【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第275話「攻守転倒」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第15話に収録されています。
0
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」01】 第275話です。この時期は割とページ数が少ない回が多いです。月刊誌連載で、ページ数に偏りがあるのは誌面の都合、作者の都合など様々な事情があったのでしょうが、もしかして横山先生、関羽の最期を少しでも先延ばししたいという気持ちがあったのかも。

2020-05-15 15:13:34
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」02】 ここからは関羽の転落劇となります。魏軍は徐晃の率いる先鋒隊に曹操の率いる大軍が加わり、今や山野を埋め尽くさんばかりの大軍となって関羽の陣に迫ってきます。 魏軍の到着を知った関羽は、迎え撃たんと出撃します。

2020-05-15 15:15:32
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」03】 徐晃は関羽が出てきたのを見ると、かかれと合図。太鼓が鳴らされ魏軍も戦闘態勢に。両軍激しくぶつかります。関羽は魏軍兵士を次々に切り倒していきます。 しかし、ここで、今までじっと我慢していた樊城の兵が、突如城門を開いて打って出ます。

2020-05-15 15:17:38
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」04】 曹仁は援軍の到着を首を長くして待っていましたが、魏の大軍の登場に大喜びしたのは言うまでもないでしょう。今までの鬱憤をはらすべく、関羽軍に向かっていくものですから、手薄になった関羽の包囲陣は苦もなく突破されます。

2020-05-15 15:19:01
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」05】 関羽軍は襄江の上流へ向かって敗走しだします。勢いに乗った魏の大軍は夜になっても追撃をやめず、関羽軍はずたずたに分断され、多くの兵士が地上にその骸をさらします。

2020-05-15 15:20:28
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」06】 関羽はかろうじて襄陽に入りましたが、その勢力は半減していました。 そして、ここで初めて荊州城が孫権の手に落ちたという事実を知るのです。傅士仁、糜芳もすでに呉に降ったと聞き、なんたること、とうなだれる関羽。

2020-05-15 15:22:14
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」07】 兄者(玄徳)に合わせる顔がないと関羽。しかし、これからのことを考えなければなりません。前には呉軍、後ろには魏の大軍とあれば、身動きが出来ません。成都に加勢を求め、荊州を奪い返すしか手はありません。

2020-05-15 15:23:49
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」08】 関羽は馬良と伊籍に、成都へ向かって援軍を乞うようにと指示をします。ここでしばらく足止めとなります。 一方、追い込んでいる魏軍。曹仁は関羽が襄陽にて行動を決めかねているうちに追撃しようと言います。

2020-05-15 15:25:53
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」09】 しかし、ここで部下からお待ちくだされ、の声が。名前は出てきませんが、吉川三国志では司馬趙厳とされています。 曰く、ここで窮地に陥った関羽を追撃すれば「窮鼠猫を噛む」のたとえ通り、魏軍も大きな被害が出ることを覚悟しなければならぬ、と。

2020-05-15 15:29:56
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」10】 では追撃をやめると、と曹仁が言うと、部下はこのままにしておけば関羽は荊州を奪い返すことを考えるだろう、と答えます。察しのいい曹仁。関羽をそのままにしておくことは、孫権には大きな脅威となるということだと理解します。

2020-05-15 15:31:08
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」11】 呉に害を残しておくのです、という部下の言葉に、曹仁はこれ以上の追撃はやめ、引き返すことにします。かくして、魏軍は曹操の中軍にことごとく集まりました。

2020-05-15 15:32:34
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」12】 曹操はこと度の合戦の第一級の勲功は徐晃であるとし、徐晃を平南将軍に封じ、襄陽を守らせることにしました。関羽をこれ以上追い詰めない方針については曹操も了承したものと考えられます。

2020-05-15 15:34:35
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座275「攻守転倒」13】 魏軍の追撃はここまでですが、関羽が苦しい立場に追い込まれているのは変わりありません。果たして関羽はこの先どのように動くのか…、続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2020-05-15 15:36:44