新都庁舎の周辺自然放射線2倍(1991年)

今から20前の平成3年(1991)に、朝日新聞で東京都新都庁舎の花崗岩の外装から放射線が出ており、周辺が通常の2倍の放射線に晒されているという記事が載りました。やはりただちに健康に影響はないって言われてました。
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高橋秀介 @richoutan

今日は一日早く仕事が仕上がったので、地元の図書館に調べ物に行きました。例の都庁の放射線が高いとか言う朝日新聞の記事です。確か都庁が完成した年だったと思うので1991年の縮刷版を12冊出してもらいました。凄い量。

2011-06-16 12:57:10
高橋秀介 @richoutan

老眼の出始めた目でショボショボと半日読み進めて有りました。1991年7月6日土曜日の朝日新聞、朝刊(31)社会面でした。一面のような記憶があったのですが、主な記事ニュース欄「都庁みかげ石から?放射線」と紹介してあったので、そのように記憶間違いしていたようです。

2011-06-16 13:00:44
高橋秀介 @richoutan

(記事)新都庁舎の周辺自然放射線2倍 かこう岩(みかげ石)の外壁が豪華な東京・新都庁舎周辺の放射線レベルは周りの空間の二倍、という測定結果が六日、新宿区内での日本環境学会研究発表会で報告される。報告者は、放射性物質が比較的多く含まれるかこう岩が原因と指摘している。(つづく)

2011-06-16 13:04:42
高橋秀介 @richoutan

(記事2)健康に直接的な影響が及ぶ心配はないというが、「自然に受ける放射線の被ばくもできるだけ低く抑えるべきだ」という議論も出ている折、高級な石材使用がはやる最近のビル建設のあり方に一石を投じそうだ。 報告するのは地質研究者でつくる応用地質研究会会員の坂巻幸雄さん(五九)。(続)

2011-06-16 13:08:34
高橋秀介 @richoutan

(記事3)今年二月、高層ビルが立ち並ぶ新宿副都心の十五ヶ所で、一時間あたりの放射線被ばく線量を簡易測定器で測った。 測定によると、新都庁舎(当時建築中)そばの道路や広場では五0-六0ナノシーベルト(一ナノシーベルト=十億分の一シーベルト)だった。特に庁舎と議事堂の間の通路(続く)

2011-06-16 13:13:15
高橋秀介 @richoutan

(記事4)では最高の七十一・五ナノシーベルトを記録した。これに対して、都庁西側の新宿中央公園では三十五-三十八ナノシーベルト、新宿駅西口周辺は四十三ナノシーベルトだった。 坂巻さんは「都庁周辺の放射線レベルが特に高かったのは、都庁舎の外壁を覆う大量のかこう岩が原因」と指摘(続く)

2011-06-16 13:17:14
高橋秀介 @richoutan

(記事5)する。かこう岩はトリウム、カリウム40など放射性元素を比較的多く含んでいるためという。やはりかこう岩の敷石のある新宿住友ビル広場でも、今回の調査で六十・一ナノシーベルトという高い値を示した。 放射線被ばく線量の基準を検討している国債放射線防護委員会(ICRP)で(続く)

2011-06-16 13:20:49
高橋秀介 @richoutan

(記事6)は、一般人の被ばく限度を年間一ミリシーベルト(一時間値に換算すると一一四ナノシーベルト)と勧告している。坂巻さんは「新都庁舎が建築中で壁面に近づけなかったことを考慮すると、壁面付近ではもっと高い数値の可能性がある」としている。 新都庁舎は、第一、第二庁舎と議事堂(続く)

2011-06-16 13:25:17
高橋秀介 @richoutan

(記事7)の外壁全体をスペイン、スウェーデン、韓国から輸入したかこう岩であしらっている。 かこう岩などの輸入石材を使ったビルは、重厚さや汚れにくさが受けて、このところ急増している。大蔵省の統計では、一九八九年のかこう岩類の輸入は八六年の一・七倍にのぼる。(以上)

2011-06-16 13:28:57
高橋秀介 @richoutan

この記事に対して、当時の放射線医学総合研究所環境衛生部長の岩倉哲男氏は建材使用に放射線データは考慮されても良いとしながら、ただちに健康に影響するとはいえない。としていました。なんか今の東京での騒ぎと似てますねえ。

2011-06-16 13:32:06
高橋秀介 @richoutan

応用地質研究会とは何だろうと調べたらここでした。ああ地団研ですかそうですか。

2011-06-16 13:33:48
高橋秀介 @richoutan

応用地質研究会のURLが張れてなかった。ここです。http://www.geocities.jp/rgag05/page007.html

2011-06-16 14:09:46
高橋秀介 @richoutan

坂巻幸雄さんは今、ああ豊洲の件で見ました。坂巻先生。http://togetter.com/li/42771

2011-06-16 13:35:05
高橋秀介 @richoutan

坂巻先生は東京の放射能汚染についても御発言されています。「公的機関が発表した数値を鵜呑みにしていては自分の身は守れません。そもそも計測地点が少なかったり、ピント外れの場所で計測している場合が往々にしてあるんです」http://bit.ly/iOZ3Mx

2011-06-16 13:36:44
高橋秀介 @richoutan

建築中であれば最低mは離されているでしょうから、壁面に近寄れば71.5nSv/hよりもかなり高い値になるのでしょうね。

2011-06-16 13:39:46
高橋秀介 @richoutan

建築中であれば最低mは X 建築中であれば最低数mは ○

2011-06-16 13:48:37
高橋秀介 @richoutan

さて、この朝日新聞の記事からほぼ20年がたつのですが、「ただちに影響はないは将来癌になると言うこと」と行っている皆様、都庁で日々業務にいそしんでいる都職員や、日常的に都庁を利用している人達に何か影響があったのでしょうか。

2011-06-16 13:42:07
高橋秀介 @richoutan

特に影響がなければ従来の知見のままですが、何か影響が発見出来れば皆様の主張を裏付ける事になります。壁面付近の放射線測定と合わせて、調べてみては如何でしょうか。

2011-06-16 13:44:34
高橋秀介 @richoutan

低線量でも危険だという人は新宿都庁舎勤務職員の健康被害を証明してくれ。落成から20年。影響が出てなきゃおかしいぞ。

2011-06-17 09:34:58
高橋秀介 @richoutan

建設中で近寄れない状態で測定して0.0715マイクロシーベルト毎時(1991.7/6朝日新聞による)なら、日常的に都庁舎に近寄って仕事をしている都の職員は、もっと高い量の放射線を浴びてます。20年たったから「ただちに」ではないですね。何か影響って有ったんでしょうか?

2011-06-17 09:49:59
高橋秀介 @richoutan

都庁舎はスウェーデンとスペイン韓国の花崗岩を使用しているとのこと。一番強いのはスウェーデン産かな。ジルコンが線源だろうか。

2011-06-17 09:51:38