川崎病と新型コロナに何らかの関係が?子どもに川崎病に特有の症状が各国で報告が上がっている
川崎病と新型コロナの日本の状況
下記にあるが日本川崎病学会の調査によると現在のところ川崎病の子どもの急増といったことは報告されていない。とりあえず日本では川崎病は増えていないようである。
原因は不明だがおそらくは、「学校を休校にしたことで新型コロナの蔓延に子どもがまきこまれなかった」「マイクプラズマなどの他の感染症が自粛対策で激減したことで川崎病を起こす原因が減った」「新型コロナ感染した子どもの数が日本では少なかった」「潜伏期間が長いせい?」などが考えられる
WHO 共通の診断基準での情報収集を呼びかけ
川崎病との関連調査を強化 WHOテドロス氏、各国に注意喚起 sankei.com/world/news/200… これまでに寄せられた情報は基準がばらばらだったため「より多くの情報を系統立てて集めることが必要だ」と強調。診断ポイントを統一したWHO作成の調査書を提出してもらう WHO → who.int/news-room/comm…
2020-05-16 16:48:37一部の子どもに珍しい症候群 英当局、新型ウイルスとの関連を調査
https://www.bbc.com/japanese/52450969
珍しいが危険な症候群が一部の子どもに見られており、新型コロナウイルスの感染との関連が疑われると、英国民保健サービス(NHS)イングランドは27日、注意喚起の緊急通知を各地の医師に発した。
一部で深刻な症状
さまざまな年齢の小児患者はいずれも重篤で、高熱や血圧の低下、発疹、呼吸困難など、毒素性ショック症候群に似た反応がみられたという。
このほか、腹痛や嘔吐(おうと)、下痢など胃腸に症状が出た患者や、心臓の炎症、血液検査で異常数値が確認された患者もいた。
こうした症状は、患者の体が感染症と戦う中で対応しきれなくなった時のものだと、複数の専門家は指摘する。
症例はわずか
ただし専門家は、新型コロナウイルスで重症化する子どもはごくわずかだと強調している。子どもは今回の感染症の影響を最も受けにくい年齢層だと、世界中のデータが示している。
「子どもの一部には敗血性ショックのタイプの症状や発疹が出ている。毒素性ショック症候群や(血管や心臓に影響を及ぼす)川崎病で見られるような症状だ」
「全体的に子どもは、新型コロナウイルスで起きる深刻な肺の感染症からも回復しやすい。集中治療室に入る人数も比較的少ない」
どんな時に助けが必要?
肌が青ざめ、色がまだらになる。体に触れると異常なほど冷たく感じる
呼吸が一時中断したり(無呼吸)、不規則になったりする。呼吸時にのどや鼻を鳴らし始める
重度の呼吸困難から激しく動揺する、もしくは無反応になる
口元が青くなる
ひきつけやけいれんを起こす
激しく動揺する(気をそらそうとしても激しく泣き続ける)、混乱している、無気力になる(目覚めるのが難しい)、反応がほとんどない
発疹が出て、ガラスで圧迫するいわゆる「ガラス圧法」でも、消えない
特に10代男子が睾丸に痛みを感じる
英国で数は少ないが、子どもが多臓器での炎症を起こす症例 新型コロナと関連か news.tbs.co.jp/newseye/tbs_ne… イギリスの小児集中治療学会「子どもが多臓器の炎症を起こす重症症例報告が少数」「毒素性ショック症候群や非定型川崎病」腹部の痛みや消火器症状、心筋炎 子どもの多くで陽性、陰性も
2020-04-28 15:30:46イタリア
論文 イタリア ベルガモからの報告
川崎病のような症状が通常の30倍
●イタリアのCOVID-19流行後の川崎病様疾患について →頻度は30倍に増加し、平均年齢が高く、重症度が高いです。 10例中8例で抗体陽性を確認。抗体陰性の1例はグロブリン点滴後だったため偽陰性となった可能性あり。 PCR陽性は2例のみ。
2020-05-14 21:29:49----- ・イタリア、ベルガモ県で見られた川崎病様疾患のアウトブレイクについて。 ・ベルガモ県の単施設で診断した川崎病を、SARS-CoV-2流行以前の5年間の診断例(group 1)と流行以後の診断例(group 2)に分けた。 ・SARS-CoV-2については鼻咽頭PCRと血清検査(IgG, IgM)を行った。
2020-05-14 21:29:49SARS-CoV-2の感染後の免疫応答の結果として発病している可能性が高いです。 An outbreak of severe Kawasaki-like disease at the Italian epicentre of the SARS-CoV-2 epidemic: an observational cohort study thelancet.com/journals/lance…
2020-05-14 21:29:49(結果) ・グループ1は19人(男7、女12)で2015年1月1日から2020/2/17までに診断された。 グループ2は10人(男7、女3)で2020年2/18から4/20までに診断された。 ・グループ2の10人のうち8人がIgG or IgM、または両方とも陽性だった。PCRは2例が陽性で抗体も陽性だった。
