tooriyanさんによる「テニミュポスターラリーの狙い」3,000字ツイート

tooriyan(@Turishuten )さんのターン!
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tooriyan @Turishuten

@tranta_さんの「青春体感ミュージカル=テニミュ」 http://togetter.com/li/149880を受けて考えた、「テニミュポスターラリーの狙い」を今から連投します。TL汚しごめんなさい。3000文字あるみたいなのですごく長いです。

2011-06-17 01:36:20
まとめ 青春体感ミュージカル=テニミュ 山手線15駅に掲示されたポスターの共通コピーにびっくりする。 10977 pv 21
tooriyan @Turishuten

まず、今から行う分析は私の付け焼刃によるマーケティング知識によるものなので、ここが間違えているという点があれば是非ご指摘をお願いします。 次に、この考察はあくまで分析したまでであって、テニミュ製作委員会の取った手法に共感したわけではないことをご理解ください。

2011-06-17 01:36:57
tooriyan @Turishuten

テニフェスでの映像出演、アニメイトの看板と袋、ラジプリへの出演。ヲタ周りへのプロモーション展開をしてきた2ndシーズンなのに、なぜここにきて山手線ポスターラリーをやったのか?ターゲティングぶれてないか?ヲタと関係ない新規層に訴求したいなら、キャッチコピーも的外れではないか?→

2011-06-17 01:39:00
tooriyan @Turishuten

→…こう言う意見が多い気がしますが、むしろターゲットはすべて「テニミュファン周辺のヲタク」であり、その層に対する一貫したプロモーションであると、私は考えます。 そして、twitter含めたソーシャルメディア上のクチコミと結びつきの強い手法だと推測します。

2011-06-17 01:39:35
tooriyan @Turishuten

結論から言うと「テニミュ山手線ポスターラリー」の真の狙いは、ポスターという媒体そのもので宣伝効果を挙げることではなく、密集多地点・限定期間・目立たない掲示で開催することのゲーム性によるファンの熱い集中的口コミ現象を、二次的な広告として利用することにあります。

2011-06-17 01:41:19
tooriyan @Turishuten

端的に言うと、「広告そのものを口込む口コミマーケティング」が、この宣伝企画の正体。

2011-06-17 01:41:24
tooriyan @Turishuten

そしてこの推測は、あのポスターのキャッチコピーはなぜtogetterの纏めから取ったっぽいのか?なぜ参考にしたのが他でもないtogetter(twitter)だったのか?の説明もすることができます。

2011-06-17 01:42:26
tooriyan @Turishuten

まず、クチコミマーケティングって何?について。クチコミマーケティングとは、「製品やサービスに関する『口コミ』を意図的に広め、低コストで効率的に商品の告知や顧客の獲得を行なうマーケティング手法」。今回の場合、製品やサービス=テニミュのポスター広告、顧客=テニミュファン周りのオタク。

2011-06-17 01:44:52
tooriyan @Turishuten

では、ポスター自体の宣伝効果を期待しない理由はなにか。ポスター現場に行ってみてると気づくが、サイズや掲出場所はお世辞にも分かりやすいとは言えないということ。 公式が場所説明をしなければいけないほど分かりづらい掲出に、宣伝効果があるとは思えない。

2011-06-17 01:45:39
tooriyan @Turishuten

予算が無かったからああなったと考えるのが普通だが、もし仮にサイズや場所が意図的だとしたら?しかもそれを多箇所で、別絵柄で、それも一週間という微妙に焦る短期間でやったらどうなるか?しかもコンプ癖の人が多いヲタ層がターゲットならば、どうなるか。

2011-06-17 01:47:42
tooriyan @Turishuten

とたんに「ポスターを見にいく行為」が「制限時間つき宝探しゲーム」になるのは明白。 ここに、クチコミマーケティングを拡げる仕掛けがあります。

2011-06-17 01:47:47
tooriyan @Turishuten

実際ゲーム性がなければ、あそこまで情報交換は活発に行われなかったと思う。口コミマーケティングは本来、商品の魅力をエネルギーに口込んいくけども、今回口コミ対象なのは商品ではなく広告。→

