フェミニズム・フェミニストについて言及する事の危険性

2020年5月9日（土）青識亜論さんのツイート

2020年5月9日（土）、青識亜論さんが、あるフェミニストから内容証明が届いた事をツイートで明かしました。

この例に限った話ではありませんが、最近、Twitterも含めたインターネット上で、フェミニスト・フェミニズムが関連する事柄に関して何らかの発言・言及を行う際過激な言葉を使う人が増えています。

当まとめでは、そうした（インターネット上でフェミニスト・フェミニズムが関連する事柄に関して言及する）行為に潜む危険性を解説します。

結論から言えば、インターネット上でフェミニスト・フェミニズムが関連する事柄に関して安易に言及・批判すると

• 訴状や内容証明が届く
• フェミニスト・フェミニズムだけに留まらず、その他の差別を無くそうとしている活動家等も敵に回す
• 各種差別を無くすための活動を行っている団体に住所・氏名を知られる
  等の危険性があります。

①訴状や内容証明が届く可能性

先ず、一番解り易いのがこの「訴状や内容証明が届く」という危険性です。
冒頭に掲載した青識亜論さんのツイートが一例ですね。

他にも、こういった例もあります。
「2019年6月25日 葬儀葬式chさんに届いた内容証明」
Youtubeで「葬儀葬式ch」というチャンネルを運営し、葬儀会社の業界事情を解説する動画を上げている佐藤信顕という人物の所に2019年6月25日、一通の内容証明が届いた。

一体何故、内容証明が届いたのか
一体何故、「葬儀葬式ch」方の所に内容証明が届いたのか？
その理由は、2019年6月8日に葬儀葬式chがアップロードした動画にあった。
動画のタイトルは「第791回「【#KuToo】運動と葬儀屋さんの話。石川優実さん語る事実」葬儀・葬式ch」
この動画では、石川優実さんというフェミニストが旗揚げ人となった社会運動 #Kutooの発端となっている問題に対する疑問が述べられている。

#Kutooとは
#KuToo（クートゥー）は、日本の職場で女性がハイヒールおよびパンプスの着用を義務づけられていることに抗議する社会運動である。MeTooをもじって「靴」と「苦痛」を掛け合わせた造語である。

2019年1月24日、石川優実はTwitterにおいて、職場でハイヒールの着用を女性に義務づけることは許容されるべきではない、と述べた。この発言のリツイート回数が数千回に及び、また、ほかの女性たちから足や背中の痛みを訴えるコメントが寄せられる様子を見た石川は、#KuTooの運動を始めた。石川は、特定の種類の靴を着用することを女性に義務づけている企業について、これを禁止するよう厚生労働省に求めるための署名をChange.orgで募った。

石川優実さんの代理人、神原元弁護士について
神原元（かんばらはじめ）は、日本の弁護士、活動家。自由法曹団常任幹事。植村隆の弁護団事務局長。レイシストをしばき隊の最初期のメンバー。（現在（2020年5月10日時点）もレイシストしばき隊に所属しているのか否かは不明。）

レイシストしばき隊とは？
対レイシスト行動集団(たいレイシストこうどうしゅうだん、Counter-Racist Action Collective、略称C.R.A.C.（クラック）は、「レイシストをしばき隊（レイシストをしばきたい。略称しばき隊）」を起源とする日本の市民活動団体。名前の由来は「レイシスト（差別主義者）」＋「しばきたい」と「隊」からの造語であり、在日特権を許さない市民の会などの右派系市民団体を「レイシスト」と断じレイシストをしばく活動を「カウンター」と称して、在特会等への右派系団体に対するカウンター活動等を行っている、などと報道されている。

②その他の差別を無くそうとしている活動家等も敵に回す

「伊藤詩織さんと山口敬之」
伊藤詩織さん・山口敬之さん事件というのを知っている人はどの程度いるでしょうか？
知らない方が多いと思うので説明しておきます。

2015年4月に当時TBSワシントン支局長だった山口敬之さんが、伊藤詩織さんという女性に対して準強姦を行った、というのが事件概要。

しかし

①事件は密室で起こっており、物証がないので、事実は永遠に2人にしか分からない
②密室で起きたことに関して双方の主張が大きく食い違っており、どちらか又は、両方が嘘をついている可能性も無いとは言えない
③山口敬之さんは嫌疑不十分で不起訴、その後の検察審査会でも不起訴相当と判断されている

という問題点が存在する。

この事件の、より詳しい内容については、下記の考察ブログをご覧頂きたい。

注意：上記ブログは「伊藤詩織さんが虚偽の主張をしているという立場に立ち」その主張の信憑性及び、虚偽の主張をするに至った動機について考察しています。そのため、内容が偏っています。

