八谷和彦先生@hachiyaの「ガイガーカウンター「明日のために」」

八谷和彦 @hachiya

１）DMで「遅ればせながらカウンター入手したのですが、使用上の留意点あれば教えてつかあさい！」といただいたので、公開でなるべく完結に書いてみるとするか。

八谷和彦 @hachiya

２）ガイガーカウンター「明日のためにその１」この機械、体温計や血圧計とは違う、と思ってください。この人要するに「カウンター」なので、そのときたまたま感知できた放射線の数をかぞえているだけ。だから、本質的に誤差も多いですし、短時間だと運不運が入ってきてしまいます。

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3）だから、本当は1箇所でなるべく長時間測るほうが正確です。最低3分、可能だったら10分くらいその場で測ったほうがいいと思う。（３０万円くらいする性能の良いやつの場合はまた別ですが）

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４）ガイガーカウンター「明日のためにその２」　まず基本は高さ・時間を揃えて測る。普通は１ｍで揃えるとよいでしょう。時間は、普通のガイガーカウンターだったら3分以上はかけたほうがいいと思います。

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５）その条件で、いろんな場所を測ってみましょう。そのとき大雑把に目安をしっておくといいかも。例えば、東京では、室内0.1μSv/h以下、外で0.2くらい。千葉茨城埼玉県のやや高めエリアで外で0.3~0.4くらい、局所的には0.5以上もあり得ます。

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６）なお、ガイガーカウンターでは、0.1μSv/h以下での測定はかなり誤差が含まれます。東京とかで0.01の細かい単位で一喜一憂してもあまり意味ないのを知っておきましょう。

八谷和彦 @hachiya

７）ガイガーカウンター「明日のためにその３」　地面置き・物質接触は上級者向けです。初心者にはおすすめできない。理由もこのあと簡潔に書いてみます。

八谷和彦 @hachiya

８）おっとその前に。地面に置いたりする場合は「必ず」ビニール袋に入れましょう。（普段使うときも出来れば）これは、センサー部に放射性物質がついて常に高い値が出ることを防ぐためです。

八谷和彦 @hachiya

９）地面置きの注意。このときにμSv/hで出てくる値は「基本的に機械が間違ってる数値」と思ってください（ガイガーカウンターの場合）。だから、外に向けてネットとかで発表しちゃダメ。数値が一人歩きして騒動になったりするので。

八谷和彦 @hachiya

１０）そんな誤り含んだ数字でも、自分で使うのは意味があります。例えば、自分の家の敷地内で測ったりした場合、高い数値が出る場所は（値が間違っていても）要警戒場所なわけで。それを探る事には意味があります。

八谷和彦 @hachiya

１１）例えば木の根付近、雨樋、水たまり、枯葉のたまったところ、などです。高い値が出たら、そこの場所には注意しましょう。（とはいえ、上から土を被せる、くらいしか対策ないですが。。。）

八谷和彦 @hachiya

１２）なお、関東近郊で1m高さで測って（非接触で）、公園や学校など子どもが遊ぶ場所なのに0.6以上の数値が出るような場所があったら、他の測定器も使って測りなおしたり、自治体に言って相談したほうがいいかもとも思います。

八谷和彦 @hachiya

１３）まとめ。素人であっても、出来る限り正しい測り方で測ることは、意義があると思います。今カウンターお持ちの方は、なるべく多く測って慣れてください。特に子どもが遊ぶような場所は測ったほうがいいと思います。

八谷和彦 @hachiya

14）追記。ガイガーカウンターは、空間の放射線量をざくっと簡単に探るための機械です。食べ物の放射線量を測るには、もっと高価でごつい機械を使うので、基本ガイガーカウンターでは無理だと思ってください。

八谷和彦 @hachiya

あ、なんか間違っているのがあったら教えてください。＞（詳しい方）　まあ、ガイガーカウンター初心者向けになるべく簡単にざくっと書いたので、あまり詳しく書いてはいませんが。