2020-05-14 21:29:50・グループ1 vs グループ2(すべてp<0.01)。 発症率: 0.3 vs 10/年 平均年齢: 3.0 vs 7.5歳 心臓障害: 10.5%(2/19) vs 60%(6/10) ショック症候群 0%(0/19) vs 50%(5/10) マクロファージ活性化症候群: 0%(0/19) vs 50%(5/10) ステロイドを要した割合: 15.8%(3/19) vs 80%( 8/10) ----
2020-05-14 21:29:50・2015年から2020年までの川崎病診断例数 ピンク色は重症例。 pic.twitter.com/F5q6KOiiAF
2020-05-14 21:29:50・2020/2/1から4/30までの救急外来小児科受診者数 上にアスタリスクがついているのが、川崎病様患者の受診。 COVID-19の流行が収束してから診断され始めています。 pic.twitter.com/LEGQ4BGLW4
2020-05-14 21:29:50---- ・5月13日時点で102人。52名はニューヨーク市内例。 ・死亡は3人の児童で、5歳と7歳の男児、18歳の少女。 ・60%が新型コロナのウイルス検査で陽性結果 ・40%が新型コロナの抗体検査で陽性結果 ・両方陽性の子は14% ・71%の子が重症のためICU ・19%が挿管治療 ・43%が引き続き入院中 ------
2020-05-14 21:29:51@influenzer3 すみません一生懸命読んだけど素人には難しい😭 コロナ感染後に 川崎病が誘発されてるって感じなんですか??🤔
2020-05-14 21:41:23@ma123mi47 その通りです。小児にSARS-CoV-2が感染すると、無症状であっても、(一部の)小児で川崎病のような病気を発症するのではと想定されているのです。まだ仮説の段階ですが、状況的にはほぼ間違いないように思います。
2020-05-14 21:46:38Paediatric Intensive Care Society (PICS) 英国 小児集中治療学会 の報告
イギリス PICS 報告 picsociety.uk/news/pics-stat… rcpch.ac.uk/sites/default/… 症状は多様、発熱や筋肉痛、腹痛、呼吸困難、発疹など
2020-04-28 15:38:19日本小児学会
Q 子どもが新型コロナウイルスに感染するとどのような症状がでますか?
A:子どもの感染者数は成人と比べると少ないですが、感染しやすさは成人と変わらないこともわかってきました。家庭内で感染している例が多く、発熱、乾いた咳を認める一方で、鼻汁や鼻閉などの上気道症状は比較的少ない様です。成人と同じように、発熱が続き肺炎になる例も報告されています。一部の患者では嘔吐、腹痛や下痢などの消化器症状を認めます。成人で報告されている嗅覚や味覚の異常が小児で認められるかは今の時点では不明です。血液検査でも明らかな特徴はありません。胸部エックス線検査や肺のCT検査を行うと肺炎が認められる患者もいますが、ほとんどが1ー2週で回復しています。感染していても無症状である可能性も指摘されていますが、子どもは正確に症状を訴えられないことに注意しなければなりません。
子どもの新型コロナウイルス感染症の実態について
榊原 洋一(CRN所長、お茶の水女子大学名誉教授、
ベネッセ教育総合研究所常任顧問)
Dr. 榊原洋一の部屋 > 子どもの新型コロナウイルス感染症の実態について
重症・重篤例の5.9%の年齢分布を見ると、1歳以下 10.6%, 1~5歳 7.3%、6~10歳 4.2%、11~15歳 4.1%、16歳以上 3.0%と低年齢層ほど重症例が多いことがわかりました。また2,143例中死亡例は14歳の男児1例でした。
ーー>子どもの場合、ハイリスク群は5歳以下、主に2際以下がハイリスクになる
子どもの場合、無症状のようでも「みずぼうそう」のような皮膚症状がでることがある
新型コロナウイルス感染症にみられる特徴的な皮膚症状(大塚篤司) news.yahoo.co.jp/byline/atsushi… ”みずぼうそう”とよく似た皮膚症状が新型コロナウイルス感染症でおきる 全身に出現した小さな水ぶくれ以外に、この女児は肺炎などの全身症状が出現しなかった
2020-04-24 22:21:41フランスでも同様の症状を子どもに確認
英国の子どもたちの間で新たなウイルス性疾患が発生している問題で、フランス保健相は29日、同国でも子どもたちが心臓周辺の炎症を起こす症例が10件以上発生していると発表した
とはいえ、罹患者が必ずしも新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したわけではなく、陰性だった子もいるという。
フランスのベラン保健相は仏ラジオ局フランス・アンフォに対し、同様の症例はイタリア、スペイン、スイスでも報告されており、仏国内では「さまざまな年齢の子ども約15人」の罹患報告を受けていると明かした。
ベラン氏はその症状として、発熱や消化器系の不調に加え、心不全を招きかねない血管炎を挙げている。
同氏は「幸運なことに私が把握している限り、心臓の炎症を伴うこれらのまれな疾患の合併症で命を落とした子どもはいない」と説明。