防災気象情報とその利活用を巡る議論
土砂災害警戒情報は、都道府県と気象台が市町村単位で一方的に出す。鹿児島県では05年9月から始まった。避難勧告・指示は災対法に基づき市町村が出す。都道府県と気象庁は、この情報を元に市町村に対応して欲しいとしているが、垂水市などはこの警報を待たないで避難勧告・指示が普通に出される。
2011-06-16 09:12:41@tigers_1964 で、垂水市はもう避難勧告出したんですか? さっきの気象庁のでは、まだ垂水市は警戒区域に入っていなかったようですが。
2011-06-16 09:17:58土砂災害警戒情報(http://goo.gl/pUQhG)は市町村単位で出されるため、ほとんどが平地からなるところにも出る。また、平成の大合併をしたようなところでは大変広い範囲に出る。鹿児島市では指宿に近い喜入と我が家の近所の吉田に同じ情報が出る(50kmくらい離れている)。
2011-06-16 09:21:21せめて、旧市町村くらいの単位で出して欲しいと数年前からお願いしています。検討・努力中のお返事はいただいていますが、実現していません。RT @ookami1910: 今は喜入あたりはほとんど雨降ってないですもんね。吉田はすごいけど。
2011-06-16 09:25:38これは2005年9月台風14号接近時に鹿児島県に出された土砂災害警戒情報(http://goo.gl/pHVde)。どこに逃げろって言うんじゃ!
2011-06-16 09:40:06@tigers_1964 土砂災害警戒情報は「市町村全体で土砂災害の危険がある」と言っているわけではなく,「市町村内で土砂災害の可能性のある場所で発生する危険が高まっている」事を意味する情報と考えています.
2011-06-16 09:44:14@tigers_1964 土砂災害警戒情報が出たから,全市民対象に避難勧告を出すことは明確に間違っています.避難した方がよいのは土砂災害警戒区域などにいる人.
2011-06-16 09:45:40@tigers_1964 土砂災害警戒情報のような動的情報だけが災害情報ではなく,ハザードマップなどの静的情報と組み合わせて運用されるよう「日頃からの備え」が重要です.避難袋を作ることばかりが「備え」ではありません.
2011-06-16 09:46:20@tigers_1964 ただ,実は土砂災害警戒情報は基本的に降水量だけを元に計算されている指標なので,単に土砂災害に対して注意を促すばかりでなく,「当該地域にとって(ただの大雨警報の水準よりさらに)激しい雨」が降っていることを示すいい指標にもなります.
2011-06-16 09:47:49@disaster_i はい、その通りですが、それが伝わるような出し方がされていない。マスコミからの発表は「鹿児島市に土砂災害警戒情報が発表されました」となります。鹿児島市内の平地部に住む方から「避難しないといけないんでしょうか?」との問いを実際に受けました。
2011-06-16 09:51:50@tigers_1964 そのご指摘同感です.情報の質が良く理解されず,うまく使えていない良い例だと思います.「備え」とか「訓練」が好きな人たちは,もっと「今ある情報」を理解して,使って欲しい.
2011-06-16 09:54:44@disaster_i 自分が住んでいる高齢化した地域や私の両親などを見ていると、情報を出す側が受け取る側の目線で、情報を出す努力をしないと、だめだと感じます。
2011-06-16 10:04:23@tigers_1964 ただ,出された情報を全国民1人1人が完全に理解し,活用できることを目指すのは少々難しいと思います.情報を仲介して活用する人が必要と考えます.そういう人は集落に1人くらいいれば理想ですが,最低でも市町村に1人いてくれるだけでも意味があると思います.
2011-06-16 10:08:12@tigers_1964 土砂災害警戒情報が市町村単位では粗すぎるから集落単位で危険度を示せ,という「ニーズ」を必ずと言っていいほど聞きます.しかし私はこれに対応することに否定的です.降水量データの空間分解能が最小でも1kmメッシュであり,それを数十mに刻んでも所詮内挿です.
2011-06-16 10:11:17内挿されたデータが「精密・正確なデータ」でないことは,この種のデータの扱いに慣れている人ならよくわかることですが,すべての人に共通して理解されているとは考えられません.数値やら指標やらが出て来ればそれが「正確な値」として受け取られても仕方がありません.
2011-06-16 10:12:46空間的な精度として,集落単位の危険度の差を示せるほどの精度がないのに,やたらと細かい危険度分布をだして「きめ細かい避難」とやらをやることがいい方向だとは思えません.
2011-06-16 10:14:36ただ,一律に市町村を単位にしているのはさすがに広すぎる場合もあると思いますので,イメージとしては,昭和合併前の町村くらいのスケール(あるいは5~10kmメッシュ単位くらい)で出した方がいいのでは,とは思います.
2011-06-16 10:17:21@disaster_i @tigers_1964 広域化した市町村を単位に情報を出しても、「自分ごと」にならない地域は広いです。集中豪雨の際などとても対応できません。 いきなり集落単位は難しくても、中間を採用することは必要では? 小学校区、あるいは昭和の合併までの旧村とか。
2011-06-16 10:55:02@daichizu @tigers_1964 なお,現在でもあまりに大きすぎる市町村は,警報も土砂災害警戒情報も分割して出されているケースがあります.すぐ思いつくところでは,仙台市,静岡市,浜松市がそうです.
2011-06-16 11:01:38@disaster_i 私は自主防災組織が大切だと思っています。県や市町村はその組織率だけはギャーギャー言うが、それにどのような役割をもたせるかが何もない。自主防災組織を地域防災計画にきちんと盛り込んで、きちんと機能させる。国は口を出さずにそのための人の配置と金をサポートすべき。
2011-06-16 10:19:13@ookami1910 災害の発生を警告するような予報(警報や注意報)を出すことができるのは基本的に気象庁だけであることが,気象業務法により定められています.
2011-06-16 10:19:22