現在、伊藤詩織さんは主に海外でジャーナリストとして活躍しており、BBC（イギリス国営放送）等の番組に出演したりしています。

伊藤詩織さんと石川優実さんの接点
「#Kutoo」の提唱者の石川優実さんと、上記の伊藤詩織さんの両名は、2019年11月10日（日）に朝日新聞社主催の対談トークショーに登壇している。
それ以前から両名に接点があった可能性もありますが、明確に両名が接触しているのは、2019年11月10日（日）に朝日新聞社主催の対談トークショーです。

HRN（ヒューマンライツナウ）と伊藤詩織さん
ヒューマンライツ・ナウ(HumanRightsNow,HRN)は、日本を本拠とする、日本で初めての国際人権NGOです。
世界で今も続く深刻な人権侵害をなくすため、法律家、研究者、ジャーナリスト、市民など、人権分野のプロフェッショナルたちが中心となり、2006年に発足しました。ヒューマンライツ・ナウは、国際的に確立された人権基準に基づき、紛争や人権侵害のない公正な世界をめざし、日本から国境を越えて人権侵害をなくすために活動しています。
（ヒューマンライツナウ公式サイトより）

上記のブログによると伊藤詩織さんは、2018年2月23日に、ヒューマンライツナウ（以下：「HRN」と呼称）の講演会に登壇しています。
それ以前からこの団体と繋がりが有ったのか否かは不明ですが、HRN（ヒューマンライツナウ）と伊藤詩織さんに接点がある事が考えられます。

HRNは、国際的に確立された人権基準に基づき人権侵害を無くすために活動している団体です。
HRNの理事長（2020年5月10日現在）の申惠丰さんは、反差別国際運動「IMADR」（以下：「IMADR」と呼称）の日本委員会（IMADR-JC）理事だった事もある方です。（2020年5月10日現在、「IMADR-JC」に関与しているか否かは不明。）

IMADR（反差別国際運動）とは？
反差別国際運動（はんさべつこくさいうんどう、英語: The International Movement Against All Forms of Discrimination and Racism ; IMADR ）は、日本で設立された部落解放同盟系のNGO。

部落解放同盟の呼びかけで、国内外の被差別者団体や個人によって設立。国外の地域委員会や関係団体とともに、被差別少数者自身による国境を越えた連携・連帯を目指すとし、部落問題、アイヌ民族、沖縄の人びと、在日コリアンなど日本の旧植民地出身者およびその子孫、移住労働者・外国人などに対する差別、また、それらの集団に属する女性に対する複合差別などの撤廃に取り組むとしている。

• 日本発祥の人権関係NGOとしては初めて、国際連合との協議資格を取得した。
• ジュネーヴにも事務所を設置し、日本における組織として、反差別国際運動日本委員会 (IMADR-JC) を設置している。
• 反差別国際運動日本委員会は部落解放同盟中央本部の所在地と同一箇所にある。
  （Wikipedia-反差別国際運動より引用）
  等の特徴があります。
  団体の活動主旨及び上記の特徴より、部落差別を無くそうとする活動をしている団体の方、アイヌ差別を無くそうとする活動をしている団体の方、在日朝鮮人差別を無くそうとする活動をしている団体の方等が、「IMADR」の役員をしています。（2020年5月10日現在）

NHK Eテレ「バリバラ」2020年4月23日・4月30日放送回

NHK Eテレで放送されている「バリバラ〜障害者情報バラエティー〜」という番組があります。
『バリバラ〜障害者情報バラエティー〜』は、NHK教育テレビジョン（NHK Eテレ）で放送されている障害者をテーマにしたバラエティ番組・情報番組である。2012年（平成24年）4月6日に放送を開始した。NHK大阪放送局の制作。

• 「日本初の障害者のためのバラエティ番組」と銘打ち、障害者自身が（時には自らの障害をネタにして）笑わせることを目指した番組である。
• 「No Limits（限界無し）」をモットーにしており、本音をぶつけ合って「本気でバリアフリーな社会を目指す」としている。
  （Wikipedia-バリバラ〜障害者情報バラエティー〜より）
  障碍者差別の無い（バリアフリーな）社会を目指す事をコンセプトととしたこの番組の、2020年4月23日・4月30日の放送回は「バリバラ 桜を見る会」と題し安倍内閣及び、安倍内閣の桜を見る会問題を風刺する内容の物が放送されました。
  この回には上述の、伊藤詩織さんもゲスト出演していました。