- toshi3636_1
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昨日の天声人語で、ニュートンの創造的休暇のことが書かれていて、ペスト流行で田舎にひっこんでいた1、2年の間に万有引力の法則とか、微積分とか生涯の業績を発見してしまって、あとはあまり大したことはなかった(授業も下手くそだった)みたいな趣旨だったけど、面白かった。
2020-05-23 07:18:12ぼくは「ポンコツ」という言葉の語感が好きで、語源とかぐぐらないで書いているけど(ぐぐるのもぐぐらないでいろいろ想像するのも好きだ)、人生のほとんどがポンコツな人が、たまたまあるときものすごい力を発揮するというメタファーは実際にもあると思うし、面白いと思う。
2020-05-23 07:19:33ニュートンはもちろん偉大だけど、フックやライプニッツとの(確か)成果争いや、錬金術へののめり込み、それから造幣局長官かなにかになっていばっていたイメージとかいろいろあって、必ずしも生涯にわたって現役の知の巨人とかいうんじゃなくて、ポンコツだった時代も長かったように思う(笑)。
2020-05-23 07:21:25もちろん、「私は海岸できれいな小石や貝殻を拾って遊んでいる少年だったけど、真理の大海は目の前に未知のまま広がっている」とか、「巨人の肩に乗ったから遠くまで見えた」のような真摯で誠実な言葉から、ニュートンの志向性も感じられるけど、一方でポンコツだった側面もあったというのが面白い。
2020-05-23 07:22:49生涯ほとんどポンコツだけど、ある時だけすごい創造性を発揮するというのは、今話題のPCRを発明したキャリー・マリスなんかにも当てはまるイメージで、ガールフレンドと海岸に行ってサーフィンしているときにPCRを思いついたというのはニュートンのりんごくらい印象的な話だ。
2020-05-23 07:24:33もちろん、ここで書いていることは伝記的にきちんと裏付けができることとは限らないけれども、そもそも他人の人生なんて、すぐ横に小型ドローンが飛んで記録しているわけじゃないから、その生きた軌跡のすべてが実証できるわけじゃないし、水掛け論になるのが関の山だとも思う。
2020-05-23 07:25:52ニュートンや、マリスが、生涯のほとんどがポンコツで、ある時期だけ偉大な業績を発揮するというメタファーはおそらく一発学習としての創造性の成り立ちからするとそんなに外れていないわけで、ポンコツの一発屋が人類史を変える大発見をするというのはそれほど物事の本質から外れてはいない見方だろう
2020-05-23 07:27:14以上、連続ツイート2559回、「ポンコツの一発屋が人類史を変える大発見をする」をテーマに、7つのツイートをお届けしました。
2020-05-23 07:28:25