文アル研究・レポ・著作の感想まとめ
#文アル 文学部は大学で何をしているのか: syunju.blog.shinobi.jp/Entry/243/ 文アルで文豪に興味を持った方々向けに、元文学部生が文学研究の導入を書いてみました。文アルクラスタ他文学に興味を持っている方に読んでいただけると幸いです。
2017-01-09 16:03:46あと一般に意外と文学部=文学を研究する と思われがちですが、文学を研究しているのは文学科の人間だけで、広くは文化・歴史・言語等を研究する場所です。史学や語学、文化人類学など多様な研究を行っている場所なので、記載の内容は文学部というより、文学科の内容という方が正しいかもです。
2017-01-09 16:45:39田山花袋と島崎藤村の死の直前の会話「田山花袋と最後の対面」 『藤村全集 13巻』 pic.twitter.com/4j8O1cxtOC
2017-03-18 00:34:42#島崎藤村著作ブロマンス 読んでて見つけ次第定期的にメモとして使っていきたい。 とりあえず「桜の実の熟する頃」よりこれ。 pic.twitter.com/LFZ7BZ8ObA
2017-04-20 08:42:32#島崎藤村著作ブロマンス 『破戒』だとここ!銀之助と丑松の場面。「宿直の布団の中へ笑ひ乍ら潜り込んだ」の幸せ満載感がヤバい。全く幸せではないんだが...全く幸せではないんだが...! ※若干ネタバレ注意 pic.twitter.com/D63cMA4StU
2017-04-20 12:54:53(藤村全集13巻 『拾遺』より) 田山君の墓の前で 藤村「花袋のような強健な体の持ち主が先立ち、自分のような者が生き残るのは不思議」 ...切ねえ... pic.twitter.com/noMsyG8qg6
2017-04-22 06:57:32そういえば、藤村がリアルに弓を嗜んでいたのと、水泳が出来た件、本人が書いてるソースは『藤村全集9巻』などに修められる『飯倉だより』の「初學者のために」という文でした。これは初めて学問をするとき根気さえあればなんでも出来るという藤村なりの持ち例だった模様。 pic.twitter.com/LrOcd1gQKm
2017-05-05 16:35:49藤村の好物が茄子🍆って話が春に書いてあって、どこかで読んだ気がしてたら和辻哲郎の『藤村の個性』だった。読み返してみたら何だこの年季の入った可愛いおぢさん... pic.twitter.com/FuVtw20aF9
2017-05-11 08:30:28#文アル各沼入門書プレゼン 青空文庫にて10分以内で読める島崎藤村短編(リプ欄で計3作紹介) ①『雪の障子』…藤村の美しい日本語を楽しむ一作(aozora.gr.jp/cards/000158/f…) 静かな雪の降る光景、温かく優しいノスタルジーに浸れる。最後の句は向井去来の作。
2017-05-18 23:00:50②『朝飯』…藤村流四コマギャグ小説 (aozora.gr.jp/cards/000158/f…) 起承転結がはっきりとある短編。ドロドロした人間関係もなく、さっぱりしている読み口。意外と藤村はこれに近いギャグを青春グラフィティ系小説で用いる。この手の作品では主人公が常に苦笑いしている印象。
2017-05-18 23:01:57③『秋草』…青空の10分未満短編の中で個人的に一番藤村らしいと感じた一作。 (aozora.gr.jp/cards/000158/f…) 情景描写に反映される本人の好み。思考が強く自己卑下を含んでおり、これぞ島崎藤村。長ければ人物が掘り下げられると思われる。興味があったら是非中編へトライ。
2017-05-18 23:04:28推し(藤村)が伝える透谷の風貌 ・声が涼しげ ・晩年は身なりに構わず長髪 ・身体はどちらかと云えば痩せぎすな、少し肩の怒った人 ・考え深い目付き ・喉に傷がある 二次元映えしそう。 (参考:北村透谷の短き一生 aozora.gr.jp/cards/000158/f…)
2017-05-20 18:21:45#文アル 先週行ってきた花袋記念館のレポ書き終わりました。ちょっと紹介しきれなかったところもありますが、皆さん是非群馬県館林市にお越しください。 pic.twitter.com/NJwjZ1mL3m
2017-05-27 21:31:36芥川龍之介全集から藤村への言説がないか調べていたが二つほど収穫があった。1,芥川作『毛利先生』(全集四六版 4巻の81P収録) に、藤村の『並木』から引用した文言が載っていた。読んだのか聞き齧ったか定かでないが少なくとも芥川は藤村の『並木』を知っていたと思われる。
2017-06-04 14:08:45そういやこれ投稿しようと思っててうっかり忘れてた昨日の収穫2 『或る阿呆の一生』『侏儒の言葉』以外で芥川が藤村の『新生』への批評をしてる箇所を見つけたという件 四六版芥川龍之介全集5巻『大正八年度の文芸界』より pic.twitter.com/lLNFZgoHaV
2017-06-05 19:40:14島崎藤村は、室尾犀星・萩原朔太郎宛に著作送付感謝の礼として葉書を送っている。(『写真と書簡による島崎藤村』より) いずれも昭和四年のもの。葉書の文面は室生の方は不明だが、朔太郎の方は藤村全集書簡編に載っている。 pic.twitter.com/dYboNstOLl
2017-06-10 19:53:06朔太郎宛葉書の文面(藤村全集17より) 「先頃は御新著詩の原理御恵贈にあづかり辱く存じます。暮より家に病人などありましてまだ御受けの葉書も差し上げませんでした。よく拝見してと思ひますが御禮の試みのみに。草々拜具。」 なお全集確認でこの書簡の送付日は一月一六日。消印は十八日。
2017-06-10 19:56:09ちなみに文アルでは、藤村→朔太郎に手紙が届くが、藤村全集収録の書簡では朔太郎宛の手紙はこれ一通のみ。文アル図書館内では、朔さんととーそんが議論したようですが、内容は史実の方が優しいようですわ。(つまり元ネタですらないかも)
2017-06-10 20:01:03#島崎藤村著作ブロマンス 『家』下巻の81%から。またブロマンスというより今度はホモソーシャル的だが。 三吉(モデル藤村)が正太(モデル 甥の慎夫)から例えで恋人扱いされていた件 これには三吉も吹き出しますよねそりゃあ... pic.twitter.com/wGfje5JLln
2017-06-15 07:47:46田山花袋『東京の三十年』より、「小諸城址」 破戒を書く以前に花袋が小諸にある藤村宅を訪れた時の話。 長い事外国文学の話をしていたとか。この頃はまだ破戒執筆前だったが藤村世間的にそれなりに人気だったらしい。 dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…
2017-07-02 15:05:47RT>私も割と初期のころなんで自然主義だけ弓で別枠なのだろうと思ってた口ですが、自然主義が何だったのか知りたいという方には以下の専門書をお勧め致したく。 booklive.jp/product/index/… 端的に言うと、自然主義=島村抱月のラベリング、というのがわかる一冊です。
2017-07-15 13:26:25