今の日本で「そこらにいるただのおっちゃん」でい続けられる明石家さんまという男のこと

あでのい@夏コミ新刊委託通販中 @adenoi_today

「さんまは「国が一生懸命考えて考えて、こういう風にしてあげようということやからな。そういうもんやわ」と理解を示す」／“ツバが過剰”の明石家さんま、未だ届かぬアベノマスクに焦れる excite.co.jp/news/article/A…

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これの冒頭トークですね。どう言及するにせよ、言及するなら聞いてから。／2020.04.25 ヤングタウン 土曜日 明石家さんま youtu.be/SABUKv9UNIY

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これはもう極々単純な話で、明石家さんまという芸人の方法論の中に、怒りの感情を原動力にし、怒りの感情を煽るエンタメは存在しないというだけの話であって、そこにそれ以上の意味もそれ以下の意味も見出す必要なんて無いんだよ。

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凄い身も蓋もない話すると、これもショージさんがまずマスクに文句付ける感じで話始めたからフォロー側に回ったという所もあって、トークの流れが違えば「あんなん要るかあ？」ってコメントにも平気でなってたと思うよ。

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それはただ単に明石家さんまという芸人が、これまでも、今この瞬間も、そしてこれから先も「明石家さんま」であり続けているというだけの話だし、そしてそれがどれだけ難しく、どれだけ価値があるかという話でもあるのだ。

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むしろ重要なのは「国が一生懸命考えて」の下りより、その直後の「“俺要らんわ”とか色々思うねんけど、帰ったらポストを開けて見るのがすごい、なんかちょっと待ってる感ある。今日も来てへんな、と。なんか俺はちょっと人から送ってもらえるのは嬉しい」の部分でしょう。

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国のくれるモンに「要らんわ」と思いつつ、届いてないかと毎日ついついポストを見てしまうという、この圧倒的な「そこらにいるただのおっちゃん」感たるや。これこそが明石家さんまですよ。

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今この瞬間、日本という国の中で「そこらにいるただのおっちゃん」をやれてる人がどれだけいると言うのか、それを自然体でやってみせれるのが明石家さんまという芸人なんだよ。

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マスク配布の政策が正しいとか正しくないとか皆が皆しかめっ面して喧々諤々やってる中で、「正直要らんねんけど、届いてないか毎日ポスト見てしまう。人から物貰えるのって嬉しいやん」ってのほほんと笑いながら言えるのが明石家さんまだよ。

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いや皆分かんねえと思うけど俺今普通に若干泣いてるからね？

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さんまさん　さんまさん

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良いネタが浮かばないのを「全部コロナのせいですよ」と責任転嫁するショージさんに、「コロナの小噺思いついた」とさんま師匠にLINEを送る文枝師匠、今俺が必要としてる物が全て揃ってますねヤングタウン土曜日。