部フェンダーは延長部なし 予備履帯はT54E1とT62、履帯はT62(?)*7 pic.twitter.com/YPW9ARj0aw

2019-12-23 19:30:17
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イカノボシ @ikanoboshi

*6 この車輛は他の2輌とは異なり、車体前面吊り上げリングが内寄りに付いており、前面装甲板上端部の跳弾板も横幅の長い初期仕様のものが付いている。つまり、M4A3(75)Wの初期生産車が改造ベースになっている。 twitter.com/ikanoboshi/sta…

2019-12-26 21:04:03
イカノボシ @ikanoboshi

*7 履帯は鋼製で滑り止めが湾曲していることから、T62又はT54E2のいずれかだが、泥が付着しており判別は難しい。T62は予備履帯からの類推。

2019-12-26 21:17:09
イカノボシ @ikanoboshi

1949年、東京兵器補給廠(TOD)で改修されたM4A3E4。赤羽シャーマンの名で知られていますが、残された写真は非常に少なく、謎多き車輛です。同じM4A3E4でも米国内のロックアイランド工廠やBMY社で改修が施され、ユーゴスラビア等に供与された車輛とは仕様の異なる点が多く、興味深いので列挙します。 pic.twitter.com/yVMmXibthT

2019-12-26 23:32:09
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イカノボシ @ikanoboshi

車体側面に起動輪プレートと予備履帯、砲塔側面に予備転輪を装着。 →日本で整備され、朝鮮戦争に投入されたM4A3E8等と共通する特徴。 前部トラベルロックが76mm砲用(片持ち式の戦後型)に換装されている。 →一般的にM4A3(75)Wから改造されたM4A3E4は前部トラベルロックが撤去されていることが多い。

2019-12-27 00:10:51
イカノボシ @ikanoboshi

後部トラベルロックは装備していない。 →他のM4A3E4では標準装備している。 アンテナ基部が砲塔のアンテナブラケットに設置されており、車体右前部のブラケットには設置されていない。 →他のM4A3E4では砲塔内容積確保のため無線機が車体右前部に移設されているが、本車は移設されていない可能性。

2019-12-27 00:23:31
イカノボシ @ikanoboshi

砲塔にスポットライトが設置されている。 →他のM4A3E4では廃止され、取付基部ごと無くなっている。 車長ハッチは円形二分割式。 →他のM4A3E4では全周視界キューポラを標準装備している。

2019-12-27 00:33:39
イカノボシ @ikanoboshi

エンジングリルドアのヒンジはトーションバーの無い通常型。 →M4A3(75)Wからの改造車の場合は通常型、M4A3(105)からの改造車の場合はBMYが設計したトーションバー付きの改修型(戦後改修が施されたM4A3E8等にも見られる)が用いられている。BMYはM4A3(105)からM4A3E4への改造を一手に請け負った可能性。

2019-12-27 00:32:00
イカノボシ @ikanoboshi

以上のことから、この東京で改修されたM4A3E4は米国で改修された同型車輛よりも古い仕様であることが見て取れます。量産車の仕様が固まる前の試作車に近いものだったのかも知れず、生産数も少なかったのではないかと。そう考えると朝鮮戦争での写真が確認されていないこととも符合する気がするのですが

2019-12-27 00:58:20
イカノボシ @ikanoboshi

デンマーク軍のM4A3E4。M4A3(105)からの改造車で、後部トラベルロック、エンジングリルドアのトーションバー付き改修型ヒンジ、ローバッスル砲塔(右前部に増加装甲)、車長ハッチの全周視界キューポラへの換装と装填手ハッチの追加、スポットライト及び2インチ煙幕弾発射器の廃止等が確認出来ます。 pic.twitter.com/tjtln7L6D7

2019-12-27 08:23:07
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イカノボシ @ikanoboshi

朝鮮戦争時に日本で改修されたと思われるM4A3E4の貴重な写真。M4A3(75)Wベースで、トラベルロックは75mm砲用の足を延長した急造品。車体前面右側にアンテナ。1951年9月(?)、北海道での訓練時の撮影。 Commemorating 45th Infantry, Thunderbird Division - Photo Gallery oklahoman.com/gallery/603005… pic.twitter.com/757zWLM0Lx

2021-09-19 09:40:55
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