2011-06-17 01:49:22
tooriyan @Turishuten

→しかも撮り下ろし写真でもないし、ファンには目新しくない。なので、口コミを発生させるには別の仕掛けが必要。それが密集多地点・限定期間・目立たない掲示という、ゲーム性。

2011-06-17 01:49:32
tooriyan @Turishuten

http://bit.ly/kJbF82 ポスターラリーのゲーム性は、これの2)他人を巻き込むと利便性が増す の行動源になっている。「一週間一人で探し切れない、ならば同じファンを巻き込んでやるしかない!」これが、ゲーム性の仕掛けに後押しされて発生した、ファンのクチコミエネルギー。

2011-06-17 01:50:51
tooriyan @Turishuten

仕掛け人は、広告の二次宣伝効果の方にフォーカスして、ファンが手がかりやポスター画像をブログ、mixi、twitter、facebookなどの口込めるメディア上で情報共有してもらうことを前提としていたのでしょう。→

2011-06-17 01:51:39
tooriyan @Turishuten

→ゲーム感覚にモチベが上がった状態のファンが、ごく短期間に同じ話題をすると、爆発的な発信エネルギーになる。 RTしたりいいね!を押せば、ファンは受信者から発信者になる。これが二次的発信者。

2011-06-17 01:51:49
tooriyan @Turishuten

受信者でありターゲットであり、テニミュファンをフォローする・マイミクに抱える周辺の潜在顧客層(原作ファン、俳優つながりの特撮ファン、忍たまミュなどの別アニミュファンなど)のページは、たちまちポスターの話題だらけになる。→

2011-06-17 01:52:35
tooriyan @Turishuten

→twitterなんかはTLの話題がポスター一色、これを特に実感するサービスでしょう。 こうやってテニミュ周辺の似た趣味の人たちに「あ、テニミュのキャンペーンやってるんだな」という気づきを与える。

2011-06-17 01:52:49
tooriyan @Turishuten

で、ここまでは普通の口コミマーケティングなんだけど、今回くちこむ商品はポスター広告そのものなの。ここがポイント。

2011-06-17 01:53:24
tooriyan @Turishuten

画像を添えて更新したらば、潜在層はそのポスター自体も目にすることになり、本来の広告媒体としての機能も果たすことになる。 実際に山手線まで見に行かなくても、見に行くまでモチベが高くない全世界の似た趣味の潜在顧客に広告を届けられる。これで広告の物理的制約を排した。

2011-06-17 01:53:48
tooriyan @Turishuten

したがって、山手線で開催するのは「宝探し」をしてくれる二次発信者ファンが無理なくコンプ出来るようにとの物理的考慮があるだけで、ネット上で二次発信されれば本当はどこに貼ったって構わないはず。宝探しゲーム性ナシならば、公演開催地に満遍なく貼りたいんじゃないかな?

2011-06-17 01:54:36
tooriyan @Turishuten

山手線利用者に向けて発信していないのだから、キャッチコピーがコア向けな理由も納得が行く。テニミュ周辺潜在顧客はすでにテニミュがどんなものか、多かれ少なかれ知識を持っている。→

2011-06-17 01:55:21
tooriyan @Turishuten

→ただ違いは、足を運んだことがない、体験したことがないということ。そんな人達を動かすには「体験者だけが共感できるコピー」これが必要だとの判断でしょう。だからこそ見に行った人が理解出来る「青春」のキーワードと、「体感」の文字を入れた。

2011-06-17 01:56:53
tooriyan @Turishuten

「青春体感ミュージカル=テニミュ」を見て、テニミュ周辺潜在顧客は「テニミュの知識はあるはずなのに、自分にない情報だ」と認識する。自分が体験出来ていないものはわかるはずがないから、テニミュがイコールすることの、青春体感に繋がらないのだ。

2011-06-17 02:01:07