茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2562回「BBC radio 3 とradio 4は、BBCのラジオ放送の良心」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２５６２回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

昨日、BBCのradio 4のことを書いたけれども、音楽好きにとっての絶対の信頼のブランドはBBC radio 4で、このチャンネルは一日中クラシック音楽をやっている。bbc.co.uk/sounds/play/li… 正確にいうと、広い意味でのクラシック音楽というか、もう少し広いけれども、とにかくいいやつをやっている。

茂木健一郎 @kenichiromogi

BBC radio 3のいいところは、クラシック音楽中心と言っても、手垢のついたクラシック音楽観じゃなくて、イノベーティヴな音楽だとか、新しい音楽だとか、あるいは斬新な切り口の音楽紹介もしているところで、編集や番組編成のセンスがかなりすぐれていることである。

茂木健一郎 @kenichiromogi

だから、ぼくは基本隙間時間でBBC radio 4をBGM的にかける一方で、音楽聴きたいなあ、という時にはBBC radio 3をかける。この二つで、ほとんど需要は満たされるというか、もし無人島に行ってこの二つの局しか聴けないよ、と言われても、別に困らないくらいいい感じである。

茂木健一郎 @kenichiromogi

BBC のラジオには、もっと「普通のやつ」もあって、あまり聴かないけれども、Radio 1とか、Radio 2とかは、時々耳にすると、なんだかうるさくっぽく喋っていたり、がんがんポップとかロックがかかっていたりして、それはそれでいいんだけど、静かに言葉や音楽を聞くにはradio 3 とradio 4でいい。

茂木健一郎 @kenichiromogi

それで、BBCは年間いくらという（たしか１万とか２万円んくらいだと思う）ライセンスフィーで成り立っているわけだけど、radio 3 とradio 4があるだけで、ライセンスフィーを払いたい、と思うくらいの充実度である。それに、テレビは英国外では見られないけど、ラジオはこうして日本にいる私も聴ける。

茂木健一郎 @kenichiromogi

受信料やlisence feeによって成り立っている公共放送は、やはりよい番組をつくって、人々を納得させてこそお金を払ってもらえると思う。radio 3とradio 4のレベルの高さは一つの模範である。もちろんBBCもいろいろな番組を作っているけど、この二つがラジオでは「良心」だと多くの人が思っている。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート２５６２回、「BBC radio 3 とradio 4は、BBCのラジオ放送の良心」をテーマに６つのツイートをお届けしました。