【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第270話「関羽と陸遜」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第14巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」01】 第270話です。 陸遜の進言に従い、建業へ帰ってきた呂蒙。意外に元気な姿の呂蒙を見て、病は仮病だったことを知った孫権。関羽を油断させるためにあえて病気をよそおっていたと説明する呂蒙。

2020-05-01 13:33:10
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」02】 この機に陸口の守りを別な者に交替して、関羽を安心させてやりたい、という呂蒙の策に、孫権はその案は良いとしても誰を差し向けたらいいのかと言います。陸口は呉にとって重要な地。だからこそ呂蒙が守っていたのです。

2020-05-01 13:35:06
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」03】 呂蒙は陸遜がいいと推薦します。これに驚く孫権。陸遜は名声もなく地位も低い、もう少し人望、才徳、機略の兼ね備わった人物にしたいが、と孫権は躊躇します。この頃の陸遜は、評価が低かった、というより、特に目立つような存在ではなかったようです。

2020-05-01 13:37:39
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」04】 しかし、実際に陸遜の才能を見抜いた呂蒙は、陸遜に足らぬものは地位と名声だけであると言います。才徳、機略は充分備わっているということです。だから好条件であると言います。甘寧とかの名のある武将が代わったのでは関羽は油断しません。

2020-05-01 13:39:17
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」05】 孫権は呂蒙の推薦を受け入れることにします。これで荊州は必ずや奪えると呂蒙。自分が大病であることをせっせと広めさせると言います。孫権は、たしかに、関羽ほどの知勇を兼ね備えた武将に抜かりがあるわけがないわ、と一筋縄ではいかないことを認識。

2020-05-01 13:40:55
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」06】 陸遜に陸口を守る命令が出されます。まさか自分がその大任を押し付けられるとは思わなかった陸遜は、とんでもない、呂蒙将軍の後を受けてそんな大任にはつけません、どうか他の先輩にお命じください、と辞退しようとします。本心か謙遜かはともかく。

2020-05-01 13:42:58
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」07】 ならぬ、と孫権。今日からお主は偏将軍右都督だ、早々に陸口に行け、と反論の余地を与えません。陸遜は退室し準備に向かう途中、呂蒙が陸遜に声をかけます。せいぜい関羽を油断させろよ、との言葉に、この役目は呂蒙によって仕組まれたと知る陸遜。

2020-05-01 13:45:30
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」08】 君は才能も機略もある、呉国の将来のため、がんばれよ、と陸遜を励ます呂蒙。精一杯働いて参ります、と陸遜は答えます。

2020-05-01 13:46:22
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」09】 関羽の陣に、陸口から新任の司令官の使いが挨拶に来たとの連絡が。関平が関羽に伝えると、通せと関羽。みやげ品をもってやってきた使者を受け入れた関羽。ところで、と陸口では新しい将軍が任務についたと切り出します。

2020-05-01 13:48:14
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」10】 使者は陸遜が将軍として就いたことを言いますが、関羽も関平も知らない人物です。使者は陸遜が関羽にお祝いを述べ、二つにはご両家のよしみを結ばんがため礼物を持ってきたから納めてほしいと言います。お祝いというのは、関羽が魏に大勝したことか。

2020-05-01 13:49:52
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」11】 陸遜の手紙は、きわめてへりくだった言葉で綴られていました。一読した関羽は大笑いで、礼物を喜んで受け取ると使者に告げます。使者をもてなすように言った関羽。名もない男に陸口という重要な地を任せたことに、孫権も目がないと言い放ちます。

2020-05-01 13:52:14
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」12】 使者のおどおどした姿を見ただろう、との関羽の言葉に、はい、と答える関平。しかし、念には念を入れたほうがいい、と隠密を放ってどんな男か探らせよ、と関羽。はっ、と関平は陸遜情報の収集に乗り出します。

2020-05-01 13:53:37
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」13】 陸口に着任した陸遜は、使者から関羽が笑っていたという報告を聞いて、それでよい、それでよい、とうまくコトが進んでいることを確信します。そして、これから軍務などまじめにやることはない、と告げ、あの有名なセリフを言います。すなわち…

2020-05-01 13:55:02
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」14】 陸遜「適当にやってればよろしい」

2020-05-01 13:55:25
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」15】 部下だけではなく自らも率先して適当にやりはじめた陸遜。この様子は、関羽が放った密偵が報告します。陸口の兵は昼間から酒を飲んでいて、軍の規律は目茶苦茶。陸遜も酒と女の日々だ、という報告に、ははははは、と大笑する関羽。

2020-05-01 13:57:21
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」16】 それなら、あれだけの兵を備えておく必要はない、と樊城総攻撃のために兵を集結させることにします。こうして、関羽は陸口方面の兵を割いて樊城の方に動かし始めます。

2020-05-01 13:58:41
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」17】 しかし、陸遜はじっと関羽の動きを隠密に探らせていました。陸遜の思惑通り、陸口の守備が手薄になったわけです。時期到来と陸遜は孫権に連絡。ここで孫権が動きます。

2020-05-01 14:00:10
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」18】 孫権は呂蒙に、3万の精兵を引き連れ、荊州を奪えと命じます。総大将となった呂蒙は直ちに出陣。八十余艘の軍船に乗り荊州に向かいます。矢は弓を離れたわけです。

2020-05-01 14:02:01
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【横山光輝「三国志」講座270「関羽と陸遜」19】 果たして陸遜、呂蒙による荊州攻略は功を奏するか…。この続きはまた次回となります。 この回をもちまして、大判・横山光輝「三国志」第14巻は終了です。次回から第15巻となります。 今回はここまで。

2020-05-01 14:04:52