漫画家・佐藤秀峰氏「雑誌掲載に関する執筆契約書」

漫画家・佐藤秀峰氏「漫画家の皆さんには、もしもお役に立つようでしたら、このドラフトを利用していただいても構いません。版元との執筆契約が、当たり前になることを願っています。」
マンガ 佐藤秀峰 著作権 総記 出版
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こちらは、僕が使用している「雑誌掲載に関する執筆契約書」のドラフトです。2枚あるので、まずはご覧ください。(佐藤秀峰) http://twitpic.com/5c79ky
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執筆契約書(その2)です。(佐藤秀峰) http://twitpic.com/5c5usj
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その3 こちらの執筆契約書ですが、実は一般的な物ではありません。恐らく、版元とこのような契約書を交わしているのは、僕以外の漫画家さんでは、ほとん皆無ではないかと思います。 http://t.co/gwq9Kvp
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その4 多くの漫画家さんは、このような契約書もなく、何の保証もないまま、雑誌で連載を続けています。(佐藤秀峰) http://t.co/gwq9Kvp
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その5 この契約書のポイントをいくつかあげていきます。 1.雑誌掲載を目的として、出版社は原稿の執筆を依頼し、漫画家はそれを受託する。 つまり、漫画家は雑誌掲載を目的に原稿を描くし、出版社は必ず雑誌に掲載するという約束ですね。(佐藤秀峰)。http://t.co/gwq9Kvp
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その6 依頼を受けて描いた原稿を必ず雑誌に掲載するというのは、当たり前のように感じますが、連載開始前に5話分程描きためて、掲載に至らないケースは時々あります。その場合、「買い取りボツ」と言って、原稿料が支払われるケースもありますが、あってはならないことです。(佐藤秀峰)
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その7 ポイントの2つ目は、原稿料(稿画料)の取り決めです。対価の取り決めはビジネスの基本ですが、漫画業界にはその取り決めがありません。口約束か、通帳に原稿料を振り込まれるまで、原稿料がいくらかは漫画家は分からないケースがほとんどです。(佐藤秀峰)
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その8 ポイントの3つ目は、原稿の返却義務です。数年前にも原稿の紛失が原因で訴訟がありましたが、漫画業界には、近年まで原稿をすみやかに返却するという慣習が根付いていませんでした。原稿は漫画家の所有物なので、出版社は返却の義務があります。(佐藤秀峰)
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その9 ポイントの4つ目です。契約の有効期間の取り決めです。これは重要な項目です。編集部は契約期間、一方的に連載を打ち切りに出来ません。漫画業界では、編集長の交替などで雑誌の編集方針が変わり、人気作でも突然打ち切りになるケースが、時々ありますが、それを防ぎます。(佐藤秀峰)
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その10 大きなポイントはこの4つです。繰り返しますが、このような契約書はほとんどの漫画家さんは締結していません。僕が「ブラックジャックによろしく」の掲載誌移行をめぐって、作り上げた物です。契約締結は他業種では当たり前のことですが、当たり前じゃないのが漫画界です。(佐藤秀峰)
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漫画家の皆さんには、もしもお役に立つようでしたら、このドラフトを利用していただいても構いません。版元との執筆契約が、当たり前になることを願っています。(佐藤秀峰) http://t.co/gwq9Kvp http://t.co/QfaAjar

コメント

minakita @samisima 2011年6月16日
これは一定以上の人気か部数を予測出来る作家の契約書かな。明確な理由、人気に応じた契約の解除やある程度の続行という条件があればいいかも。この内容ままだと、知名度のある安全牌の作家は有利になって、雑誌に紛れ込んで結果的に大人気、というタイプの作品は冒険されることなく選ばれなくなりそうな気がします。
minakita @samisima 2011年6月16日
一番いいのは、佐藤氏のを使われるくらいなら自社で作るわい、と出版社が動くと丸く収まりそうな感じかな。
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