そういや、初夢みたよ。筒井康隆がレコーディングしたCDをずっと聴いていた。夢の中で一曲々々、12曲ぐらいみんな再生された。とても素晴らしい音楽だった。桃の花がどうしたとかいう歌があった。
2010-01-02 17:30:04あえて日本の伝承ではなく西洋心理学の知見を参照してみよう。「きれいな音楽を聴く → 快適な人づき合いと楽しいことの前兆」ハンス・クルト編『夢事典』1978年(原書1976年)、自由都市社。
2010-01-02 17:37:08「ただし純然たる音楽の夢はたいがい女性に現われる」とある。ちなみに、ぼくは夢の中の出来事をわりと覚えている方なので、夢で音楽を聴いて、目覚めてから採譜できたことがある。
2010-01-02 17:40:34夢に出てきたもの。その亀頭には虹色のウィドマンシュテッテン構造が明瞭に観察できる勃起したペニス。水滴を落としたように光沢のない、暗い染みが一部分に広がっていた。
2010-03-14 17:40:26思い出すことがより深く忘れることであるような場合があるのです。目覚めることがより深く夢みることでしかないように。
2010-04-04 07:03:10常に何かを忘れているような気がして落ちつかないぼくが、眠ることで気分をリセットできるのは、何もかも忘却することで全てを思い出しているからなのかも知れない。夢とはそんな経験なのです。さー寝るか。
2010-04-04 07:08:22夢日記をつらつら繙いてみるに、ぼくは今年の3月16日に @goodmad 君が崎山ワタル氏と北海道に出かけている夢をみており、実際に今日、彼らが北海道に出かけているということは、あの夢は正夢だったということなのだろう。ところで逆夢というのもあるらしいですね。
2010-04-24 15:35:52あまり予知夢をみた記憶はないが、裏の風呂屋が煙突を建てかえて銀色の煙突を建てたことだけは、数か月前に予知夢をみていた。予知することに何の意味があったのだろう。何の意味もなかったのだろうな、夢だし。
2010-04-24 15:45:42夢のなかで、大変高い(普通の高さでなく異常なほど高い)ところに居て、大変恐ろしくて身じろぎもならない、という経験をたまにするのだが、実際、地上がみえないほど高いところに居ても、無のなかに浮かんでいるようなもので、それほど怖くはないだろうと思う。
2010-05-09 14:50:43昔から、逆さまにぶらさがって、はるか眼下に空を眺めるのがずっと好きだった。底なしの空に、どこまでも落ちてゆける気がしたから。どこまでもどこまでも落ち続けたい。地上を予感することは、死を予感することに似ている。
2010-05-09 14:55:00などと呟いていて、実は「重力」の存在が「高さ」の感覚と密接に関係しているのではないかと思い始めた(象徴の話だけど)。想像を絶する高さというのは、ある意味で想像を絶する重力に対応している。無重力の空間は高さの〈外部〉にあって、決して到達しえないあるものの予感なのかも知れない。
2010-05-09 15:13:56中島らもが『アマニタ・パンセリナ』で、子供のくるくる回る遊びについて書いていたけど、そういう「我を失う」感覚の体験について、やはり子供は鋭いと思う。ちなみにぼくも、例によってくるくる回るのが大好きな子供でした。
2010-05-09 15:23:51あとは「ぶらんこ」かな。「ぶらんこ」に乗る体験というのは、ちょっと異常なものだと思う。ぼくはぶらんこも好きな子供だったが、ある意味でぶらんこはエロティックな遊びなのではないかな。そんなこと言い出したら、空を眺めるのもくるくる回るのも、みんなエクスタシーに関係することになるか。
2010-05-09 15:28:36日々、自分の夢分析が新たなステージへ展開してゆく。夢日記をつけ、解釈し、これを毎日毎日続けてゆく内に、自分の精神世界に対する理解が深まってゆく。魔術の世界では「魔術日記」をつけることが修業としてあるようだけれど、その確かに有効であることを理解する。
2010-05-12 21:50:39理解されるかどうかなんてことに、かぎりなく興味がない。誰かに伝える気が、どんどん失われてゆく。ぼくは自分だけに関心があるし、自分のことをもっと知りたいと思う。ぼくが表現するとしたら、それは全て自分のためだし、ぼくは自分にもっとよく伝えるために、学ばなければならない。
2010-05-12 21:59:12この世界が全部ぼくの視ている夢だとするなら、少なくともそれは明晰夢である、ということは言える。だが、本当に明晰夢なのか? 明晰夢のように思わされているだけで、本当はただの夢なのではないか? というのが自由意志の問題。
2010-06-01 22:40:30過去のノートを眺めていると、「最近は夢をよく見るが、昔みたいに素晴らしい夢を見ることが少ない」という記述が散見される。何だか、「最近は物は溢れているが、人と人との心の繋がりが稀薄だ」などと言いたがる老人の言葉みたいだな。
2010-08-28 15:31:12