近代有数のラノベっぽい人生を送った実在の人物・モルトケ

22歳で国家機密となる論文を書いたフォン・ブラウン博士はラノベっぽいという話から思い出した、リアルラノベな人物、ヘルムート・カール・ベルンハルト・フォン・モルトケ氏について。
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儀狄@パブリックエネミー @giteki

@futaba_AFB ラノベキャラみたいな人生を送ってる人としてはモルトケさんがいたような。

2011-06-22 00:45:58
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

初耳ですどちらのモルトケさんでしょうか?“@giteki: @futaba_AFB ラノベキャラみたいな人生を送ってる人としてはモルトケさんがいたような。”

2011-06-22 00:49:35
儀狄@パブリックエネミー @giteki

@futaba_AFB ドイツ帝国の一番有名なモルトケさんです。

2011-06-22 00:50:04
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

@giteki そちらのモルトケさんでしたか、概略しか知らなかったので、中々厨二っぽいじんせいなのですね(酷い

2011-06-22 00:58:32
儀狄@パブリックエネミー @giteki

@futaba_AFB モルトケ伝説その1:貴族という名ばかりの貧乏貴族の家に生まれ、幼い頃に母国はナポレオン戦争に敗れ、一時期国が無くなった。家計を助けるために士官学校に行ったが、体が弱かったことと性格が消極的だったことで軍人として名を成すとは誰にも思われていなかった。

2011-06-22 00:55:28
儀狄@パブリックエネミー @giteki

@futaba_AFB モルトケ伝説その2:『戦争論』で有名なクラウゼヴィッツが校長を務めるベルリン陸軍大学校に編入されたが、二人の交流はまったくなかった。(にもかかわらず後年、クラウゼヴィッツの思想的な後継者と言われることになる)

2011-06-22 00:58:51
儀狄@パブリックエネミー @giteki

@futaba_AFB モルトケ伝説その3:卒業後、プロイセン陸軍に復帰したが給料が安くて食っていけず、短編小説を書いたり、ギボンの『ローマ帝国衰亡史』を翻訳する契約まで結んだが、出版社が倒産しておじゃんになった。

2011-06-22 01:00:37
儀狄@パブリックエネミー @giteki

@futaba_AFB モルトケ伝説その4:参謀本部付きとなったが芽が出ず、半年の休暇を取ってトルコに行った。そしたらトルコで才能を見込まれて軍事顧問になり、結果的にトルコに4年ほどいることになった。(続く)

2011-06-22 01:03:45
儀狄@パブリックエネミー @giteki

@futaba_AFB モルトケ伝説その4続き:トルコにいる間に第2次シリア戦争で敗北するが、負けたのは軍司令部がモルトケの意見を無視し、イスラム聖職者の意見に従ったせいである。帰国後、義理の姪(妹が嫁いだ旦那が、先妻との間にもうけた娘)と結婚。当時モルトケ42歳、姪は16歳。

2011-06-22 01:07:21
儀狄@パブリックエネミー @giteki

@futaba_AFB モルトケ伝説その5:57歳で参謀総長となるが、当時の参謀本部は閑職だった。それを大改革し、参謀本部を重要な組織に育て上げ、参謀本部の準備の元、鉄道を効率的に活かした戦略が普墺戦争、普仏戦争で大活躍する。

2011-06-22 01:11:33
儀狄@パブリックエネミー @giteki

@futaba_AFB モルトケ伝説その6:以上のようにヴィルヘルム1世の元では大活躍したが後年、ヴィルヘルム2世と対立して辞任。数年後に死去。そしてヴィルヘルム2世はご存知の通り、第1次大戦で敗北して帝国が崩壊しました。おわり。

2011-06-22 01:13:51
儀狄@パブリックエネミー @giteki

@futaba_AFB モルトケ伝説余談:その3で書いた短編小説『二人の友人』はいくつかのモルトケ全集に収録されてる。本人にとっては黒歴史にしたいんじゃないかと思ってそうだが、あの世でモルトケに会ったら聞いてみたい(笑)

2011-06-22 01:17:30
ぼろ太@C102 日曜日 東地区 “ア” ブロック 27b @futaba_AFB

@giteki モルトケさん死んでまでも黒歴史に苛まれるのですね・・・

2011-06-22 01:24:40