恐怖観まとめ

恐怖について思ったことのまとめ。モーメントお引越し作戦その4。
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てい @orztee

日本の古典怪談って、怖いんじゃなくて悲しい・可哀想なんだよなあ。怖いと思ったことほぼない。

2018-08-08 18:08:59
てい @orztee

怨みって、怨まれるようなことしなきゃ良いわけで、触らぬ神に祟りなしが基本だと思う。で、それを知らぬ間にやってしまったり、意図的にやったりした人間が恐ろしい目にあう、というのが日本の怪談には多い。なんかそういうのじゃなくて、何も悪いことしてないのにひどい目にあうとかの方が怖い。

2018-08-08 18:13:45
てい @orztee

狐に化かされるって話は、だから結構怖いし嫌だ。

2018-08-08 18:14:48
てい @orztee

古典怪談よりは現代の、知らない人間から知らないうちに悪意をぶつけられていたりする話の方が怖い。

2018-08-08 18:17:30
てい @orztee

これあれだよね、因果応報の考え方が根強かったんだろうね。

2018-08-08 18:17:57
てい @orztee

昔は人の往来も緩やかだったろうし、知らない人と会うよりも知ってる人と毎日顔合わせて濃密なコミュニケーションをとっていたろうから、人の行き来が激しくて知らない人とのやりとりが増えた現代とは、恐怖の感覚が違っているのは当たり前なんだろうね。

2018-08-08 18:19:42
てい @orztee

ただ、怨念は特定の人間に向けられるものではあるけども、強すぎるとその土地やら物やらにつくこともあったっぽいし、それはそれで迷惑だし嫌だね。怖いというのとは違う気もするけど、やっぱり怖い。

2018-08-08 18:23:13
てい @orztee

この間買ってきた「恐怖の構造」(平山夢明著)を今日読み終えたんですが、そういえば実話怪談については触れていたけど古典怪談には触れてなかったなあ。忘れただけかな。

2018-08-08 18:27:04
てい @orztee

恐怖って本能的なものらしいし、どんな動物にも多かれ少なかれ恐怖感ってのはあるんだろうと思うんだけど、その動物が社会的なものであれば、その社会の変遷に合わせて、恐怖の対象も変わるんだろう。極端な話、昔は伝染病の恐怖や獣に食われる恐怖が強かったと思うけど今はそれ程でもない。

2018-08-08 18:33:58
てい @orztee

まあ、伝染病の恐怖は今でもゾンビ映画などでテーマとされてるけども。無くなりはしないけど、表現のされ方が変わるのかな。まあ、当たり前か。時代が変われば表現も変わるものだし。

2018-08-08 18:37:20
てい @orztee

という風に考えてみると、昔から今まで普遍的にテーマとされてきている恐怖の対象を挙げてみれば、人間が拭い去ることのできない恐怖、完全に克服できない恐怖というものが分かるのではないだろうか。社会や科学の進歩とともに消えていく恐怖もあるけど、消え去らない恐怖もある。

2018-08-08 18:40:20
てい @orztee

小・中学生までは怖い話好きだったんだけど、今は人一倍ビビリになってしまって、「恐怖」という抽象的なテーマを扱った本なら読めるのに実話怪談なんて以ての外みたいな人間になってしまった。これは多分、成長するにつれて「死」が近くなっていくのを感じたからではないだろうかという自己分析。

2018-08-08 18:46:10
てい @orztee

あと、人様の死をネタにして盛り上がったりするのが嫌になったってのも大きい。幽霊って、人間ですからね……。墓地へ肝試しに行こうとか、無理。

2018-08-08 18:52:13
てい @orztee

だから私が安心して見ていられるのは、悪魔とか妖怪とか怪物とかが出てきて立ち向かう系のホラーか、人間が何かに変質していく恐怖を扱ったものばかりになってしまった。けど、人間の変質というのは病気の人に対して失礼であるという見方もあるし、何が正しいのか分からなくなってきている。

2018-08-08 18:54:39