『ボーン・アイデンティティー』編 第二回【映画作品の構成についてあーだこーだ言う会】

ツイッター上にて【映画作品の構成についてあーだこーだ言う会】の第二回が行われました。 課題作品は、脚本構成に革新的な変化を与えたとも言われる『ボーン・シリーズ』第一作、『ボーン・アイデンティティー』です。
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狂猫病 @kyobyobyo2
【映画作品の構成についてあーだこーだ言う会】 第2回『ボーン・アイデンティティー』 はじめます! #物語構成あーだこーだ
狂猫病 @kyobyobyo2
会の進め方は前回とほぼ同じです。 まず『ボーン・アイデンティティー』の構成について、私が事前にまとめたものを連投します。 参加される方はそこにリプライをつけるか、#物語構成あーだこーだ のタグをつけてツイートしてください。(タグは常につけてもらえると、後でまとめやすくなります)
狂猫病 @kyobyobyo2
構成についてはあくまでも私見ですので、違った見解があればどんどんリプライをつけてください。 以前に呟いていた鑑賞のポイントもリツイートしますので、そちらにリプライしていただいても結構です。 解釈の多様性を楽しみましょう! #物語構成あーだこーだ

幕構成とプロットポイント

狂猫病 @kyobyobyo2
#物語構成あーだこーだ ①【幕構成について】 仮に三幕構成であるとして、それぞれの幕がどのシーンからどのシーンまでかを確認してみましょう。 余裕があれば時間配分も計ると面白いです。 プロットポイント、ミッドポイント、インサイティング・インシデントもそれぞれ確認しておきたいところ。
狂猫病 @kyobyobyo2
『ボーン・アイデンティティー』 (本編111分) 【第一幕】(0分 ~ 27分) ・漁船に救助される ・チューリッヒで警官二名を撃退(インサイティング・インシデント?) ・貸し金庫からパスポートと金を得る ・アメリカ大使館での逃走 ・マリーと合流(プロットポイント1?) #物語構成あーだこーだ
狂猫病 @kyobyobyo2
【第二幕】(27分 ~ 92分) ・工作員の招集 ・車でフランスへ ・アパートでカステルと交戦 ・警察とのカーチェイス ・マリーの髪を切る(ミッドポイント?) ・ホテルと警備会社を調査 ・マリーの旧友宅へ ・プロフェッサーを撃退 ・マリーを逃がす(プロットポイント2?) #物語構成あーだこーだ
狂猫病 @kyobyobyo2
【第三幕】(92分 ~ 111分) ・ポンヌフ橋へCIAコンクリンを呼び出す ・CIAの市内拠点へ侵入、過去を知る ・護衛を倒し拠点を脱出、コンクリン死亡 ・ギリシャ、マリーのもとへ #物語構成あーだこーだ
狂猫病 @kyobyobyo2
構成は以上です。 用語については、横紙やぶりさん(@d_yokogami)のサイト( note.com/yokogamiyaburi… )に大変わかりやすい解説がありますのでご参照ください。 あくまで個人的な見解ですので、異論や疑問、大歓迎です。 それではどうぞ、あーだこーだお願いします! #物語構成あーだこーだ
横紙やぶり @d_yokogami
@kyobyobyo2 インサイティング・インシデントは私も同じ考えです。 PP1ですが、アメリカ大使館で警備員に囲まれて撃退するところではないでしょうか。(続く) #物語構成あーだこーだ
横紙やぶり @d_yokogami
@kyobyobyo2 ボーンのキャラクター・プロブレムは記憶喪失です。 公園で警官に声をかけられて体が反応する、自分について記憶(スパイであること)を思い出すことがインサイティング・インシデントなら、アメリカ大使館で意識的にその力を使い始めることが対比になり、PPとしてふさわしいのかなと思ってます。
狂猫病 @kyobyobyo2
@d_yokogami キャラクター・プロブレムを「記憶喪失」とし、そこに重点を置いた解釈であればその通りだと思います 気になるのは、そのCPが物語の進行にしたがってズレていく点ですね ボーンは実際「自分が何者であるかなんてどうでもいい!」と後半に叫んでいます (続きます)
狂猫病 @kyobyobyo2
@d_yokogami ボーンの実際のCPは「自分は本当に悪人なのか」と「新しい生を守ることができるのか」というところに帰結していくのではないかと考えています(両者は密接に結びついている) そしてこの変化するCPにおいて重要な鍵はマリーであり、その出会いと別れがそれぞれプロットポイントになっていると考えます
狂猫病 @kyobyobyo2
@d_yokogami ちなみにPP2についてはいかがでしょうか? #物語構成あーだこーだ
横紙やぶり @d_yokogami
@kyobyobyo2 PP2は私も同じ考えです。 MPは違うかなと思ってます。 その前に、ボーンのCPですが、「記憶喪失」と言っても、自分を取り戻すことや新しい自分の居場所を得るがテーマになると思うので、狂猫病さんとそんなに考えは違わないです。(続く) #物語構成あーだこーだ
横紙やぶり @d_yokogami
@kyobyobyo2 狂猫病さんが言ったCPはボーンの変化の過程なので、そのたりの考えが違うのかなと思ってます。 次にMPいきますね。 #物語構成あーだこーだ

ミッドポイント

横紙やぶり @d_yokogami
@kyobyobyo2 MPは、52分付近。 車のなかでボーンがマリーに逃げろと言ったのに、マリーが一緒に行くと決心したとこかなと。 インサイティング・インシデント、PP1ともに警官や警備員に囲まれてますね。 このシーンでもフランス警察が迫ってます。状況が似ているというのも理由です。(続く) #物語構成あーだこーだ
横紙やぶり @d_yokogami
@kyobyobyo2 あと、マリーとフランスに行くまでの過程はサブプロットです。 マリーの決心によって、ボーンの問題に入っていくことになります。このあたりもMPかなと思う理由です。 #物語構成あーだこーだ
狂猫病 @kyobyobyo2
@d_yokogami マリーとの関係とサブプロットについてはまったく同意見ですね 私が「マリーの散髪」をMPとしているのは、まずビジュアル面での変化として見えやすいというのがあります そしてもう一つの理由は、おそらく本作が『ローマの休日』を意識しているであろうということです #物語構成あーだこーだ
横紙やぶり @d_yokogami
@kyobyobyo2 『ローマの休日』は観ていないので分かりませんでした。 マリーとのラブシーンは雰囲気的にMPに相応しいのですが、中間での物語の転換点と考えるとやはりさっきのところかなと。 #物語構成あーだこーだ

『ボーン・アイデンティティー』≒『ローマの休日』説?

狂猫病 @kyobyobyo2
『ボーン・アイデンティティー』、『ローマの休日』意識している説いきます べつにそんなに大したものじゃありませんが #物語構成あーだこーだ
まとめ 映画『ローマの休日』奥深い名作のストーリー構成を解説(ネタバレ有り) ウィリアム・ワイラー監督、ダルトン・トランボ脚本作品『ローマの休日』についてのレビューです。 映画ファンなら誰もが知っている名作ですが、そのストーリー構造には類似作品を寄せつけない奥深さがあります。 今回は主人公ふたりの内面性からの解説を試みました。  ※大いにネタバレを含みますので未見の方は注意 4037 pv 11 26
狂猫病 @kyobyobyo2
#物語構成あーだこーだ 『ローマの休日』の構成については以前簡単にまとめましたので、そちらをご参照ください togetter.com/li/1484624 本作が『ローマの休日』を意識していることが感じられる傍証はいくつかあって ・ヨーロッパが舞台のアメリカ映画(現地ロケ) ・ヒロインが中盤で散髪する
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